【冷凍できるの?】ピーマンの上手な冷凍方法とおかずレシピをご紹介

ピーマンは1年を通してわりと安価な値段で購入できるので、よく使う野菜の1つではないでしょうか?

通常ピーマンは冷蔵庫で保存しますが、長期間保存していると、しなびて品質が落ちてしまいます。すぐに使わない場合は、冷凍保存した方が美味しい状態を保つことができます。

ピーマンは冷凍してもあまり品質が変わらないので、冷凍に向いている野菜。しかし、美味しさや見た目の劣化を抑えるためには、注意点もあります。

ピーマンを冷凍するときに気をつけたいポイント、保存できる期間、お弁当のおかずに役立つ簡単レシピをご紹介します。

ピーマンを冷凍保存するときの3つのポイント

ピーマンの冷凍保存

ピーマンは、生のまま冷凍保存できます。その際、気をつけたいポイントが3つあります。

種・ヘタをきれいに取る

ピーマンを洗い半分に切り、種とヘタをきれいに取ります。種とヘタは傷みやすいので、付いている状態のままだと、品質が落ちてしまいます。

種の部分は冷凍すると黒く変色してしまうので、きれいに取り除くことが大切です。

水分をよく拭く

キッチンペーパーで、水分をよく拭きます。水分を含んだ状態で冷凍してしまうと、傷みの原因や、しなっとした食感になってしまいます。

品質を落とさないために、きちんと水分を拭くことが大切です。

水分を拭いたあとに、使いやすい大きさにカットします。

ピーマンの肉づめにする場合は、半分に切ったまま、炒めものにする場合は細切り、ピラフなどの具材にする場合はみじん切りにしておくと、使いやすいです。

重ならないように並べて、密閉して冷凍する

カットしたピーマンをラップに包む、もしくは密閉できる保存袋に入れて冷凍します。その際、ピーマン同士が重ならないように並べることがポイント。

冷風に当たる面積が大きくなり、均一に冷やされるので、素早く冷凍できます。素早く冷凍すればするほど、傷みが少ないので新鮮な状態を維持できます。

基本的にピーマンは生のまま冷凍できますが、加熱してから冷凍もできます。

その場合は、少し硬めにゆでたり炒めたりすると、解凍後の食感が良くなります。

ピーマンの保存期間

ピーマンの保存期間

冷蔵の保存期間は1~2週間

ピーマンをすぐに使うのであれば、冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。

冷蔵保存する際の注意点は、まとめて袋に入れた状態で保存しないこと。ピーマンは置いておくとエチレンガスを発生させるので、まとめて袋に入れて保存していると、エチレンガスによって成熟が進み傷みやすくなります。

1つ1つきちんと分けておくと、1~2週間保存することが可能。カットしたピーマンの保存期間は、1週間ほどです。

冷凍の保存期間は1カ月

ピーマンを冷凍すると、1カ月ほど保存できます。

ピーマンを冷凍することのメリットは、保存期間が延びるだけでなく、苦味がなくなること。

冷凍すると苦味が和らぐので、ピーマンが嫌いな方でも食べやすくなります。ピーマンは、冷凍しても品質があまり変わりません。

新鮮なうちに冷凍することで、品質の良い状態を維持し、栄養価、美味しさも落ちずに保存できます。すぐに使わないのであれば、早めに冷凍保存することをおすすめします。

>>【冷凍で長持ち】野菜の保存方法で気をつけるべき3つのポイント


栄養士が解説!ピーマンの栄養について

ピーマングラフ

ピーマンにはトマトの5倍とも言われるほどのビタミンCやビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンPとビタミンを豊富に含んでいます。
熱に強いビタミン
ビタミンA、D、E、Kなどは脂溶性で、加熱調理しても栄養価が消失しにくいのが特徴です。また、加熱によりカロテンの吸収率もアップします。
ビタミンPとは
壊れやすい性質のビタミンCを熱や酸化から守ってくれます。この、ビタミンPは水溶性なので茹ですぎたり、水に長時間さらすのは避けましょう。油でサッと炒めたり湯通ししたりするなど、短時間の加熱で効率よく食べましょう☝
ピーマンはワタと種にも栄養が?
取り除いて捨ててしまうピーマンのワタと種の部分。皆さんはどうしていますか?ピーマンのワタと種には、カプサイシンやピラジンなどの血行を良くして冷え症の改善に役立つ成分や、余分な塩分・水分を排出する働きがあるカリウムが豊富に含まれています。種ごと食べれば、さらに栄養価アップですね!!

るりさん
栄養士 るり

戸板女子短期大学で栄養士の資格を取得し、同大学を卒業。卒業後杏林大学で食品衛生管理者の資格も取得。現在はデイブレイク株式会社で食材の冷凍情報を発信しながら、様々な食材の冷凍実験を統括。趣味は旅行とフラダンス。好きな野菜はブロッコリー。


お弁当におすすめ!冷凍ピーマンを使ったおかずレシピ6選

冷凍したピーマンは、炒めもの、ドライカレー、パスタソースの具材などに最適です。凍った状態でそのまま料理に使うことができるので、便利です。

また、ピーマンを調理してから冷凍保存もできるので、作り置きしておくと、お弁当のおかずに役立ちます。
簡単に作ることができる、お弁当に便利なおかずレシピを6つご紹介します。

ピーマンの肉づめ

ピーマンの肉づめ

出典:https://cookpad.com/recipe/1434196

☑【材料】
・ピーマン
・ひき肉
・玉ネギ
・卵
・片栗粉
・塩、コショウ
・油
・ケチャップソース、デミグラスソースなど(お好みで)

玉ネギをみじん切りにして、よく炒めます。ボールにひき肉と卵、炒めた玉ネギを入れ、塩・コショウで味付けをしてこねます。
半分に切ったピーマンに片栗粉をまぶし、ピーマンの中にこねた具材をつめ、その上からさらに片栗粉をつけます。
フライパンに油をひき、ピーマンの肉づめを並べ、中火で蓋をして焼きます。
ケチャップソースやデミグラスソースなど、お好みのソースをかけて完成。

片栗粉をピーマンにまぶし、つめた具材の上からもう1度つけることで、具材がピーマンからはがれないので、失敗せずに作ることができます。

ピーマンとシラス炒め

ピーマンとシラス炒め

出典:http://igaitoumai-3.seesaa.net/article/419542496.html

☑【材料】
・ピーマン
・シラス
・すりおろしショウガ
・醤油
・みりん
・ゴマ油

ピーマンを細切りにします。フライパンにゴマ油を引き、シラスを炒めます。
ピーマン、醤油、みりんを入れ、水分がなくなるまでよく炒めて完成。

ピーマンのきんぴら

ピーマンのきんぴら

出典:http://erecipe.woman.excite.co.jp/

☑【材料】
・ピーマン
・ゴマ油
・砂糖
・みりん
・醤油
・ゴマ

ピーマンを細切りにし、ゴマ油を引いたフライパンの中に入れて炒めます。
ピーマンがしんなりしてきたら、砂糖、みりん、醤油を入れさらに炒めます。
味がなじんできたら、最後にゴマ油を少し加え、ゴマを振りかけて完成。

ゴマの風味が飛ばないように、ゴマを入れたらすぐに火を止めることがポイントです。

ピーマンとニンジンのナムル

ピーマンとニンジンのナムル

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/kapikuma_rin/7877762.html

☑【材料】
・ピーマン
・ニンジン
・ゴマ油
・醤油
・本だし

ピーマンとニンジンを千切りにします。
フライパンにゴマ油をひき、ピーマンとニンジンを炒めます。火が通ってきたら本だしを入れ、味がなじんできたら醤油を加えます。
醤油が全体に絡んできたらサッと炒めて完成。

ピーマンとウィンナー炒め

ピーマンとウィンナー炒め

出典:http://recipe.radishbo-ya.co.jp/detail/07411/

☑【材料】
・ピーマン
・ウィンナー
・オリーブオイル
・塩、コショウ
・コンソメ
・醤油

ピーマンとウィンナーを乱切りにします。
フライパンにオリーブオイルをひき、ピーマンとウィンナーを炒めます。
塩・コショウとコンソメで味付けし、仕上げに醤油を回し入れて完成。

万能野菜そぼろ

万能野菜そぼろ

出典:http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1780013736/

☑【材料】
・鶏ひき肉
・ピーマン
・ニンジン
・玉ネギ
・なす
・料理酒
・コンソメ
・塩、コショウ

ピーマン、ニンジン、玉ネギをみじん切りにします。
熱したフライパンに油をひき、鶏ひき肉を炒めます。
みじん切りにしたニンジン、玉ネギ、料理酒を加えてよく炒めます。
火が通ってきたらみじん切りにしたピーマンを入れ、コンソメ、塩・コショウで味付けをして完成。

このまま食べても美味しいですが、卵焼きやドライカレーの具材としても使えます。
和風味にしたい場合は醤油、だし、ショウガなどを入れると良いです。
また、カレー味にしたい場合はカレー粉を入れるなどの、アレンジもできます。
 
 
作ったおかずは、冷ましてから1回分ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍します。
使う際は、電子レンジで解凍してお弁当箱につめるだけです。

1カ月ほど保存できますが、長い期間冷凍保存していると品質が落ちてしまうので、2週間くらいで使い切るようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ピーマンは冷凍してもあまり品質が落ちないので、冷凍しておくと、美味しい状態のまま長期間保存できます。

生のまま、調理してから、どちらも冷凍できるので、すぐに使わない場合は冷凍することをおすすめします。

今回ご紹介した冷凍のコツを抑えて、ぜひピーマンの冷凍を試してみてください。

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

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