【焼き方付き】ハンバーグの冷凍保存方法と保存期間、厳選レシピ!

ハンバーグの調理が面倒だと感じたことはありませんか?

大人にも子供にも人気なメニューのハンバーグですが作るには手間がかかります。

時間がかかるのは玉ねぎをみじん切りして加熱・冷めるのを待つ、ひき肉などと混ぜて成形、じっくり中まで火を通すと工程が多いからです。

そんな悩みをこの記事では、冷凍保存することで解決する方法を紹介していきます。

ハンバーグを冷凍するメリット

ハンバーグを冷凍保存するメリット

傷みやすいハンバーグを保存することができる

ハンバーグはひき肉を使用していることや、その他の具(玉ねぎなど)を混ぜ合わせて調理するため、他の食材よりも傷みやすくなっています。

特に冷蔵保存する場合は1日以内に食べるのが好ましいです。

そんなハンバーグを冷凍することことで、保存期間を延ばすことができます。

「たくさん作りすぎてしまったとき」「お弁当、夜食などで少しほしいとき」のために冷凍保存がオススメです。

作るのに手間がかかるハンバーグを好きな時に食べられる

ハンバーグの調理は「簡単」とは言い切れませんよね。手順も少なくありませんし、玉ねぎの粗熱が取れるのを待ったり、ハンバーグの中まで火を通すために焼き時間が長かったりなど、手間も時間もかかってしまいます。

そんなハンバーグを冷凍して保存しておけば、好きな時に解凍して食べることができます。
一人暮らしの夕食になどでも便利に使えます。

お弁当など、小分けに使いたいときに使えて便利

ハンバーグがお弁当に入れば、十分主役になってくれますよ。

また、おかずが足りないかなと思ったときなどにも、冷凍保存ハンバーグがオススメです。

ハンバーグを小さめに作り小分けにラップに包むなどしして冷凍保存しておけばすぐに使うことができます。

冷凍方法

ハンバーグの冷凍方法は2パターンあります。こねた後のタネのまま冷凍する場合と焼いた後に保存する場合です。

タネのまま冷凍する場合は
① 手早く冷凍ができます(焼いて冷凍する場合は焼く時間、冷ます時間がかかります)
② ハンバーグ以外のひき肉メニュー(肉団子、ロールキャベツなど)にアレンジできます

焼いてから冷凍する場合は
① 保存期間がタネの2週間に比べ1ヶ月間と長くなります
② 焼いてからの冷凍のほうが、焼く際にジューシーさを保ったまま調理しやすいです

ハンバーグ以外の用途にもアレンジしたい方は「タネのまま冷凍」、ハンバーグとして調理したい方は「焼いてから冷凍」するという風に選んでいただければと思います。

保存期間や使用用途によって合う方法を選んでください。

ハンバーグのタネを冷凍する場合

1) ハンバーグのタネを1つずつラップで包み、金属トレイになるべく重ならないようにして冷凍庫へ
熱伝導性のいい金属トレイに乗せることで素早く冷凍することができ、肉汁(ドリップ)の流出を防ぐことでうま味を逃がさないようにできます

ラップで包んで冷凍して保存する

2)冷凍できたら、ジップロックに入れて空気をなるべく抜いて保存

空気を抜いて冷凍して保存する

焼いたハンバーグを冷凍する場合

1) 焼いたハンバーグの粗熱を取ります。
2) 以降はタネで冷凍する場合と同様です。
こちらも素早く冷凍して肉汁(ドリップ)の流出を防ぎ、うまみを逃がさないために金属トレイで冷凍することをオススメします。

焼いたハンバーグを保存

ハンバーグは傷みやすいメニューです。

保存することがあらかじめ決まっている場合、調理の段階から雑菌が入りにくいように「こまめに手洗い、こねるときは調理用手袋を使う」など注意しておくことが必要です。

解凍方法

焼き方などの解凍方法

焼いたハンバーグの解凍

1) 食べる1日前くらいに冷蔵庫に移して解凍しておく
(電子レンジの解凍機能を使ってもOK)

ハンバーグの焼き方

2) 電子レンジで加熱するか、フライパンで焼く(水や白ワインで蒸し焼きにするとふっくら焼きあがります)

フライパンで蒸す

フライパンで蒸す

今回はハンバーグが小さめなので水50mlで蒸し焼きにしました

ハンバーグの焼き方

時間がないときは1)の解凍を省いて冷凍のまま加熱してもかまいません。しかし、ドリップ(肉汁)がでてしまいパサパサになってしまうことがあるので注意してください。

冷凍したハンバーグの焼き方

もちろん【焼いたハンバーグ】と同様、解凍してから焼く方法もあります。その際は同じような方法で調理してください。

ここでは時間がない方、急いで冷凍ハンバーグを調理したい方に冷凍したままのハンバーグを「おいしく焼く方法」を紹介します。

1) フライパンに油をひき、冷凍ハンバーグを入れた後に火をつけます。
※霜などが付いていた場合、油がはねてしまい危険なので落としておいてください。

2) 強火で裏表両面に焼き色を付けます。先に表面を焼くことによって肉汁を中に閉じ込めます。

3) 蒸し焼きにするために水または白ワインを入れ、ふたをします。入れる水分の量は冷凍ハンバーグ1個につき50ml~60mlが目安になります。

4) フライパンの水分がなくなったら、ふたを取り中まで火が通っているか確認します。竹串などをハンバーグの中心に刺して、透明な肉汁が出てきたらOKです。

※解凍作業をしていないので、火が通るのが時間がかかります。しっかりと確認して生焼けにしないようにしてください。

お弁当に入れる場合
夏場は冷凍したハンバーグのままお弁当に入れて、自然解凍でも構いません。保冷剤代わりになるので、他のおかずが傷むのを防いでくれます。

冬場では、自然解凍では中心まで解けない場合もあるので、レンジやトースターで加熱してからのほうがオススメです。

保存期間

常温保存の場合

先にも少し触れましたが、ハンバーグは非常に傷みやすいメニューです。ひき肉自体が空気う雑菌に触れやすいこと、複数の食材を混ぜ合わせているためです。

そのため、ハンバーグはそもそも常温保存は不可能です。

食中毒を防ぐために、少しでも食べるまでに時間があく場合はラップをかけて冷蔵庫に入れることをオススメします。また、常温で置いておくと、肉汁が出てしまいハンバーグの食感も悪くなってしまいますで注意してください。

冷蔵保存の場合

【ハンバーグのタネのままの場合】
保存期間は1日です。それ以上になる場合はひき肉の鮮度が急激に落ちてしまいますので冷凍保存をしてください。

【焼いたハンバーグの場合】
保存期間は3日です。食べる前にいたみがないか、においなどチェックをしてから食べましょう。

冷凍保存の場合

【ハンバーグのタネのままの場合】
保存期間は約2週間です。なるべく早めが好ましいです。

【焼いたハンバーグの場合】
保存期間は1か月です。ひき肉は徐々に劣化していきます。1か月保存できますがなるべく早めに食べていただくと、おいしくいただけます。


絶品ハンバーグレシピ5選

離乳食後期~完了期 簡単ハンバーグ

中に入れる野菜などでアレンジ色々試せます。牛乳や卵不使用も嬉しいメニューです。

☑材料(12個分)
鶏ひき肉150~160g
豆腐  150グラム
玉ねぎのみじん切り お好み
にんじんのすりおろし お好み
お好みの野菜、ひじき(ベビーフードも可)お好み
片栗粉 大さじ3
しょうゆ 適量

<作り方>
1)豆腐を水切りします。冷凍保存する場合はしっかりめに水切りをしてください。
2)玉ねぎのみじんぎりを炒めて、粗熱をとります。
ボールにすべての材料を入れてこねる。片栗粉は最後に入れてください。
※ここで冷凍保存する際は、豆腐の形が残らないようにつぶしておきます。
形が残っている場合、解凍した際豆腐がカスカスの食感になってしまいます。
3)約12個分に分けて、ハンバーグを形成します。小さな子供の手でもつかみやすいように小さめに丸めます。
4)普通にハンバーグを焼く要領で焼きます。返したあとは水を入れて蓋をし、蒸し焼きにします。水分がなくなったら焼き色を付け完成です。
5)粗熱が取れたら小分けにラップします。ジップロックなどの保存パックに入れて冷凍してます。
離乳食の完了期でしっかり歯で噛むことを練習したい場合はレンコンなどを入れるなど野菜を工夫してもOK
また、その他の野菜もみじん切りにして入れるなど、いろいろ試せるメニューです。

お弁当用簡単ハンバーグ

先にソースで煮込んでおくことが、すぐ使えるPOINTです。

☑〈材料〉
合挽き肉 300g
すりおろした玉ねぎ 約1個
パン粉 大さじ3
塩コショウ少々
◇ケチャップ 大さじ3
◇みりん、ソース 各大さじ2
◇砂糖、醤油、油、各大さじ1
油 大さじ1

<作り方>
1)◇を先にまぜ合わせておきます。
2)◇以外の材料をこね合わせます。
3)2を形成し、油大さじ1を敷いたフライパンに並べて、中火で焼きます。
4)焦げ目が付いたら裏返し、ふたをして蒸し焼きにします。
5)火が通ったことを確認したら、1を入れて絡めます。
絡まったら再度ふたをして1〜2分ほど蒸し焼きにします。
6)味が染みれば完成
粗熱を取り小分けして、冷凍保存します。
朝、必要な分だけレンジで加熱してお弁当に使えます。
もちろんお弁当以外にも、朝食のパンにチーズとはさんで食べるなどにも便利です。

ミニハンバーグでアレンジ ロールキャベツ

ハンバーグは解凍せずに簡単においしいロールキャベツが作れます。

☑材料(3人分)
ミニハンバーグ3個
ウインナー お好みで ~3本
キャベツ3~6枚
サラダ油大さじ1
玉ねぎ 1/2個
人参 お好みで 1/3~1/2本
ホールトマト缶 1缶
水 缶の半分
洋風だし(フォンドボー、ブイヨン)1個
スパイス お好みで
炒めたまねぎペースト、チャツネ、はちみつ、ジャムのいずれか1つ 
大さじ1/2~大さじ1
ケチャップ大さじ1
ウスターソース 大さじ1

<作り方>
1)使うハンバーグの大きさがキャベツで包むのに大きすぎるようなら半分に切るなどします。
2)キャベツを水を流しながら破らないようにはがしてておきます。
3)キャベツの芯を包丁で除いておきます。
大きめの皿にキャベツを乗せラップをしてしなっとなるまで加熱します。
4)玉ねぎの半分は薄切りに、残りはみじん切りにします。
人参は薄すぎない大きさにスライスしておきます。
5)キャベツでハンバーグを丁寧に巻きます。キャベツでウインナーも巻きます。
巻き終わりは爪楊枝で固定しておきます。
(巻き方) 手前をおりあげる、左右も中におる→手前からぐるぐる巻く→最後の残っている端を内側におる、爪楊枝で固定
6)お鍋にサラダ油を入れて玉ねぎを炒めます。しんなりしたら人参も入れます。
7)トマト缶、水(分量はトマト缶の半量が目安)、洋風固形だし、炒めたまねぎペースト、ケチャップ、ウスターソース、お好みでスパイスを鍋に加えます。
トマト缶のトマトは混ぜながら、へらでつぶします。
8)5を加えて25分程煮込みます。完成

ピーマンのハンバーグ詰め焼き

少ない材料で簡単にできる、まさに時短メニューです。お弁当にも使えます。

☑材料
ピーマン3個
冷凍ミニハンバーグ3個
豚ロース薄切り6枚 ベーコンでも代用可
とろけるチーズ 少々 

<作り方>
1)冷凍しておいたハンバーグをピーマンの中に入るくらいの大きさにカットします。
ピーマンは半分に切り、タネを取っておきます。
2)ピーマンの肉詰めに通常使用する小麦粉などはなくても大丈夫です。
ピーマンにチーズとハンバーグを乗せます。チーズが溶けることでハンバーグがずれにくくなります。
3)ロース薄切り肉を巻きます。ハンバーグの乗っていないほうから焼き始めるので肉の巻き終わりが、ハンバーグの乗っていないピーマンのほうに来るようにしてください。
4)巻き終わりから焼きます。焼き色が付いたら、ひっくり返してふたをして焼きます。弱火から中火。
5)綺麗に焼き色がつけば完成

ハンバーグのピカタ

少しの手間で、いつものハンバーグがまた違った味に変身します。ケチャップをつけて食べれば、お子様にも大人気です。お弁当に入れても色合いが鮮やかになります。

☑材料
冷凍ハンバーグ5個
卵1個弱
片栗粉 小さじ1
塩コショウ少々
油 適宜

<作り方>
1)溶き卵にして、そこに片栗粉と塩コショウを混ぜ合わせます。
2)ハンバーグを解凍し、1の液に浸します。
3)フライパンに油をひき、2を中火くらいの火加減で焼きます。
はじめはは上下の両面を焼いていきます
4)再度1の液にくぐらせて両サイドも焼いていきます。
5)2~4を繰り返します。卵液でハンバーグが覆われたら完成
※焦げ目がついてしまわないように気を付けて根気よく焼いてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ハンバーグの冷凍は身近な存在ですが、意外と気を付けたい点が多かったのではないでしょうか。

保存がききにくいメニューなので、細菌が入ってしまわないよう気を付けて調理することを心がかけてくださいね。

ハンバーグをより「時短で便利においしくいただくため」の冷凍保存の方法を知り、おいしいアレンジを楽しんでみてください。

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

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