【お菓子の保存方法徹底ガイド】冷凍方法、保存期間、解凍方法を詳しく紹介!

お菓子は冷凍できないと思っていませんか?

冷凍できないお菓子もありますが、ケーキやクッキーなどの洋菓子、和菓子全般など、さまざまなお菓子が冷凍できます。基本的にお菓子は日持ちがしないので、すぐに食べきれない場合は冷凍することをおすすめします。

冷凍することで、2週間~1カ月保存できます。
お菓子の種類ごとの冷凍方法や注意点、保存期間、解凍方法を詳しくご紹介します。

また、鮮度、品質を落とさずに冷凍できる、急速冷凍活用法について解説したいと思います。

冷凍に向いているお菓子、向いていないお菓子

お菓子

お菓子は冷凍と非常に相性が良いです。
ゼリーなど、相性の悪いものもありますが、ご家庭で食べる機会の多い焼き菓子などは品質が落ちづらいです。

冷凍しても大丈夫なお菓子は、スポンジ生地、タルト生地、パイ生地、バターケーキ、ムース、焼き菓子、ホイップ生クリーム、和菓子など。
しっかり火を通してあるお菓子や、和菓子全般は冷凍しても品質が落ちづらいです。

ドーナツの冷凍保存と解凍

ドーナツ

ドーナツの通常の保存期間

市販のドーナツは販売元の消費期限に従って消費してください。手作りドーナツの場合は、1日で食べきったほうが良いです。

冬は常温での保存、夏は傷みやすいので冷蔵庫での保存がおすすめ。ドーナツは揚げているので酸化しやすく、時間がたつと風味が落ちます。
すぐに食べきれない場合は冷凍したほうが、美味しく食べることができます。

ドーナツの冷凍方法、保存期間、解凍方法

小さめのドーナツならば1回分ずつ、大きめのドーナツならば1つずつ小分けにしてラップで包みます。保存袋に入れ、空気を抜くように密閉します。

冷凍すると、1カ月保存できます。食べる際は、常温で自然解凍してください。室温などにもよりますが、30分~2時間で解凍できます。

解凍したらトースターで温めると、より美味しくなります。ただし、チョコレートコーティングされているドーナツは温めると溶けるので、自然解凍したらそのまま食べたほうが良いです。

ケーキの冷凍保存と解凍

ケーキ

ケーキの通常の保存期間

ケーキは、冷蔵庫内で製造日から2日間保存できます。冷蔵庫で保存すると乾燥してしまうので、箱から取り出し、ラップで包む、もしくは保存容器に入れると良いです。

パウンドケーキなどのようにバターをふんだんに使っているケーキは、夏場でなければ常温で保存して大丈夫です。また、日持ちが長く、1週間ほど保存できます。
ただし、バナナなどのフルーツが入っている場合は傷みやすいので、3~4日で食べきったほうが良いです。

パウンドケーキも乾燥するとパサパサした食感になってしまうので、ラップでしっかり包むことが大切です。

ケーキの冷凍方法、保存期間、解凍方法

チーズケーキ、パウンドケーキ、シフォンケーキ、ガトーショコラなど、焼いて火を通してあるケーキや、生クリームのデコレーションケーキなどは、基本的に冷凍できます。

デコレーションされていないケーキは、食べやすい量ごとにラップで包み保存袋に入れて冷凍します。デコレーションされているケーキは形が崩れやすいので、密閉できる保存容器に入れて冷凍します。

約1カ月冷凍保存できますが、美味しさを考えると2週間ほどで食べることをおすすめします。

食べる際は、冷蔵庫内で解凍します。カットケーキの大きさならば、4~6時間で解凍することが可能。常温で自然解凍すると、一気に解凍が進み水っぽい食感になってしまうので、常温での解凍は避けてください。

また、解凍してから時間がたつと鮮度が落ちてしまうので、解凍したら早めに食べたほうが良いです。

ケーキを冷凍する際の注意点

フルーツが入っているケーキは、注意が必要です。フルーツタルト、イチゴを使ったショートケーキ、フルーツの入ったロールケーキなどは、冷凍に向いていません。

フルーツは冷凍すると水分が抜け、食感が悪くなり、ケーキ自体も水っぽくなってしまいます。フルーツの入っているケーキを冷凍する場合は、フルーツを取って冷凍すると良いです。

クッキーの冷凍保存と解凍

クッキー

クッキーの通常の保存期間

市販のクッキーは、未開封ならば賞味期限内まで常温で保存できます。開封したクッキーや、手作りクッキーの場合、そのまま置いておくと湿気てしまいます。

常温でも比較的保存できるクッキーもありますが、量が多く食べきれない場合などは冷凍も検討してもいいかもしれません。

クッキーの冷凍方法、保存期間、解凍方法

クッキーを保存袋に入れて、ピタッとなるように空気を抜いて冷凍します。保存期間は約2週間

食べる際は、冷蔵庫内、もしくは室温で解凍します。そのまま食べても美味しいですが、トースターで温めるとサクっとした食感が戻ります。

また、焼く前の生地の状態でも冷凍することが可能。薄く延ばした状態の生地、型抜きした状態の生地、どちらもラップでしっかりと包み冷凍します。

食べたいときに冷凍庫から出し、半解凍、もしくは凍ったままオーブンで焼くと、美味しいクッキーを作ることができます。
 

ようかんの冷凍保存と解凍

羊羹

ようかんの通常の保存期間

ようかんは賞味期限が長いので、未開封であれば長期間保存できます。しかし、開封したようかんは風味が落ちやすく、早めに食べたほうが良いです。

すぐに食べきれない場合は、冷凍保存したほうが美味しさを維持できます。

ようかんの冷凍方法、保存期間、解凍方法

食べきれる量ごと小分けにラップで包み、保存袋に入れて密閉します。2週間ほど保存が可能。食べる際は、常温で自然解凍してそのまま食べることができます。

あんこ、きな粉はもちろん、牛皮、もち米なども冷凍できるので、ほとんどの和菓子が冷凍しても美味しく食べることができます。

大福の冷凍保存と解凍

豆大福

大福の通常の保存期間

賞味期限内の場合、湿気の少ない冷暗所で常温での保存が可能。製造した日に食べ切ることをオススメします。

大福の冷凍方法、保存期間、解凍方法

乾燥しないように1つずつラップでしっかりと包み、保存袋に入れて冷凍します。保存期間は2週間

食べる際は、常温で自然解凍すれば大丈夫ですが、餅がかたい場合は電子レンジで温めると、美味しく食べることができます。ただし、温めすぎると餅がやわらかくなりすぎるので、注意が必要です。

今川焼きの冷凍保存と解凍

今川焼き

今川焼きの通常の保存期間

冬は常温、夏は冷蔵庫で2日間保存できます。常温や冷蔵庫で長期間保存していると生地が乾燥してしまうので、すぐに食べないのであれば、冷凍保存することをおすすめします。

今川焼きの冷凍方法、保存期間、解凍方法

乾燥しないように、1つずつラップで包み冷凍します。1カ月ほど保存できます。

しかし、長い間冷凍保存していると、生地が冷凍やけしてぽそぽそになってしまうので、早めに食べたほうが良いです。

食べる際は、電子レンジで解凍します。目安は500Wで約2分。温めるとふっくらした生地に戻り、美味しく食べることができます。

せんべいの冷凍保存と解凍

せんべい

せんべいの通常の保存期間

未開封ならば、賞味期限内まで保存ができます。開封したせんべいはすぐに湿気るので、2~3日以内に食べきれない場合は冷凍したほうが良いです。

せんべいの冷凍方法、保存期間、解凍方法

保存袋にせんべいを入れ、空気を抜くように密閉して冷凍します。2週間ほど保存することが可能。

食べる際は、常温で自然解凍してそのまま食べることができます。湿気ている場合は、トースターで温めるとパリッとした食感に戻ります。

作りたての美味しさを閉じ込める!急速冷凍活用法

通販やお取り寄せで、冷凍ケーキや冷凍和菓子などたくさんの冷凍お菓子が販売されています。冷凍することで保存期間を延ばすことができるので、ネットでの販売ができます。

しかし、長期間冷凍保存すると風味、食感はどうしても落ちてしまいます。ですので、冷凍お菓子を扱っているお菓子屋では、急速冷凍して販売しています。

通常の方法で冷凍すると、凍るまでに時間がかかり品質の劣化を招いてしまいます。急速冷凍すると速いスピードで凍らせることができるので、品質の劣化を防ぐことが可能。

例えば、通常の冷凍方法で冷凍したケーキと生のケーキを比較すると、品質の違いが出てしまいます。

しかし、急速冷凍することで作りたての品質のまま凍らせることが可能。風味、鮮度、形も良く、生のケーキと変わらない品質を維持できます。

また、和菓子においても味、香り、見た目の良い状態を維持し、お店で販売しているものと変わらない美味しさを味わうことができます。

このように、急速冷凍することで美味しいお菓子を、どこにいても楽しむことができます。

まとめ

冷凍に向いていないお菓子も一部ありますが、焼いてあるお菓子や和菓子など、たくさんのお菓子が実は冷凍できるのです。

お菓子をそのまま置いていると乾燥してパサパサしてしまうことや、湿気で美味しさが落ちてしまうことが多いです。

冷凍すると保存期間が延び、美味しく食べることができますので、食べ切れない場合はぜひ冷凍してみてください。

>>【冷凍肉と魚の日持ちは?】気になる賞味期限と、賞味期限を延ばすコツ

>>【冷凍で長持ち】野菜の保存方法で気をつけるべき3つのポイント

この記事の監修者

木下 昌之

デイブレイク代表
木下 昌之

70年続く老舗冷凍機屋の3代目。2013年、特殊冷凍テクノロジー×ITを軸に国内唯一の特殊冷凍機の専門会社としてデイブレイクを創業。各種メディアや書籍「フードテック革命」にてフードテック企業の代表格として紹介されるなど、「急速冷凍」をコアに食品流通業界の根本改革に邁進中。

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