地元のお客さんに安定して供給！生と味が変わらないと評判で、20%値上げをしたがそれでもほしいと言ってくれています！

課題

たくさんしらすが獲れた日にストックしたい。

飲食店への安定供給を実現したい。

急速冷凍機の導入を検討した経緯

飲食店の生しらす需要は土日。しかし漁が土日にあるとは限らず悩んでいました。

急速冷凍機導入前は、しらすの漁があった日にのみ、地元の知り合いの飲食店などに連絡して卸していました。

生しらすが美味しく食べれるのは、水揚げしてから数時間の間だけです。それよりも長い時間置いておくと、味がガクッと落ちてしまいます。

そのため、飲食店に生しらすが並ぶのが、その日の朝に漁があった日に限られていました。

飲食店の生しらす需要は土日に偏るのですが、漁は天候に左右されるので都合よく供給は出来ません。

知り合いの飲食店からも、最低一日は生しらすを出せる日がないとメニューに載せられないと言われ、悩んでいました。

そんな中、他のお店で生しらすを急速冷凍しているのを知り、急速冷凍に興味を持ちました。

生しらすを冷凍保存できるようになると、大漁の日に冷凍しておき、いつでも出荷できるようになります。

また、賞味期限が延びるのでいままで生しらすを食べることができなかった内陸部の人にも届けることができます。

このように、急速冷凍機を導入すれば今までの悩みが大きく解決できると感じました。

急速冷凍機導入後の効果

保存期間が格段にのび、しかも生と変わらない味で安定供給。お客様にも大変喜ばれています。

しらすを急速冷凍することで、保存期間が30倍以上に伸びました。

生しらすは賞味期限が当日中です。しかし、急速冷凍するとマイナス18℃以下の保存で一か月は確実に持ちます。

検査機関の認可などを経て、最終的には賞味期限を6か月にしたいと思っていて、美味しいしらすを年間を通して供給できるようにしたいと思っています。

肝心のしらすの冷凍品質ですが、知り合いに急速冷凍生しらすを食べてもらったところ、生と味が変わらないと言ってもらえました。

通常の生しらすに比べて20%値上げをしましたが、それでも必要な時に手に入るなら買いたいと言ってくれています。

また、最近は生しらすを冷凍する以外にも急速冷凍機を使用しています。

食品が熱いまま入れても冷却できるので、釜揚げしらすを冷やしたり、自分が釣った魚の寄生虫を殺すのにも使用でき、様々なことに役立っています。

今後の展望

余らせる事がないので、今まで以上に漁に出れると期待しています！

しらすが冷凍保存できると、余ることがないので今まで以上に漁ができるようになりました。

しらすは魚探に移らないので、日が昇って明るくなってから漁をします。

朝一発目でとれた場合は朝市に間に合いますが、それ以降とれたしらすは自分で釜揚げしらすに加工するか、地元のお店に売るかしかできませんでした。

そのため導入前の去年は、漁に出ても地元に売れる量だけしか獲らなかったのですが、今年は冷凍保存できるので一日に２回３回も漁ができると期待しています。

漁獲量も2倍3倍になり、売り上げも2倍3倍

また、自社で使っているのは一日３時間くらいなので、使用していない期間は使いたい人がいれば貸すこともできると考えています。