冷凍庫の温度が下がらない原因と対処法|業務用冷凍庫が冷えない問題を解決

冷凍庫の温度が下がらない原因と対処法|業務用冷凍庫が冷えない問題を解決

こんにちは。急速冷凍機の厳選比較サイト「春夏秋凍」のライターチームです。

冷凍庫が冷えない原因は、扉の閉まり不良や霜の付着、温度設定ミスなど、さまざまです。問題を放置すると、食材が傷んだり、エネルギー効率が悪化したりするため、早めに対処する必要があります。

この記事では、冷凍庫の温度が下がらない原因と対処法、冷凍庫の温度を適切に保つ方法について詳しく解説します。冷凍庫の温度が下がらなくて困っている人は、参考にしてください。

この記事でわかること/解決できること

  • 冷凍庫の温度が下がらない代表的な原因が網羅的に理解できる
  • 各原因に対する具体的な対処法がわかる
  • 冷凍庫の温度を適正に保つための日常的な管理方法が学べる
  • 冷凍庫の故障を予防するための注意点を把握できる
  • 修理や買い替えの判断基準が明確にわかる

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冷凍庫の温度が下がらない原因と対処法

冷凍庫の温度が下がらない原因は、多岐にわたります。それぞれの対処法を解説します。

冷凍庫の扉が正しく閉まっていない

冷凍庫の温度が下がらない原因として、冷凍庫の扉が正しく閉まっていないことが挙げられます。冷凍庫の扉が正しく閉まっていないと、冷気が漏れるだけでなく、外の暖かい空気が入り込み、庫内の温度が上がります。特に忙しいときは、扉を閉めたつもりでも、完全に閉まりきっていないことがあるため、注意しましょう。

霜の付着や冷却口の塞がりが影響している

霜の付着や冷却口の塞がりが影響しており、冷凍庫の温度が下がらないケースもあります。最近の冷凍庫には自動で霜を取り除く機能が備わっていますが、故障や頻繁な開閉、水分の多い食材の影響で、霜が大量に発生することがあります。冷却口に霜が付着して塞がれると、冷気の循環が妨げられ、庫内の温度が下がりにくくなる原因になるでしょう。

※関連記事:【業務用】冷凍庫につく霜の原因を徹底究明!着霜を防ぐ方法とは?

コンプレッサーが故障している

コンプレッサーの故障も、冷凍庫の温度が下がらない原因の1つです。コンプレッサーは冷凍庫の冷却を担う重要な部品で、故障すると冷却機能が停止し、庫内が冷えなくなります。コンプレッサーの修理は、自分で対応するのが難しいため、メーカーや専門業者に相談しましょう。部品の供給がある場合は、修理で対応できることもあります。

冷凍庫の設定温度が誤っている

冷凍庫の設定温度が誤っており、温度が下がっていない場合もあります。設定温度が「弱」になっていたり、高めに調整されていたりすると、冷凍庫が十分に冷えません。また、掃除の際にコンセントが抜けてしまっている可能性も考えられます。ドアの閉まりや霜、パッキンに問題がない場合は、設定温度を確認しましょう。

※関連記事:急速冷凍機は温度が最も重要!凍結〜保管〜解凍工程ごとに解説

ドアのゴムパッキンが故障している

ドアのゴムパッキンの故障も、冷凍庫の温度が下がらない原因の1つです。ドアのゴムパッキンが壊れていると、隙間から外気が入り、冷凍庫が冷えないことがあります。ゴムパッキンを掃除して、汚れが原因か確認しましょう。

掃除しても改善しない場合、ゴムパッキンが劣化している可能性があるため、交換が必要です。交換が必要な場合は、メーカーや専門業者に相談しましょう。冷凍庫が古くなったと感じたら、ゴムパッキンだけでなく他の部分も劣化しているかもしれないため、買い替えを検討するのもよいかもしれません。

電源プラグが抜けている

冷凍庫の温度が下がらない原因として、電源プラグが抜けているケースも挙げられます。冷凍庫は常に稼働しているため、電源プラグは差しっぱなしにしておくべきですが、何かの拍子でプラグが抜けていることがあります。普段あまり確認しない部分なので、電源プラグが抜けていないかチェックすることも大切です。

食材を入れすぎている

冷凍庫に食材を入れすぎると、内部の温度が下がらなくなり、冷凍がうまくいかない原因になります。冷凍庫には適切な容量があり、過剰に詰め込むと冷却効率が低下します。食品の冷凍を目的とするのであれば、冷凍庫ではなく急速冷凍機を使用することをおすすめします。

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冷凍庫の温度を適正に保つ方法

冷凍庫の温度を適正に保つには、押さえておくべきポイントがあります。ここでは、3つの方法について詳しく解説します。

冷凍庫内の整理整頓と正しい食材の配置

食材をスムーズに取り出すには、冷凍庫内を整理整頓しておくことが重要です。食材を詰め込みすぎると、扉が閉まりにくくなったり、取り出しに時間がかかったりして、冷却効率が下がる原因になります。効率よく使うために、以下のポイントを意識して整理しましょう。

  • 使用頻度が高い食材は手前に置く
  • 種類ごとに整理して収納する
  • 料理ごとに必要な食材をまとめる

温度設定の定期的なチェック

冷凍庫の温度設定を定期的にチェックし、必要に応じて調整することも大切です。「弱」の場合は「中」に変更し、それでも凍りにくければ「強」に設定すると改善することがあります。設定方法は機種によって異なるため、取扱説明書をチェックしましょう。

さらに、冷蔵庫や冷凍庫の設置場所にも気をつける必要があります。次のような場所に置くと、冷却性能が低下する恐れがあるため、避けましょう。

  • 直射日光が当たる場所
  • 発熱する機器(コンロなど)の近く

ゴムパッキンや電源プラグの定期的な点検

ゴムパッキンは、冷凍庫のドアと本体の密閉性を保つ重要な役割がありますが、汚れや固形物が付くと機能が低下することがあります。まずはゴムパッキンを拭き取って、改善されるか試してみましょう。劣化が進んで閉まらない場合は、修理や交換が必要です。

また、冷凍庫に電源プラグが正しく差し込まれているかどうかも確認が必要です。コンセントを一度抜いて再度差し込むことで、動作が復旧する場合もあるため、試してみましょう。

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冷凍庫が冷えない等の温度異常を防ぐための注意点

冷凍庫が冷えない等の温度異常を防ぐための注意点は、主に2つあります。以下で、それぞれの注意点について詳しく解説します。

ドアの開閉頻度を減らす工夫をする

冷凍庫の温度異常を防ぐためには、ドアの開閉頻度を減らしましょう。冷凍庫のドアを頻繁に開け閉めすると冷気が逃げ、コンプレッサーに負担がかかります。冷凍庫内を整理し、取り出すものを事前に決めてからドアを開けることで、開ける回数と時間を減らせるでしょう。

温かい食材をそのまま入れない

冷凍庫に温かい食材をそのまま入れないことも大切です。温かい食材を冷凍庫に入れると、すでに冷凍されている他のものが溶けたり、傷んだりする可能性があります。また、蒸気が冷やされて霜が発生することもあるため、温かい食材を冷凍庫に入れる際は、必ずあら熱をとってから入れましょう。金属製のバットに乗せて冷凍すると、効率よく凍らせることが可能です。

また、出来立ての美味しさを保ちたい、温かいまますぐに入れたい場合は、温かいまま入れられる急速冷凍機がおすすめです。

温かい食材をそのまま冷凍できる急速冷凍機はこちら

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冷凍庫の修理・買い替えを検討すべきタイミング

冷凍庫が冷えない場合、まずは自分で対処せず、メーカーや専門業者に相談しましょう。無理に修理を試みると、問題が悪化する可能性があります。冷凍庫や冷蔵庫は、1日でも動かなくなると非常に困るため、早めに問い合わせることをおすすめします。

もし機械的な故障が原因であれば、修理か買い替えを検討するのがよいでしょう。特に購入から時間が経っている場合、修理後も他の故障が発生する可能性があり、買い替えた方がコストを抑えられることもあります。

※関連記事:急速冷凍とは?温度や凍結時間の定義から業務用までを徹底解説
※関連記事:急速冷凍機の種類を比較!おトクな導入方法も解説

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まとめ

冷凍庫の温度が下がらない原因には、扉やパッキンの不具合、霜の付着、コンプレッサーの故障などが考えられます。問題を放置せず、定期的な点検を行い、適切な対処をすることで冷却効率を維持できます。また、冷凍庫が古くなったり、自分で解決できなかったりする場合は、修理や買い替えのタイミングを見極めることが重要です。

デイブレイク株式会社は、急速冷凍機の売上シェアでトップを誇る企業です。機械販売にとどまらず、機械選定から納品後の冷凍品質向上までを包括的に提案しています。冷凍を活用した事業を検討する際には、ぜひお問い合わせください。

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木下 昌之

この記事の監修者

デイブレイク代表
木下 昌之

70年続く老舗冷凍機屋の3代目。2013年、特殊冷凍テクノロジー×ITを軸に国内唯一の特殊冷凍機の専門会社としてデイブレイクを創業。各種メディアや書籍「フードテック革命」にてフードテック企業の代表格として紹介されるなど、「急速冷凍」をコアに食品流通業界の根本改革に邁進中。

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