【冷凍できるの?】切り干し大根の冷凍保存方法とアレンジレシピ!
切り干し大根って、水につけて戻すと思ったよりも膨らんで量が増えませんか?
戻した後にこんなに食べきれるかなと思われたことがあるかもしれません。
そんな時、切り干し大根は保存ができる食材なのか迷いますよね。
切り干し大根は、冷凍保存に向いている食材なんです。
ここでは切り干し大根の保存期間、冷凍の保存方法、余った切り干し大根のアレンジレシピなどを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
切り干し大根を冷凍するメリット
切り干し大根の保存期間を延ばすことができる
余ってしまったり、食べきれなかった切り干し大根を保存したいときに、常温や冷蔵では保存期間が短くなってしまいます。
3日以上保存したい場合、冷凍保存の方法を知っておけば約2週間~1か月間保存できるので大変便利です。
お弁当のおかずやアレンジレシピなどちょっと使いたいときに便利
切り干し大根尾煮物をお弁当のおかず用に冷凍しておけばそのまま解凍せずに使えます。
アレンジメニューとして切り干し大根を刻んで混ぜたいなどの時も冷凍しておけばすぐにアレンジできますよね。
もちろん、今夜のおかずに1品足したいというときなどにも活躍してくれます。
切り干し大根の冷凍方法
出典:https://www.kurashiru.com/recipes/cad2d252-bbcb-4346-b061-87feb239331b
切り干し大根の冷凍方法は「水で戻した後」の場合と「煮物」にした場合の2種類の方法を紹介します。
ポイントはできるだけ水分の少ない状態で冷凍することです。
解凍の際ベチャベチャにならないよう絞ることを忘れないよう注意しましょう。
水で戻した後の冷凍方法
1)既定の時間水に浸し、戻した切り干し大根の水気を軽くぼります。
2)使う分量ずつラップにくるみます。金属製のトレイに乗せ冷凍庫へ入れます。
小分けにする必要がなければそのまま密封容器(ジップロックなど)に入れてもOK。
3)2)が冷凍できたら、なるべく空気が入らないように密封容器に移して再度冷凍庫で保存しまます。
煮物にした場合の冷凍方法
1)切り干し大根の煮物の粗熱をとります。
2)しっかり冷めたら、切り干し大根の煮物を1回で使い切る分だけラップにくるみます。
冷凍時や解凍後にベチャベチャになってしまわないよう、余分な汁気は切っておきましょう。お弁当用にはシリコンパップに入れてラップをかけることもオススメです。冷凍したカップをそのままお弁当に入れることができ便利ですよ。
3)2)を重ならないように、金属トレイに並べて冷凍庫へ入れます。
4)3)が冷凍できたら空気が入らないように密封容器に移して再度冷凍庫で保存します。
(冷凍でおいしさを逃さないようにするポイント)
・金属製トレイは熱伝導性が良いため熱を素材から素早く逃すことができます。そのためより急速に冷凍できおいしさを逃しにくくなります。
・冷凍庫内の空気に触れることによって酸化などの劣化を防ぐため密封容器に移し替えて保存しましょう。
切り干し大根の保存期間
◆戻す前の場合 常温・未開封で半年~1年
開封後は空気が触れないように密封容器に入れ冷蔵保存します。保存期 間は未開封時と同じ半年~1年です。
◆戻した後の場合
火を通す前の切り干し大根は常温保存ができません。
冷蔵保存で約1日です。冷凍保存の場合は約2週間です。
◆煮物の場合
冷蔵保存では約4~5日。冷凍保存の場合は約2週間~1か月です。
切り干し大根の解凍方法
切り干し大根の解凍方法は基本的に「冷蔵解凍」です。冷たいままでもいただけるので問題ないですし、味が落ちてしまうことも避けられます。
食べる前の日に冷蔵庫に移しておきましょう。お弁当の場合も凍ったまま入れて構いません。ほかのおかずの腐敗防止にも役立ってくれます。
もちろん急ぎで解凍したい場合は、レンジで加熱して解凍していただくことも可能です。
もし、保存期間が長くなってしまった場合など保存状態が気になる場合は解凍した後に鍋やレンジなどで再加熱してもいいでしょう。
栄養士が解説!切り干し大根の栄養について
切り干し大根は非常に栄養価が高い食品であることはご存じでしょうか?実は、通常の大根よりも栄養価は高く、カルシウムについては大根の20倍も含まれています。
皮付き大根の根(生)にはカルシウム24mg、カリウム230mg、葉酸34μg(マイクログラム)食物繊維1.4gなどの栄養があります(可食部100g当たり)。一方、同じ重量の切り干し大根の栄養素を見ると、カルシウム500mg、カリウム3500mg、葉酸210μg、食物繊維21.3gと、根(生)より多く含まれていることがわかります。
栄養士るり
戸板女子短期大学で栄養士の資格を取得し、同大学を卒業。卒業後杏林大学で食品衛生管理者の資格も取得。現在はデイブレイク株式会社で食材の冷凍情報を発信しながら、様々な食材の冷凍実験を統括。趣味は旅行とフラダンス。好きな野菜はブロッコリー。
切り干し大根レシピ
アレンジ自在!切り干し大根の中華風サラダ
出典:https://cookpad.com/recipe/2900270
☑材料
切り干し大根 適量
きゅうり 適量
トマト 適量
オクラ 適量
大葉 適量
ひじき 適量
醤油、酢、砂糖、ごま油を2:1:1:1の割合で混ぜ合わせたもの
<作り方>
1)水で戻した切り干し大根、塩もみしたきゅうり、下茹でしたオクラ、食べやすい大きさにカットしたトマト、細く千切りした大葉を調味料で混ぜ合わせたら完成。
冷凍しておいた切り干し大根を使う場合は、解凍して1度加熱をしてから使いましょう!
乾物アレンジ 切干大根の豚キムチ
出典:https://cookpad.com/recipe/2986650
切り干し大根の食感がうまみをアップさせてくれます。おつまみとしても優秀なレシピです。
☑材料 (2人分)
白菜キムチ 80g
豚肉 80g
切り干し大根 20g
にら 20g
ごま油 小さじ1
酒 小さじ1
醤油 小さじ1/2
水 1/2カップ
<作り方>
1)切り干し大根は水につけて戻し、食べやすく切って絞っておきます。
この時に切り干し大根は固めに戻しておくと食感が残っておいしいです。(5分程度でOK)
2)フライパンにごま油、肉、1)を入れて炒め合わせます。
3)2)にキムチ、水、調味料を加えて水気が無くなるまで加熱し、食べやすい長さに切ったにらを入れれ炒めます。
お弁当にピッタリ 切干大根ひじきの煮物
出典:https://cookpad.com/recipe/1038494
お弁当に入っているだけでお弁当をグッと引き締めてくれるおかずです。もちろん、煮物にした後に冷凍保存してもおいしくいただけます。
☑材料
切干大根30g
芽ひじき 5g
にんじん 5cm程度
揚げ1枚
さつまあげ 2枚
油 小さじ1
水 200㏄
顆粒だし 小さじ1
砂糖 小さじ2
醤油 大さじ1
オイスターソース 小さじ1
<作り方>
1)切干大根とひじきを水に浸して戻しておきます。
人参はピーラーでスライスし、油揚げとさつま揚げは薄く切っておきます。
2)フライパンに油をひき、調味料以外の全ての具材を炒めます。そして水と顆粒だしを加え煮立ったら中火にしフタをして3分間煮込みます。
3)弱火にして、砂糖を入れもうす少し煮込みます。醤油、オイスターソースを入れ味を見調えます。強火にして、水分をとばせば完成
簡単炊き込みご飯 切干大根煮物アレンジ
出典:https://cookpad.com/recipe/2628251
切り干し大根を刻んで、シーチキンを混ぜてご飯を炊くだけ!とっても簡単炊き込みご飯が完成です。
☑材料 (3合分)
米3合
切干大根の煮付け
シーチキン缶 汁(油)も使います
薄口醤油 大さじ3
酒大さじ 2
みりん 大さじ1
塩 小さじ1
味の素 適量
<作り方>
1)米を洗い炊飯器3合分の水を入れておきます。
2)炊飯器に材料、調味料、具を入れ炊飯します。
3)炊き上がったら、軽く茹でたきぬさやを散らして完成。
アレンジ 切り干し大根豚肉塩にんにく炒め
出典:https://cookpad.com/recipe/2990396
いつもと違う味付けの切り干し大根で新鮮です!炒めるだけの簡単レシピなのでぜひお試しください。
☑材料 (2人分)
豚肉(薄切り)約100g
切り干し大根 約40g
にんにく 1片
塩 小さじ1/4
こしょう 適量
味の素 小さじ1/4
ごま油 小さじ1
<作り方>
1)切り干し大根は水に浸して戻しておきます。
2)にんにくを薄くスライスします。豚肉は細かく切っておきます。
3)1)切り干し大根の水気をよくしぼって、食べやすい大きさに切ります。
4)ごま油とにんにくを鍋に入れ、火にかけます。香りが出てきたら豚肉を入れて炒めます。
いい匂いがしてきたら…
5)豚肉の色が変わったら、切り干し大根を入れてよく炒めます。
6)5)が炒まったら塩、こしょう、味の素で味を調えて完成。
その他簡単なアレンジとして、卵焼きに刻んで入れる・酢飯に混ぜ込んで寿司風にするなどの方法もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
切り干し大根を多めに戻してしまっても、これからは悩むことなく冷凍保存ができますね。
切り干し大根は便秘改善などのも効果があるので、残ってしまうことを気にせずどんどん料理に取り入れてみてください。
大根という素材に癖がないので、アレンジ方法もこちらで紹介した以上にたくさん存在します。
ぜひ小分けに冷凍保存をしておいて、好きな時に自分で組み合わせてアレンジを生み出していただければと思います。
野菜嫌いな方でも抵抗が少なく食べることができるのでオススメですよ。