梨の栄養価がもたらす健康・美容効果は?手軽に食べる方法も解説
「梨」は秋の代表的な果物として知られていますよね。シャキシャキした食感に瑞々しい甘い味で多くのファンを惹きつけていることでしょう。
そんな大人から子供まで大人気の梨ですが、女性も嬉しい美容や健康効果が大いに期待できる果物だということをご存知でしょうか?
今回は、「梨」の栄養素について徹底的にご紹介していきます。美容や健康が気になる方は、ぜひ梨を日常的な食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
梨の栄養には何が含まれる?糖質は?
まず、梨に含まれる栄養成分をご紹介していきます。
梨には、ソルビトール・アスパラギン酸・カリウム・食物繊維・ポリフェノール・クエン酸など、体にとって嬉しい栄養素が含まれています。
このうち、「ソルビトール」は整腸作用が期待できる果糖の一種と言われています。果物の中でソルビトールを一番多く含んでいるのが梨なのです。しかし、果糖と聞くと糖分だから太るのでは?と心配の声が聞かれますが、一般的な砂糖と比べ、果糖は血糖値の上昇が穏やかなため太りにくい糖分と言えます。
また、ソルビトールは、低カロリー・虫歯になりにくいという性質も持ち合わせているため、ダイエット中の方やお子様にも嬉しい果物でしょう。ただし、何事にも言えることですが、食べ過ぎには注意が必要です。ソルビトールも、摂取しすぎると下痢の原因になることもありますので、必ず適量を食べるようにしてください。
また、梨と他の果物の100g中のカロリーを比較してみましょう。
りんごよりも梨の方が甘みを感じる方が多くいるかもしれません。しかし、日本食品標準成分表から読み取ると、りんごよりも梨の方がカロリーが少ないことがわかります。
カロリーを気にされている方は、小腹が空いたらりんごではなく梨に変えてみてはいかがでしょうか?
さて、これまで梨の栄養素について軽く触れてきましたが、ここからは梨の栄養素がどういうふうに健康効果をもたらすのかについてご説明していきます。
梨の栄養価がもたらす健康効果
これまで、梨に含まれている栄養素を見てきました。その栄養素が私たちの体にどのように健康効果をもたらしてくれるのかを深く見ていきましょう。
まず、果物の中で一番多く含まれている「ソルビトール」ですが、先述の通り果糖の一種と言われています。ソルビトールは整腸作用があるため、便通に悩まされている方は積極的に食べると良いですね。ただし、食べ過ぎには注意してください。
「アスパラギン酸」はご存知の方も多いかもしれませんが、良く栄養ドリンクにも含まれている栄養素です。アスパラギン酸は、エネルギー代謝を促進し、タンパク質の合成を助け、疲労回復効果をもたらしてくれます。
アスパラギン酸は、梨の実にも含まれていますが、実は皮の方が多く含まれています。「皮は、農薬を使用して育てている場合があるため食べたくない」という方もいるかもしれませんが、「皮まで食べられる」と謳っている梨も販売されています。気になる方は、皮まで食べられる梨を探してみてくださいね。
梨に含まれている栄養素の一つである「カリウム」は解熱作用があるため、夏バテで体が火照っている時や、風邪をひいて熱がある時に食べると良いでしょう。
さて、続いては梨を食べることによって期待できる「美容効果」についてご紹介していきます。美容が気になる女性の方は必見です。
梨の美容効果
これまで、梨の健康効果についてご紹介してきました。梨を食べることによって生まれる美容効果は、健康効果と関連のあることばかりですので、両方の効果を覚えておくと良いでしょう。
梨には「ソルビトール」や「食物繊維」が含まれているため、整腸作用があることはこれまでにお話ししてきました。腸内環境が整うと、腸内に善玉菌が増え美肌に繋がると言われています。
また、「カリウム」が含まれていることで、体内の余計な塩分(ナトリウム)を体外に排出してくれる効果が期待できます。体内から余計なナトリウムが排出されると、体のむくみ解消に繋がるでしょう。むくみが気になる方は、ぜひ梨を食べるようにしてみてはいかがでしょうか。
「ポリフェノール」も含まれている梨は、アンチエイジング効果も期待できるでしょう。ポリフェノールは、細胞の酸化を防ぐ「抗酸化作用」を発揮してくれる栄養素です。細胞の酸化が防がれるということで、梨は、アンチエイジング効果を狙える果物と言えます。
これほど体に健康効果と美容効果を期待できる梨は、どこで調達するのが良いのでしょうか?次に梨を手軽に食べる方法をご紹介します。
まとめ
今回は、秋の果物として良く知られている「梨」についてご紹介してきました。
梨には、整腸作用・美肌効果・むくみ解消など、嬉しい効果がたくさん期待できます。
ただし、食べ過ぎてしまうと、お腹を下してしまう原因になり兼ねないので気をつけましょう。
梨は時期になると大量にもらうことが多い方もいるかと思います。
美味しいうちに使いきれない場合は、ぜひご家庭で冷凍し、さまざまなアレンジで楽しんでみてください。