特殊冷凍デモ　いちご（短期保存）

今回は「いちご」の冷凍～解凍までの実験です。

今回はとれたていちごをアートロックフリーザーで冷凍し、後日、解凍する実験を行いました。

• 食材選定：とれたていちご（とちおとめ）
• 凍結条件：ヘタをおとした1粒 or 半分にカット
• 凍結手法：アートロックフリーザー
• 解凍方法：ミキサーで破砕 or 常温解凍

解凍方法のミキサーでの破砕はスムージーとして利用することを想定しており、常温解凍は半解凍でフローズンフルーツとして利用することを想定しています。

アートロックフリーザーで冷凍すると、食材を包装せずに凍結し、凍結後に包装することが可能です。そのため、いちごのような柔らかい食材も潰れることなく高品質な冷凍ができます。

実験の条件以外の差による結果のノイズを小さくするため、なるべくサイズや形状の似たいちごを選定しています。

凍結前処理～凍結

保管～解凍

保管後

解凍

経過時間	いちごの状態
5分	まだ硬い
10分	包丁がすっと入る
15分	芯は硬いがドリップが出始めている
20分	芯は硬いがドリップが出始めている
30分	80%程度解凍
40分	やや冷たい
50分	完全解凍

官能評価

半解凍の状態で甘味・酸味もしっかり感じることができました。

全解凍の状態までいくとドリップが目立ち食感もぶよぶよとした食感になってしまいます。

味も抜け、風味の低下をより強く感じてしまうので美味しくなく完全解凍し使用する方法はお勧めしておりません。

デイブレイクでは冷凍のままスムージーに使用したり、加工して使用、またはフローズンフルーツとして半解凍でそのまま召し上がって頂く方法をお勧めしております！

スムージーについてや加工についての詳細は下記、アートロックフードまでお問い合わせください

※下記写真はいちごミックス、100gパッケージ、イチゴを使ったミックスです。

　液体と一緒にミキサーに混ぜるとスムージーが簡単に作れます。

また、今回の実験に引き続き、急速冷凍機の種類を変えた実験などもしております。

こちらの結果については別途報告予定ですので、お楽しみに！

＞＞液体凍結機とアートロックフリーザーの比較実験の結果はこちら