特殊冷凍デモ 焼肉弁当

今回は「焼肉弁当」を冷凍~解凍した実験の結果を報告します。

冷凍と相性の良いお肉屋さんですが、自社の焼肉弁当をEC販売することを想定した実験を行いました。

テーマはずばり、「容器」です。冷凍の焼肉弁当を製造する際に適した容器選定の参考になると思いますので、是非最後までご覧ください。

なお、生肉の冷凍機比較についてはこちらの記事で詳しく記載しています。

特殊冷凍デモ スライス肉の冷凍と解凍

さて、焼肉弁当といったら高級な容器の用意が必要です。

その理由は、EC販売をするとなると冷凍耐性の容器電子レンジ解凍が可能な容器が必要となるからです。

デイブレイクでは冷凍の包材についても詳しくご紹介することができます。包材まで含めたご提案をご希望の方は是非、お問い合わせ下さい・

今回はこちら写真の容器を使用して実験しました。

こちらの容器は副菜を切り離して冷凍できるので、副菜は副菜で別々に冷凍できるメリットがあります。

分離できる容器

凍結

凍結前の写真

アツアツのまま特殊冷凍できるため、焼きたての風味や香りをそのままロックできるのがアートロックフリーザーを使用するメリットでもあります。

凍結後の写真

冷凍すると体積が1.1倍になる為、容器のタイプによっては蓋が閉まらなくなってしまうのでそこだけは注意が必要ですが、凍結後は凍結前と比較しても見た目が変わらないのがメリットですね。

また、盛り付けにおいても独自の工夫ができ、オリジナリティを出せますので、EC販売などで映える盛り付けをそのままお客様に届けることが可能です。

解凍

1週間保管後、さっそく解凍していきます。

今回は真空袋に切り込みを入れ、電子レンジ解凍500Wで約3分~そのまま1分程度蒸らし解凍しました。

容器に入れ、真空での保存だとかさばらずに保管出来ますし、容器に入れるパターンでも高級感が増しますよね。

解凍前の焼肉弁当

蒸らしている最中

解凍後の焼肉弁当

あっという間に解凍でき、冷凍前と変わらず美味しくいただくことができました。

まとめ

今回はアートロックフリーザーで凍結した焼肉弁当をレンジ解凍する方法でおいしくいただくことができました。

ポイントは副菜を分離できる容器を使ったことで、ご飯に焼肉が乗った熱い部分と常温に近い温度の副菜を別々に凍結したことです。

このように別々に凍結するメリットは2つあります。1つはそれぞれの食材に適した凍結時間にすることで、最も美味しい状態で凍結できる点。2つ目は、作業を分割することにより隙間時間などに作業を行うことができる点です。

また、別々にできないと常温の副菜も含めて、もっとも凍結に時間のかかるご飯と焼肉の凍結時間に合わせざるを得ません。

その点、別々にできることで凍結機に入れる際に温度帯がそろったものを入れられるため、凍結時間をそろえられて、凍結機の稼働効率を上げることにもつながります

近年の冷凍食品の広がりとともに、包材も冷凍耐性のあるものや、冷凍から電子レンジ加熱まで可能なものなど、様々なタイプの容器がリリースされています。

デイブレイクラボでは食材の研究だけでなく容器の研究、解凍の研究など

冷凍に関する様々な研究を行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

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