焼きたてふわふわ食感を全国へ。地域に愛され続けるチーズケーキ店の販路拡大

34年間地域に愛され続けるチーズケーキ専門店「ずーち」は、ふわふわ食感をそのままお届けするために、急速冷凍機「アートロックフリーザー」を導入しました。ECやふるさと納税による全国販売を実現し、売上向上や新商品開発にもつながっています。同店の導入背景から成果、今後の展望までをご紹介します。
基本情報
- 会社名 有限会社ずうちふうず
- 都道府県:大阪府
- 業種:洋菓子製造・販売
- 凍結品目:チーズケーキ
- 品質面での課題:冷凍すると食感や風味が損なわれること
- ビジネス面での課題:冷蔵で賞味期限が3日と短く、遠方への販路拡大が難しかったこと
- 導入機種:アートロックフリーザー
導入背景
「ずーち」は、大阪府寝屋川市で34年間営業を続ける焼きたてチーズケーキ専門店です。現在では店舗販売に加え、スーパーへの卸売やEC販売など販路を広げています。同店の最大のこだわりは、焼きたてならではのふわふわ食感。生地づくりは職人が手作業で行い、気温や湿度に合わせて混ぜ方を調整。焼成中も膨らみや焼き色を確認しながら温度や位置を細かく調整することで、軽やかな食感を生み出しています。
一方で、賞味期限は冷蔵で3日間と短く、寝屋川市のふるさと納税返礼品の話があっても、全国配送では十分な品質保持が難しい状況でした。また、一般的な冷凍では解凍時に水分が出て食感が変わってしまうことが課題でした。そこで、焼きたての品質を維持できる急速冷凍機を検討。ふんわりとした食感が解凍後もしっかり残っていることが評価され、2025年11月にアートロックフリーザーが導入されました。

導入後に実施したこと:焼きたてのおいしさを全国へ
導入後は、焼きたてのチーズケーキを急速冷凍し、ECやふるさと納税を通じて全国のお客様へお届けできるようになりました。焼き上がった直後のふっくらとした状態で凍結することで、解凍後もふわふわとした食感を再現。1回の凍結で24個を約100分かけて凍結し、解凍方法は冷蔵解凍を推奨しています。
また、冷凍商品の製造を店舗の空き時間に行うことで、生産業務を平準化。余裕がある時間を活用する運用により、効率的な製造体制を実現しています。さらに、冷凍技術を活用した商品づくりへの意識も高まり、スタッフから新しい冷凍商品の提案が出るなど、モチベーション向上にもつながっています。


導入後の成果:全国配送の実現と売上向上
アートロックフリーザーの導入により、これまで難しかった全国販売が可能となりました。ECやふるさと納税を通じて遠方のお客様にも商品を届けられるようになり、「帰省しなくても取り寄せられるようになってうれしい」といった声も寄せられています。冷凍商品のリピート購入も増え、品質への満足度の高さがうかがえます。
また、ECをきっかけに店舗へ来店する新規顧客も増加。SNSでの発信効果も相まって、オンラインと店舗の相乗効果が生まれ、売上は前年と比べて大幅増となりました。


今後の展開:卸販売のさらなる拡大とOEMへの展開
今後は、近畿圏以外への卸販売をさらに拡大するとともに、OEM製造への展開も視野に入れています。テーマパークや道の駅、サービスエリアなど、新たな販路への挑戦も進めていく予定です。また、現在のチーズケーキに加え、プレミアム価格帯の商品開発にも取り組んでいきたいと考えています。
焼きたてのおいしさを全国へ届けられるようになったことで、これまで諦めていた販路にも挑戦できるようになりました。アートロックフリーザーは、ずーちふうずが長年育んできた焼きたてのおいしさを全国へ届け、これからの事業を支える存在となっています。今後も冷凍技術を活用しながら、新たな商品や販路の開拓に挑戦していきます。