【冷凍牡蠣をもっと美味しく!】正しい解凍方法と活用レシピ

牡蠣はフライ、鍋、炒めものなど、さまざまな食べ方で楽しむことができるので、お好きな方も多いのではないでしょうか。

中でも冷凍牡蠣は品質が良く、好きなときに解凍して食べることができるので、便利です。

しかし、牡蠣を食べるときには注意も必要。牡蠣はあたりやすく、食中毒の危険性もあるので、気をつけなければならない食品です。

冷凍牡蠣をより美味しく食べるために、食中毒を防ぐ方法、上手な解凍方法、美味しいレシピをご紹介します。

品質が良く新鮮!通販の冷凍カキの魅力

冷凍牡蠣の通販

急速冷凍されているので、品質が良く新鮮

牡蠣といえば広島県、宮城県、岡山県が有名。通販やお取り寄せなどで、生の牡蠣と変わらないくらい鮮度が良く、美味しい冷凍牡蠣が販売されています。冷凍牡蠣の品質が良い理由は、急速冷凍しているからです。

急速冷凍することで細胞を破壊せずに凍らすことができ、冷凍前の品質を保つことが可能。乳白色できれいな見た目、しっかりとした食感、牡蠣特有の甘みを維持できます。
旨味を閉じ込め、プリッとした食感を楽しむことができます。

また、個別冷凍されているので、必要な分だけ使うことができ便利です。冷凍牡蠣は、高品質なだけでなく、長期保存できるので、好きなときに解凍して食べることができます。

さまざまな冷凍カキが販売されている

むき身の牡蠣、殻つきの牡蠣、蒸してある牡蠣など、さまざまな牡蠣が販売されています。むき身になっている冷凍牡蠣は殻から取り出してあるので、使いやすいです。

牡蠣フライ、牡蠣鍋、牡蠣ご飯、バターソテーなど、さまざまな食べ方で楽しむことができます。

また、蒸してある冷凍牡蠣は、火が通っているので解凍してそのまま食べることが可能。身が縮みにくく、旨味成分が凝縮されています。刺身のように、ポン酢をかけてさっぱり食べると美味しいです。

カキにあたらないために気をつけたい、食中毒を防ぐ方法

牡蠣の食中毒

食中毒を防ぐためには加熱することが大切

牡蠣は美味しいですが、あたりやすく食中毒の危険性もあります。食中毒を防ぐためには、加熱することが一番大切です。

牡蠣の食中毒の主な原因はノロウイルス、貝毒、腸炎ビブリオ。ノロウイルス、腸炎ビブリオは加熱すれば、ほとんどの場合は死滅します。貝毒は加熱しても死滅しませんが、貝毒が出た海域の牡蠣は出荷が止まるので、貝毒に汚染されている牡蠣が市場に出回ることは少ないです。

貝毒や腸炎ビブリオは春から夏にかけて発生することが多く、牡蠣の旬である冬に発生することが多いのが、ノロウイルス。きちんと加熱せず生の状態で食べると、食中毒になりやすいです。
食中毒になると、嘔吐や下痢、発熱、貝毒の場合は麻痺などの症状がでます。症状がひどいと脱水、血便、意識障害を起こすこともあるので、医療機関で診てもらう必要があります。

牡蠣をきちんと加熱すれば食中毒の危険を防ぐことができますが、まな板や包丁などの調理器具に感染してしまうこともあります。ですので、調理器具をきちんと洗い、清潔にすることも大切です。

加熱用のカキは生では食べないこと

加熱用の牡蠣を生で食べるのは、危険なのでやめましょう。生食用か加熱用かの違いは、生産地によって決まります。海域によって、生食が大丈夫な牡蠣と、大丈夫でない牡蠣に分かれます。

生食用の牡蠣は消費期限や保存方法など衛生管理が徹底されていて、採取した海域の表示も義務化されています。ですので、個人の判断で食べることは避けてください。

また、生食用の牡蠣であっても、風邪を引いているときや体調が悪いときはあたりやすいので、控えた方が良いです。

かきの加熱時間

きちんと牡蠣に火を通せば、食中毒の危険を防ぐことができます。例えば、ノロウイルスの場合だと中心温度を85℃に保ち、90秒以上加熱すると殺菌できます。

火の通りが不十分で半生の状態だと、食中毒を起こしてしまうことがあるので、きちんと加熱して食べるようにしてください。しかし、加熱しすぎると身がかたくなってしまうので、加熱しすぎには注意が必要です。

冷凍カキを美味しく解凍する方法

冷凍カキを美味しく解凍する方法

出典:http://portal.nifty.com/kiji/160201195635_1.htm

むき身のカキの解凍方法

むき身の冷凍牡蠣は、ぬるま湯もしくは流水で解凍します。ぬるま湯の場合は15秒~20秒、流水の場合は45秒~1分くらいを目安に解凍してください。表面が溶けてきたらザルに上げ、キッチンペーパーで水分を拭きます。

完全に解凍せずに、表面の氷が溶け、中心が少し凍っているくらいが美味しく調理できます。解凍しすぎると旨味が逃げ出してしまうので、半解凍にすることがポイント。

また、半解凍の状態でお酒に漬けておくと臭みを抑えることができ、身がふっくらとなります。半解凍した牡蠣を深みのあるお皿に並べ、牡蠣が浸るくらいのお酒に30分~1時間漬けます。
すると、加熱しても身が縮みづらくなり、ふっくらとなります。

殻つきのカキの解凍方法

殻つきの冷凍牡蠣は、電子レンジで解凍します。殻で怪我をしないように注意しながら水で洗い、殻の深いほうを下にして、皿に並べます。殻が開くまで加熱して、解凍してください。

カキ3個分の解凍時間の目安が、500Wで3分ほど。量や大きさによって解凍時間は変わるので、様子を見ながら行うと良いです。

解凍時間が長くなると牡蠣の旨味が外に流れ出てしまい、また臭みの原因になるので、解凍しすぎないことが大切です。

冷凍カキを使った美味しいレシピ

牡蠣は、揚げる、煮る、炒めるなど、さまざまな食べ方で楽しむことができます。冷凍牡蠣を使った美味しいレシピを5つご紹介します。

カキフライ

カキフライ

【材料】むき身牡蠣、卵、小麦粉、パン粉、塩コショウ

解凍した牡蠣を塩水で洗いぬめりを取り、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。塩コショウで下味をつけ、小麦粉をまんべんなくまぶし、溶き卵、パン粉の順番につけます。
軽く握るようにして落ち着かせて、油で揚げます。

180℃に熱した油の中に、牡蠣を静かに入れます。1度に多くの牡蠣を揚げると、油の温度が下がり破裂してしまうので、少しずつ揚げるときれいに仕上がります。

こんがりキツネ色になってきたら取り出し、ソースやタルタルソースなどお好みのソースをかけて完成。

カキ鍋

牡蠣鍋

☑【材料】むき身牡蠣、だし昆布、豆腐、くずきり、白菜、ニンジン、しいたけ、ネギなどの野菜、お酒、みりん、醤油、塩

牡蠣を解凍し、塩水で洗いぬめりを取ります。片栗粉をまぶすと、牡蠣の身が縮みにくくなるので、鍋にするときは片栗粉をまぶしておくと良いです。鍋に水と昆布を入れ、20分ほど漬けたら、火をかけます。

沸騰する直前に昆布を取り、だし汁を作ります。だし汁に調味料を入れ、鍋つゆの完成。

白菜、ニンジン、しいたけ、ネギなどの野菜を切ります。土鍋に鍋つゆを7割程度入れ加熱し、火の通りにくい野菜から入れていきます。煮汁が少なくなってきたら鍋つゆを足し入れ、沸騰したら牡蠣を入れます。

長時間煮ると牡蠣の身が縮んでしまうので、煮すぎないことが大切。牡蠣を食べる分ずつ入れていくと、煮すぎを防ぐことができます。

カキの炊き込みご飯

牡蠣の炊き込みご飯

☑【材料】むき身牡蠣、お米(3合)、だし昆布、しめじ、ゴボウ、ニンジンなどの野菜、醤油、お酒、みりん、砂糖、塩、ショウガ

解凍した牡蠣を塩水で洗いぬめりを取り、お米を研いでザルにあげて30分ほどおいておきます。鍋に昆布と水を入れ、やわらかくなったら加熱します。沸騰する前に昆布を取り出し、だし汁を作ります。

だし汁に調味料とショウガを入れ煮立たせ、牡蠣を入れます。牡蠣に火が通ったら取り出しておきます。

ごぼう、ニンジンを千切りにし、しめじを小分けにします。炊飯器に研いだお米と野菜、牡蠣を煮た煮汁を入れ、3カップの目盛りになるように水を加え、ご飯を炊きます。

ご飯が炊き上がったら軽く混ぜ、牡蠣を入れて10分ほど蒸らします。蒸らして、茶碗に盛り付けて完成。

カキのアヒージョ

牡蠣のアヒージョ

☑【材料】むき身の牡蠣、オリーブオイル、ニンニク、鷹の爪、塩コショウ、パセリ

ニンニクの皮をむいてスライスし、鷹の爪を小口切りにします。少量のオリーブオイルとニンニク、鷹の爪を低温で炒めます。香りが出たら、オリーブオイルを足し、解凍した牡蠣を加えます。

牡蠣に火が通るまでしっかりと炒め、塩コショウ、パセリで味をととのえて完成。バゲットやトーストなどと一緒に食べると、美味しいです。

カキの酒蒸し

冷凍カキの酒蒸し

出典:http://www.hotpepper.jp/strJ000026803/

☑【材料】殻つきの牡蠣、日本酒

牡蠣の表面を水でよく洗います。耐熱皿に殻の深いほうを下にして牡蠣を並べ、日本酒をふりかけ、ふんわりとラップで覆います。電子レンジで加熱し、殻が開いてきたら取り出します。

殻の間にナイフを差し込んで殻を開けます。

熱い汁がこぼれることがあるので、火傷に注意しながら殻を外してください。ゆずやレモン、ポン酢などをかけて食べると美味しいです。

まとめ

牡蠣はとろけるような食感と、独特の甘みがあり美味しいです。

中でも冷凍牡蠣は品質も良く、好きなときに解凍して食べることができます。

解凍方法も簡単で、むき身の場合はぬるま湯、もしくは流水での解凍、殻つきの場合は電子レンジで解凍できます。

しかし、牡蠣は食中毒の危険性があるので注意が必要。加熱すると食中毒を防ぐことができるので、気をつけながらさまざまな食べ方で楽しんでください。

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

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