冷凍で広がる本格ピザの可能性！アートロックフリーザーで焼きたての再現に成功。新たな市場開拓を開拓する「CRAZY PIZZA」の冷凍ピザ革命
「CRAZY PIZZA」は、イタリアの名店で経験を積んだシェフが手がけるイタリアンレストラン「DonBravo（ドンブラボー）」の人気メニュー「〆のピザ」に特化した専門店です。ドンブラボーは都心から離れた調布市にありながら、連日予約で満席となる人気店で、その本格ピザをより多くの人に本格ピザを提供できる場として、神楽坂と虎ノ門に店舗を展開。さらに、時間や場所を問わず楽しめる冷凍ピザブランド「CRAZY PIZZA：LIFE」を2024年5月に立ち上げました。本記事では、その誕生の背景や、高品質な冷凍ピザを実現した「アートロックフリーザー」導入の経緯や成果についてご紹介します。
基本情報
会社名：CRAZY PIZZA
都道府県：東京都
業種：飲食店
凍結品目：ピザ
品質面での課題： 焼きたてのピザの風味や食感の再現性が表現できるかどうか
ビジネス面での課題： イタリアンレストラン「DonBravo（ドンブラボー）」が連日予約で埋まっており、地元の人々が気軽に楽しめる機会が少ない
導入機種：アートロックフリーザー
1日の生産量：300枚〜400枚
急速冷凍機導入を検討した経緯：冷凍技術を活かし、多くの人に本格ピザを届けたい
「DonBravo（ドンブラボー）」は、ミシュランガイドのビブグルマンに選ばれる実力派の店舗。予約は常に埋まっており、地元の人々が気軽に楽しめる機会が少ないという課題がありました。この状況を打開し、より多くの人に本格ピザを届けるために考えたのが、冷凍技術を活用した「CRAZY PIZZA：LIFE」というブランドの立ち上げです。
冷凍ピザブランドの展開にあたり、冷凍技術によって品質を均一化し、味のブレをなくすことで、多店舗展開や安定した供給が可能になり、ビジネスの成長にもつながると考えました。理想の品質を保つために最適な冷凍技術を探す中、さまざまな冷凍方法を検討した結果、アートロックフリーザーが最も適していたため、導入を決定。その理由は、急速冷凍によりハーブやトマトの香りがしっかり残り、焼きたてのような食感と風味を高い再現性で保たれていること、そしてシンプルに味が一番よかったから。また、オーナーシェフこだわりの素材の持ち味をそのまま活かせることも決め手となりました。さらに、製造キャパシティの観点でも、安定した品質で大量生産が可能であることが導入の大きな魅力でした。
導入後に実施したこと：生産体制構築＆ブランドイメージを強化
レシピの統一と冷凍技術により、生産ラインを効率化し冷凍ピザを大量生産すると同時に、百貨店や催事、音楽イベントへの積極的に出店したり、雑誌やテレビなどのメディアに紹介してもらったりと、お客様の目に触れる機会が増えたことで「CRAZY PIZZA：LIFE」のブランドイメージを強化することができました。
導入後に実現したこと：焼きたてクオリティを全国へ！新しい市場開拓も
アートロックフリーザーの導入により、これまで店舗でしか食べることのできなかった「焼きたてクオリティの冷凍ピザ」を全国に届けることが可能になりました。
1日300〜400枚のピザを安定的に大量生産できる体制が整ったことも大きな成果として挙げられます。
さらに、企業や飲食店からも「CRAZY PIZZA：LIFE」の冷凍ピザを仕入れたいというニーズが生まれました。厨房スペースが限られている飲食店や調理スタッフが不足している店舗でも、本格的なピザを簡単に提供できるようになった結果、ホテルやワインバーを中心に、全国で30件以上の取引があり、toC（個人向け販売）とtoB（法人向け販売）の売上比率が7:3ほどに。また、レストランチェーンのテイクアウト商品としても販売されるなど、新たな市場を開拓することができました。
今後の展望：「おいしさを表現できる」冷凍技術で、想像を超えた食体験を
冷凍技術を活用したことで、「CRAZY PIZZA：LIFE」は、全国どこでもレストラン品質のピザを提供できるブランドへと成長しました。これまでの冷凍ピザの概念を覆し、一般消費者だけでなく、飲食店やホテルなど業務用としての需要も拡大。新たな市場を開拓することにも成功しました。
冷凍技術を単なる保存手段ではなく、「おいしさを表現できる技術」と考えるオーナーシェフは、時間や場所にとらわれない新たな食体験に繋げるための「冷凍」として、可能性を追求。例えば、銭湯でお風呂上がりにビールとともにピザが味わえるなど、想像を超えた食体験を創出していくことを目指しています。アートロックフリーザーの導入は、その実現に向けた大きな一歩となりました。
