特殊冷凍デモ お寿司の冷凍と解凍

今回は「お寿司」の冷凍→解凍実験を行い、その過程と驚きの結果を皆様にお伝えしたいと思います。

この実験は、一般消費者向けの冷凍解凍ではなく、ホテルや冠婚葬祭などで食事を提供している仕出し業の方向けに行っています。

皆さん経験があるかもしれませんが、朝食バイキングやディナーメニューでお寿司が提供される際に、急な注文が入り、寿司職人が不在でもお寿司を提供しなければならない状況が生じることがあります。

そこで、寿司職人がいるときに多めに握ったお寿司を冷凍してストックし、解凍も簡単にできる方法で行い、従来の問題を解決できないかという実験を実施しました。

お寿司の凍結後(今回は約30分で凍結)

特殊冷凍機アートロックフリーザーで冷凍すると食材も乾燥せず、シャリも空気を抱き込んだまま冷凍するので解凍後の食感も良く、お寿司に留まらず太巻きやいなりなど、米飯商品と非常に相性が良いです!

写真を見てもわかるように、米の一粒一粒が確認できます。

お寿司の保管(短期と長期)

今回の実験では、解凍後も自社で使用することを想定しているため、お寿司をお皿には盛らず、最も高品質に冷凍保管ができるハイバリア性(酸素透過度低)の99%で真空を行い保管しました。

お寿司の1週間保管後解凍前

お寿司のネタの色合いなど、見た目は全く変わっていません。

お寿司の解凍後

解凍後にお皿に盛り直した写真や断面図の写真を見ても、冷凍していたことがわからないほどです。また、米も凍結後も一粒がしっかりとしています。

お寿司の試食

試食の結果、シャリの旨味や酢の香り、わさびの風味や辛味、そしてネタの味わいも、冷凍前と全く遜色がありませんでした。

これは、アートロックフリーザーの特殊冷凍技術のおかげで、冷凍・解凍プロセスによる味や食感の損失がほとんどなかったことを示しています。

この実験結果は、お寿司を提供する際に、品質や風味を維持しながら、より便利で柔軟な方法でお寿司を提供できる可能性を示唆しています。

また、急な注文が入った際や寿司職人が不在の場合でも、冷凍お寿司を上手に活用することで、お客様に満足していただけるサービスを提供できることでしょう。

さらに、この冷凍技術はお寿司だけでなく、太巻きやいなりなどの米飯を使用した商品にも応用が可能であることがわかりました。

これにより、幅広いメニューに対応できるため、仕出し業界にとって非常に有益な技術であることが確認されました。

アートロックラボでは、引き続き食材研究を行い、食品産業に革新的な技術を提供することで、より良い食事体験を皆様にお届けできるよう努めてまいります。

今回の「お寿司」の冷凍・解凍実験も、その一環として大変有意義な成果を得ることができました。

今後もアートロックラボの研究成果をお楽しみに!

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

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