【1人暮らしにおススメ!】ご飯の冷凍方法と保存期間、簡単レシピ!
余ったご飯を、どのように保存していますか?
1人暮らしでご飯を炊くと、どうしても食べきれずに余ることがあります。
ご飯が余ってしまったときの最適な保存方法は、「冷凍保存」です。
冷凍することで、品質劣化を抑え、2週間~1ヶ月と長期間保存することができます。
また、電気代の節約や、調理時間を短縮することができるというメリットもあります。
冷凍ご飯を美味しく食べるために、冷凍する際や解凍する際に気をつけたい注意点やコツ、冷凍ご飯を使ったお勧めレシピをご紹介します。
目次
ご飯の保存に最適!冷凍保存のメリット
ご飯はやはり炊き立てが美味しいですが、1人暮らしだと余ってしまうことが多々あり、毎日炊くのは大変です。
そこでお勧めなのが、冷凍ご飯です。
冷凍することで炊き立ての品質を維持することができ、長期間保存することができます。
ご飯の保存方法として、冷凍保存以外にも炊飯器での保温保存や、冷蔵庫保存がありますが、品質が劣化しやすく長期間の保存ができません。
炊飯器での保温保存で美味しく食べることができるのは3~4時間ほど。ご飯を長時間保温しているとデンプンが劣化し、乾燥や変色、臭いの原因になります。
また、冷蔵庫での保存期間は2,3日程度。ご飯が劣化しやすい温度帯は2~3℃、水分含有量が30~60%のときなので、冷蔵庫での保存は不向きです。
冷蔵庫で長時間保存すると、水分が蒸発してパサパサとした食感になり、ふっくら感が失われてしまいます。
冷凍することで、乾燥や品質劣化を抑えて保存することができます。その結果、温め直したときに美味しく食べることができ、2週間~1ヶ月と長期間の保存が可能になります。
さらに、ご飯を冷凍保存することで、電気代の節約や調理時間の短縮など、様々なメリットが生まれます。
一般的な炊飯器でご飯を炊くときの電気代は、1合炊くのと5合炊くのと、ほとんど変わりません。ですので、毎日炊くよりも、まとめて炊いて保存した方が経済的です。
また、ご飯を炊くには時間や手間がかかります。
炊飯器の性能にもよりますが、ご飯を炊くまでにかかる時間は35分~50分前後。早炊き機能もあり、20~30分で炊くこともできますが、時間がない時や忙しい時には不便です。
冷凍ご飯ならば、電子レンジで2、3分温めれば作ることができます。まとめて炊くことで、必要なときにすぐに使うことができるので、とても便利です。
ご飯を冷凍する際の3つのポイント
ご飯の保存方法には冷凍保存が適していますが、美味しさを守るためには注意点があります。
ご飯を冷凍する際に気をつけるポイントを3つご紹介します。
1.早めにラップで包むこと
炊けたら早めにラップで包むことが重要です。
蒸気を逃がさないようにすることで、炊き立ての状態を維持したまま冷凍することができます。温め直したときに、ふっくらとした仕上がりになります。
2.優しく1食分ずつ包むこと
ラップとご飯の間に隙間ができないようにピッタリと、優しく包むことがポイントです。
きつく包むと米同士がくっつきベタッとした食感になってしまいます。
また、1食分ずつ包むと、使うときに便利です。小分けにすることで、冷やしやすく、温めやすくなるというメリットもあります。
3.素早く冷やすこと
粗熱をとったら素早く冷却させることで、より品質の良い状態を維持することができます。
食品をゆっくり凍らせると、凍結する最中に細胞が壊され品質が劣化してしまいます。ですので、なるべく早く冷却させることが重要。
平たく包むことで中心まで早く冷やすことができ、冷却時間を短縮することができます。
また、金属トレーを使って冷凍庫に入れると、早く凍らすことが可能。金属は熱伝導率が高いので、素早く熱を取ることができます。
金属トレーがない場合は、アルミホイルで代用することができます。アルミは金属の中でも、特に熱伝導率が高いという特徴があります。
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冷凍ご飯を美味しく解凍する際の3つのポイント
きちんとした方法でご飯を冷凍したとしても、解凍方法を間違えてしまうと美味しく食べることはできません。
冷凍ご飯を解凍する際にも、気をつけるポイントが3つあります。
1.凍った状態で加熱解凍させること
冷凍ご飯は、電子レンジで凍った状態で温めます。
冷凍したご飯は白蝋化しているので、きちんと熱を加えて加熱解凍させる必要があります。自然解凍はNGです。
基本的にはラップをしたまま温めますが、柔らかめのご飯の場合や、チャーハンなどに使う場合はラップを外して温めた方が美味しいです。
2.食べる直前に温めること
冷凍ご飯を温めると表面の水分が蒸発しやすくなり、時間が経ってしまうと、パサパサとした食感になってしまいます。
ですので、食べる直前に食べる分だけ温めることがポイントです。
3.温めている途中でほぐすこと
電子レンジは、食品を一定に温めることができないので、温かい部分と冷たい部分ができてしまいます。
解凍ムラを防ぐために、温めている途中で上下を逆さまにする、ほぐすと均等に火が通ります。
目安としては、700Wで2分ほど温め、ほぐしてから再度700Wで1分温めます。温めが足りない場合は30秒ずつ加熱していくと、加熱しすぎを防ぐことができます。
冷凍ご飯を使った人気のレシピをご紹介!
忙しくて調理する時間がない、買い物に行く時間がない、という方に冷凍ご飯をアレンジしたお勧めのレシピを5つご紹介します。冷蔵庫にあるもので、簡単に美味しく作ることができます。
☑材料
・冷凍ご飯
・ベーコン
・コーン
・バター
【作り方】
熱したフライパンにバター、ベーコン、コーンを入れ炒めます。馴染んできたら温めたご飯を入れ、塩コショウで味付けをして完成。簡単に作ることができるので、軽食や夜食に重宝します。
また、玉ネギ、トマト、ピーマンなど、お好きな具材を足しても美味しいです。
リゾット
☑材料
・冷凍ご飯
・ベーコン
・牛乳
・ニンニク
・玉ネギ
・チーズ
・バター
【作り方】
熱したフライパンにバターを入れ、スライスしたニンニクを炒め、火が通ってきたらスライスした玉ネギを入れます。
塩コショウで味をととのえ、あめ色になったらベーコンを入れサッと炒めます。温めたご飯と、ご飯がかぶるくらいの水とコンソメを入れ、2、3分煮ます。水分が飛んできたら、牛乳とチーズを入れよく混ぜて完成。
器に盛り、粉チーズやパセリなどをかけると、より美味しいです。
チキンライス
☑材料
・冷凍ご飯
・玉ネギ
・鶏肉
・バター
【作り方】
フライパンにバター、みじん切りにした玉ネギを入れてよく炒めます。玉ネギがしんなりしてきたら、小さめに切った鶏肉を加えます。
鶏肉に火が通ったら、温めたご飯を入れ、ほぐすように混ぜます。ほぐれたら、ケチャップと塩コショウで味をととのえながら、よく炒めます。
よく炒めることでケチャップがご飯に馴染み、より美味しくなります。お皿にきれいに盛り付けて完成。
チキンライスだけでも美味しいですが、オムレツを作り上にのせると、オムライスになります。
チャーハン
☑材料
・冷凍ご飯
・ホウレン草
・卵
【作り方】
ほうれん草を食べやすい大きさに切ります。熱して油をひいたフライパンに、温めておいたご飯を入れます。
全体的によく炒めたら、弱火にしてフライパンの中央にご飯をよせて、溶いた卵を流し込みます。
卵とご飯を手早く混ぜ、切ったホウレン草を入れ、中火でサッと炒めます。塩コショウ、醤油で味付けをして完成。
【パラパラチャーハンを作るコツ】
パラパラしたチャーハンを作ることは難しいですが、ラップを外してご飯を温めると、水分が抜けてパラパラの食感になりやすいです。
また、パラパラチャーハンの作り方として、溶いた卵にご飯を混ぜてから炒める方法があります。
【作り方】
溶き卵に温めたご飯を入れてよく混ぜます。熱したフライパンに油をひき、焼き豚やネギなどのお好みの具材を入れて炒めます。
油を足し、混ぜ合わせた卵ご飯を入れ、手際よく炒め、塩コショウや醤油などで味付けをして完成。
卵とご飯を混ぜてから炒めることで、卵がコーティングされパラパラのチャーハンになります
みたらし団子
☑材料
・冷凍ご飯
・片栗粉
・水
【作り方】
ボールに温めたご飯と片栗粉(茶碗1杯に大さじ2を目安)を入れ、よくこねます。粒が残っていても大丈夫ですが、よくこねることでなめらかな団子になります。
白玉のように丸め、沸騰した鍋の中に入れて茹でます。浮かんできたらお湯から出し、お好みで串に刺して直火で焼き色をつけます。焼かなくても美味しいですが、焼くと香ばしさが増します。
鍋に、水、醤油、砂糖を入れ煮詰め、溶き片栗粉(大さじ1を目安)を入れ、タレを作ります。できあがったタレを団子に絡めて完成。
まとめ
ご飯を冷凍保存することで、保存期間が格段に延び、温め直すことで簡単に食べることができます。
保存方法に注意して、きちんと冷凍し正しい解凍を行うことで、炊き立てと変わらない、ふっくらとして美味しいご飯になります。
一人暮らしの方や、調理に時間のとれない方は冷凍ご飯をうまく活用してみてください。
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