【冷凍できるの?】ヨーグルトの冷凍保存と保存期間、レシピ5選!
今までに、「このヨーグルト、もうダメかな~」と思ったことはないでしょうか。
大きな容器に半分くらい残して、気づいたら賞味期限が1週間過ぎている…
恐る恐るふたを開けてみると、中では半透明の液体が増えていて、食べるのを諦めてしまう。
このような方は意外と多いようです。
こうなる前にぜひ行っていただきたいのが、冷凍保存です。
あまり知られていないのですが、ヨーグルトは、市販のものも自家製のものも、冷凍することができます。
これからご紹介する方法を使って、ぜひ長期保存してみてください。
目次
ヨーグルトを冷凍するメリット
長期間の保存が可能になる
ヨーグルトを冷凍する一番のメリットは、長期間の保存が可能になることです。
通常、ヨーグルトの賞味期限は、未開封の状態で1週間前後、開封後の状態で1~2日程度と言われています。
これは、小食の方や、何日かに分けて食べたい人にとっては、厳しい期間設定です。
冷凍保存しておくことで、賞味期限を3~4週間まで伸ばすことができます。
「冷凍すると、乳酸菌が死んでしまう」と心配される方もいますが、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、冷凍してもほとんど死ぬことがありません。
仮に、乳酸菌が死んでしまったとしても、他の乳酸菌の養分になるため、健康に及ぼす効果は変わりません。
冷凍後そのままスイーツにできる
ヨーグルトを冷凍する2つ目のメリットは、簡単にスイーツが作れることです。
この記事のレシピの項でも説明していますが、ヨーグルトを冷凍するときに、ちょっとした手間を加えるだけで、本格的な美味しいアイスクリームができます。
ヨーグルトの乳酸菌や、その他の栄養が生きているので、美味しい上に、身体にも優しいスイーツを手軽に作ることができます。
ヨーグルトの冷凍保存方法
市販のヨーグルトの場合
ヨーグルトを冷凍するには、砂糖、ジャム、はちみつなどで加糖する必要があります。
そうすることで、解凍後に液体と固体が激しく分離することを防ぐことができます。
【プレーンヨーグルト(無糖タイプ)を冷凍する】
1.ヨーグルトを容器から出し、タッパーウェアなどに入れ替えます。
2.砂糖/ジャム/はちみつなどを混ぜ合わせ、ふたをして冷凍します。
◆混ぜる前の様子(使用したのは、砂糖+イチゴソース)
◆混ぜた後の様子
【普通ヨーグルト(加藤タイプ)を冷凍する】
このタイプの場合は、市販の容器ごと冷凍することができます。
もちろん、タッパーウェアに移し替えてから冷凍するのもOKです。
自家製ヨーグルトの場合
自家製の手作りしたヨーグルトは、タネ用としてのみ冷凍保存が可能です。
冷凍後に解凍すると、液体と固体が分離してしまうため、食用には向きません。
タネ用として冷凍する場合は、タッパーウェアなどに入れ、封をして冷凍します(特別な手順はありません)。
ヨーグルトの解凍方法と保存期間
ヨーグルトの解凍方法
【市販のヨーグルトの場合】
冷凍したヨーグルトは、そのまま使用することができます。
解凍する必要がある場合は、電子レンジで解凍するか、冷蔵庫で自然解凍させてください。
【自家製ヨーグルトの場合】
冷凍した自家製ヨーグルトは、冷蔵庫or室温で自然解凍させてください。
解凍すると、液体と固体が分離しますが、両方合わせてタネとしてご使用します。
電子レンジは、温度上昇により菌が死んでしまう可能性があるため、使用しないでください。
ヨーグルトの保存期間
【市販のヨーグルトの場合】
冷凍ヨーグルトの保存期間は、3~4週間です。
食感や風味が劣化するため、解凍後の再冷凍はできません。
【自家製ヨーグルトの場合】
タネ用としての保存期間は、1か月です。
乳酸菌の力が弱まるため、解凍後の再冷凍は不可です。
ヨーグルトの乳酸菌と栄養
ヨーグルトの乳酸菌と栄養、カロリー
ヨーグルトは、一般的に”動物の乳+乳酸菌”で作られます。
日本で見るほとんどのヨーグルトは、”牛乳+乳酸菌”で作られているため、”牛乳の栄養素+乳酸菌の効果”の両方を得ることができるのです。
ヨーグルトは、その質量の90%近くが水分で構成されているため、100gあたり 約62kcalと低カロリーです。
また、ヨーグルトには以下のような栄養素が含まれています(太字=豊富な栄養素)。
【ミネラル】
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、ヨウ素
【ビタミン】
ビタミンA、B1、B2、B6、葉酸
牛乳がそうであるように、ヨーグルトもかなり広い栄養素をカバーしています。
ヨーグルトの効能
先ほど、「ヨーグルトは、牛乳の栄養素+乳酸菌の効果を持つ」ということをお話ししました。
この、”牛乳の栄養素”と”乳酸菌の効果”が、私たちの身体に嬉しい効能をもたらしてくれます。
効能その1:カルシウム効率摂取で骨粗鬆症予防
ヨーグルトには、牛乳と同じくカルシウムが豊富に含まれています。
しかも、ただ豊富なだけでなく、吸収しやすい形で含まれているのです。
カルシウムは本来、人体に吸収されにくい栄養素です。
例えば、”牛乳はカルシウムが豊富”というイメージがありますが、仮に100mgのカルシウムを摂取しても、100%吸収されるわけではありません。
牛乳のカルシウム吸収率は 40~50%と言われています。
それに比べ、ヨーグルトのカルシウムは、乳酸菌の働きにより、40~80%も吸収されます。
効率的にカルシウムを摂取できるので、成長期のお子さんや、骨粗鬆症が心配な年配の方には、ぴったりの食品です。
効能その2:便秘が改善し、きれいなすべすべ肌が返ってくる
ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、腸内環境を改善する働きがあります。
そもそも便秘状態とは、腸の活動が停滞し、食べ物のカスなど溜まっている状態です。
そこへ乳酸菌が送り込まれることで、腸が刺激され、本来の活動を始め、腸内にたまっていた食べ物のカス・毒素が排出されるようになります。
体内が定期的にメンテナンスされるので、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルが改善し、きれいな肌を取り戻すことができます。
ヨーグルトを使った簡単レシピ5選
ヨナナスで作るマンゴーフローズン
出典:https://cookpad.com/recipe/2700714
☑材料(1~2人分)
・冷凍マンゴー 1/2個
・冷凍ヨーグルト 200g
<作り方>
1)加糖済みの冷凍ヨーグルトを凍ったまま使用します。スプーンなどですくいながらヨナナスに入れください。
2)冷凍マンゴーも適当な大きさにカットし、ヨナナスに入れます。
3)ヨナナスのスイッチを入れたら完成です。
★ヨーグルトを水切りしない簡単レシピです。
ブルーベリーヨーグルトアイス
出典:https://cookpad.com/recipe/4451119
☑材料(約400ml分)
・プレーンヨーグルト 250g
・ホイップクリーム 150g
・上白糖 30g
・ブルーベリージャム 90g
<作り方>
1)ザルにキッチンペーパーをひき、ボウルの上にセット。プレーンヨーグルトを入れて、150gになるまで水切ります(4時間程度)。
2)ホイップクリームに砂糖を加え、泡立てておきます。
3)水切りヨーグルトのボウルにヨーグルトを 1/4 加え、ゴムベラで底から返すように混ぜます。
4)ヨーグルトを全て加え、再び底から返すように混ぜます。
5)ブルーベリージャムを入れて、軽く混ぜます。
6)タッパーウェアに移し替え、ラップを表面にぴっちりと密着させ冷凍します。
★”冷凍する前の”ヨーグルトのレシピです。
いちごと豆乳のスムージー
出典:https://cookpad.com/recipe/4459300
☑材料(500~600ml分)
・豆乳 100ml
・冷凍ヨーグルト 200g
・イチゴ 7~8粒
・はちみつ 適量
・氷 適量
<作り方>
1)イチゴのへたをあらかじめ取り除いておき、ミキサーに入れます。
2)加糖済みの冷凍ヨーグルトを、凍ったままミキサーに入れます。
3)豆乳も加えて、ミキサーのスイッチを入れます。
4)ある程度混ざったらはちみつを加えて、さらに混ぜたら完成です。
★冷凍ヨーグルトだけでも冷たくなりますが、足りない場合は氷を入れて調整してください。
ヨーグルトレアチーズケーキ
出典:https://cookpad.com/recipe/4469827
☑材料(18㎝丸形1台分)
・冷凍ヨーグルト 400g
●ビスケット 60g
●溶かしバター 25g
・砂糖 20g
・生クリーム 200ml
・マシュマロ 80g
・レモン汁 大さじ1
<作り方>
1)ザルにキッチンペーパーをセットし、ボウルの上にセット。冷凍ヨーグルトを入れて、冷蔵庫で解凍&水切りします。
2)ケーキの方にラップを敷き、クッキングシートを設置しておきます。
3)●のビスケットをポリ袋等に入れて叩き割り、細かくしておきます。
4)(3)に溶かしバター(600wで20秒程度)を加えて揉み合わせ、型に敷き詰めて、冷蔵庫に入れておきます。
5)(1)の水切りヨーグルトをボウルに移し、砂糖を加え、滑らかになるまで混ぜ合わせます。
6)ボウルに生クリームを少しずつ加え、さらに混ぜ合わせます。
7)耐熱容器にマシュマロを入れ、レンジで様子を見ながら加熱(600wで2分30秒程度)します。
8)ヨーグルトの入ったボウルに、マシュマロを少量ずつ加え、混ぜ合わせていきます。
9)マシュマロを全て加えたら、レモン汁も加えて混ぜ合わせていきます。
10)ケーキの型に(9)を流し込み、冷蔵庫で3時間冷やしたら完成です。
簡単バナナヨーグルト
出典:https://cookpad.com/recipe/4461837
☑材料(1人分)
・冷凍ヨーグルト 100g
・バナナ 1本
・スライスレモン 少量
・ピーナッツバター 小さじ1杯
<作り方>
1)加糖済みの冷凍ヨーグルトは、あらかじめ冷蔵庫で解凍しておきます。
2)バナナを輪切りに、スライスレモンはみじん切りにしておきます。
3)ヨーグルトと、バナナ、レモンを混ぜ合わせます。
4)ピーナッツバターをレンジで1分ほど加熱し、とろとろになったものを上にかけたら完成です。
★ピーナッツバターは、加熱後すぐにかけてください(時間がたつと固まるため)。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
無糖のヨーグルトであれば、糖分を加えることで、加糖のヨーグルトであれば、市販の容器のまま冷凍できます。
自家製ヨーグルトも、タネ用としてであれば冷凍できるのです。
冷蔵では1週間程度しか保存できなくても、冷凍なら3~4週間の保存ができるようになります。
やってみると簡単ですので、ぜひヨーグルトの冷凍保存に挑戦してみてください。
>>【冷凍で長持ち】野菜の保存方法で気をつけるべき3つのポイント