独自の流通網と冷凍技術を武器に。1日3万食の弁当製造現場から生まれる、浜の家の冷凍戦略

1日に約3万食の弁当を製造・出荷する株式会社浜の家。給食・惣菜事業を基幹とする同社は、既存事業の生産性向上と新事業の開拓のために急速冷凍機アートロックフリーザーを導入しました。冷凍弁当だけでなく、チルド惣菜の冷却や新商品開発など、多用途で活用。既存事業の強固な基盤を活かしながら、冷凍技術を新たな武器として展開する浜の家の取り組みをご紹介します。

基本情報

  • 会社名:株式会社浜の家
  • 都道府県:兵庫県
  • 業種:弁当・惣菜・給食製造業
  • 凍結品目:弁当惣菜、冷凍弁当ほか
  • 品質面での課題:盛り込み後の温度上昇、冷却時間の長さ
  • ビジネス面での課題:新規事業開発、需要変動への柔軟な対応
  • 導入機種:アートロックフリーザー(小型機)4台

導入背景:新規事業を見据えた冷凍・冷却体制の構築

浜の家では、既存の給食・惣菜事業に加え、冷凍食品を軸とした新規事業の可能性を検討していました。その中で求められたのが、既存事業の生産性向上にも活用できる「冷凍」と「冷却」の両方に柔軟に対応できる設備です。特に課題となっていたのが、調理後の惣菜を3℃以下まで冷却する工程でした。従来設備では、盛り込み時に温度が上がってしまい、作業効率や品質管理の面で改善の余地がありました。そこで、盛り付け場近くに設置でき、短時間で確実な冷却・冷凍が可能なアートロックフリーザーの導入を決断しました。

導入後に実施したこと:4台を使い分ける柔軟な運用

導入されたアートロックフリーザーは計4台。すべて同一エリアに設置し、時間帯や用途によって使い分けています。午前中は高齢者施設向けチルド惣菜の冷却用途として活用し、夕方以降は冷凍弁当の製造に使用するなど、1日の中で用途を切り替えながら稼働させています。冷却用途では、庫内温度を−40℃に設定したまま、食品が約30分で3℃程度になるよう逆算して使用。これにより、盛り込み後の温度上昇を抑え、スムーズな製造導線を実現しました。

また、すべてを芯まで凍結せず、厚みの一部のみを急速冷凍し、その後プレハブ冷凍庫へ移送する運用も採用。品質に影響の出にくい食品では、この方法により作業時間の短縮を図っています。小型機を複数台導入したことで、将来的な用途拡張にも柔軟に対応できる体制が整いました。

導入後の成果:製造効率向上と事業展開

現在、アートロックフリーザーは冷却・冷凍を合わせて、1日あたり約2,000食分の製造に活用されています。製造スタッフ約12名の体制でも、安定した品質と効率的なオペレーションが可能になりました。チルド惣菜については、配送距離や納品頻度を踏まえ、冷凍ではなくチルドで毎日届ける形を選択。冷却性能の向上により、この製造体制を支えられるようになっています。冷凍弁当の需要も着実に伸びており、納品エリアの拡大に伴い、冷凍機の活躍シーンは今後さらに増えていく見込みです。

今後の展開:ピザ・透析食・寿司への挑戦

今後の展開としてまず構想しているのが、冷凍ピザ事業です。閉店した近隣のイタリアン店舗の石窯を活用し、焼きたてのピザを急速冷凍することで、店舗の味を高い再現性で残せることを確認しました。家庭用・業務用双方での商品化を目指しています。次に検討しているのが、透析患者向けの冷凍食。専門の栄養士と連携し、栄養設計された食事をセット化して病院へ提供する構想です。患者・医療機関双方の負担軽減につながる可能性があります。さらに、寿司への挑戦も視野に入れています。代表自身の板前経験を活かし、大阪らしい甘めのシャリを特徴とした冷凍寿司を、冷凍技術によって全国へ届ける構想です。

1日3万食を安定供給できる製造力と、既存の仕入れ・流通網は、冷凍事業においても大きな強みとなります。浜の家は今後も、強固な基盤と冷凍技術を掛け合わせ、新しい価値を生み出す商品づくりに挑戦していきます。

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