水産加工・卸事業者が急速冷凍機を導入するメリットと活用事例をご紹介
急速冷凍機で利益を大きく伸ばしている水産加工業者が増えているのをご存知でしょうか?
最新の急速冷凍技術は、ドリップや血合の変色などを起こさずに冷凍ができます。
特に冷凍が難しいとされてきた変色しやすい魚種(ブリ、カツオ、まぐろなど)でも品質を落とさず長期保存が可能です。
冷凍はやらないと言っていた水産加工会社でも急速冷凍を取り入れるケースが増え、「商圏を伸ばす」、「安い時にまとめて仕入れる」、「付加価値をつけて販売する」など、様々な方法で利益を増やすことに成功し、中には設備費用を1年かけずに回収してしまう会社も出ています。
最近では急速冷凍機を導入している水産加工会社が増え、急速冷凍機を活用しないとライバルに勝てない必須の設備だとおっしゃる方もいらっしゃいます。
このページでは水産加工業者が急速冷凍機を導入するメリットを紹介。さらに水産加工業者におすすめの急速冷凍機や導入事例もご紹介していきます。
目次
急速冷凍機導入のメリット
まずは水産加工業者が急速冷凍機を導入するメリットからご紹介していきます。
主に下記4点が大きなメリットとして挙げられます。
- ①安く仕入れて通年販売できる
- ②付加価値の高い商品作れる
- ③商圏を広げることができる
- ④アニサキスによる食中毒を予防できる
それぞれ詳しく解説していきます。
メリット①:安く仕入れて通年販売できる(好きな時に好きな量仕入れて好きなタイミングで販売できる)
急速冷凍することで品質をそのままに長期保存することが可能となるため、鮮度の劣化による値下げや廃棄ロスの心配がありません。そのため、仕入れと販売を好きなタイミングで行うことができます。
水揚量が多く価格が下がるタイミングや旬の品質の高いものをストックし、高く売れる時期や需要のある時期に販売することが可能です。
例ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10月に伊勢海老を5,000円/kgで500kg購入
年末に9,000円/kgで販売し2,000,000円の利益
寒ブリを大量にストックし、通年販売
旬の品質を通年出せることを武器に新規開拓
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これにより利益率を上げたり、他社との差別化によってシェア拡大を狙うこともできます。
メリット②:付加価値の高い商品が作れる
急速冷凍することで付加価値を高めた商品作りも可能となります。
急速冷凍機を活用する際の付加価値を付けるポイントは「高品質」、「見栄え」、「利便性」の3つです。
【ポイント①:高品質】
付加価値を付けるための1つ目のポイントは「高品質」です。
鮮魚はもちろん、甲殻類、貝類など様々な種類の食材で、従来の冷凍で発生していた品質劣化(ドリップや変色、臭みなど)を起こさず、高い品質を維持することができます。
水産品・水産加工品と相性の良い急速冷凍機を使えば、変色しやすい食材(ブリ、まぐろ、かつおなど)や鮮度が落ちやすい青魚などでも変色や臭み、ドリップが出ない状態で解凍できています。
【ポイント②:見栄え】
付加価値を付けるための2つ目のポイントは「見栄え」です。
食事において味はもちろん、見栄えも価値を上げる重要な要素となります。
最新の急速冷凍機を活用することで、変色を抑えて新鮮なままの食材の色味を維持できることに加え、盛り付けなどの見た目もそのままの状態で提供することが可能です。
食材の乾燥を起こさない急速冷凍機を使うと食材を裸で冷凍することができるため、盛り付けた状態で凍結をすることで、刺身の角が立った盛り付けをそのまま届けることができます。
ただ冷凍の魚を届けるのではなく、お造りを食べるという体験ごと届けることで付加価値を高め、成功している企業様もいらっしゃいます。
【ポイント③:利便性】
付加価値を付けるための3つ目のポイントは「利便性」です。
飲食店や宿泊施設などの人手不足や、共働きによる家事の時間が取れないと言った状況により、簡単に使える・提供できる商品への需要が増えています。
少し値段が高くとも仕込みが楽になる加工済みの冷凍食材や解凍して簡単に食べられる調理品・半調理品の商品で売上を伸ばしている事例は多く存在します。
また、使いたい分だけ解凍して使えるバラ凍結(IQF凍結)の商品などもロスが出ない、使い勝手が良いとされ人気商品となっています。
このように急速冷凍機を活用し、「高品質」「見栄え」「利便性」などの付加価値を付けることで単価を上げたり、競合の会社との差別化することでシェア拡大を図り、売上アップに繋げることが可能です。
メリット③:商圏を広げることができる
急速冷凍機を活用することで商圏を広げることができます。
これまで足が早く生産地でしか食べられていなかった食材や前の章でお伝えした付加価値の高い商品を急速冷凍で世界のどこにでも届けることが可能です。
そのため、「国内で獲れた高品質な食材を海外へ輸出する」、「地方の食材を首都圏などの消費地に販売する」と言った新たな販路を作ることができます。
近年、これまで獲れなかった魚が獲れる(北海道でブリが獲れるなど)という現状が日本各地で起こっています。
これまで獲れなかった魚は食べる習慣がないため、安くしか売れないといった課題も急速冷凍して需要のあるエリアに販売することで高く売れるという活用事例もあります。
メリット④:アニサキスによる食中毒を予防できる
急速冷凍機はアニサキスを死滅させることにも役立ちます。
アニサキスは-20℃で24時間以上冷凍することで死滅します。通常の冷凍でも死滅させることはできますが品質が落ちてしまうため、美味しく食べることができません。
しかし、急速冷凍であれば品質を落とさずにアニサキスを死滅させることが可能です。
本来、刺身で提供したいのにアニサキスのリスクによって提供できないと言った課題も解決できます。
ここまで水産加工業者が急速冷凍機を活用することで得られるメリットをご紹介してきました。
では実際に導入するとなった場合どのような急速冷凍機が良いのでしょうか?
次の章では水産加工会社で導入の多い急速冷凍機をご紹介します。
水産加工会社におすすめの急速冷凍機
水産加工・卸の会社に導入の多い急速冷凍機はアートロックフリーザーという急速冷凍機(エアブラスト冷凍機)です。
選ばれている理由は様々ありますが特に大きい理由である「①品質の高さ」、「②コストパフォーマンスの高さ」についてご紹介します。
①品質の高さ
1つ目は「品質の高さ」です。
アートロックフリーザーに搭載されているマイクロウインドシステムは微細な冷気を生み出します。
この微細な冷気による特殊な気流が熱交換速度を早めることで過去最高レベルの凍結速度で、なおかつ食材の乾燥を起こさずに急速冷凍できます。
これにより、あらゆる魚種をラウンド(丸々一匹そのまま)、フィレ、切り身、刺身などのあらゆる状態で急速冷凍し、変色、ドリップ、臭みなどの品質劣化を起こさず提供可能です。
これまで冷凍が難しいとされてきたブリ、マグロ、カツオ、鯖などでも変色や臭みなどの劣化を起こさず、長期保存できています。
過去最高レベルでの高品質な商品が実現できているため、客単価数万円のミシュランの星を獲得したお店などでも使われています。
②コストパフォーマンスの高さ
2つ目は「コストパフォーマンスの高さ」です。
アートロックフリーザーは従来の急速冷凍機に比べ、より大量の食品を冷凍することが可能です。
AIスマートフリーズという自動制御システムを搭載しており、投入する食材や運転状況に合わせ常に最適な設定に調整することで冷凍能力を強くすることができます。
加えて、アートロックフリーザーはアンチフロスト機構という霜の付かない仕組みが使われています。
従来の急速冷凍機では、通常2.3時間に1度霜取り(デフロスト)のために1時間急速冷凍機を休ませる時間が必要となり、作業時間の約3割は食材を冷凍することができません。
それに対して、アートロックフリーザーは最大72時間連続稼働することができ、急速冷凍機の稼働時間を大幅に増やすことで、効率を30%程上げることができます。
このようにAIスマートフリーズとアンチフロスト機構により従来の急速冷凍機と比較し、投資金額に対してより多くの食材を急速冷凍することが可能です。
アートロックフリーザーはこれらの機能により、品質の高い急速冷凍をコストパフォーマンス高く実現できるため、多くの水産加工業者に選ばれています。
小型の機種から大型の機種まで様々なサイズの製品があるため、ぜひカタログもご確認ください。
水産加工業者の導入事例
ここからはアートロックフリーザーを導入した企業の導入事例をご紹介します。
事例①:株式会社ジャパンフードプロデュース 様
業種:水産加工、水産卸
凍結食材:魚、水産加工品
【ポイント】
- 良いもの消費期限を気にせずに安く仕入れて時期を選ばす提供
- 急速冷凍で付加価値の高い商品を作り、売上を拡大
- 基本となる安いものを高く売るを徹底
- 急速冷凍機の導入から半年で設備費用を回収
株式会社ジャパンフードプロデュース様は仕入れた食材を急速冷凍機で付加価値の高い商品に冷凍・加工し、飲食店を中心とした業者向けの卸をメインにしています。
安く仕入れられるタイミングにまとめて仕入れることで仕入れコストを抑え、「ロスが出ない」、「仕込みが楽になる」、「質の高いものがいつでも手に入る」などの付加価値をつけることで、顧客の満足度高く、かつ利益率の高い事業を実現しています。
今では顧客から急速冷凍の食材で卸してほしいという指定も多くなっているそうです。
また、新たな事業として、全メニューで急速冷凍をした食材を使用している海鮮バルやECサイトでの販売も行っています。
事例②:株式会社ふく成 様
業種:水産養殖、加工、卸
凍結対象:鯛、とらふぐなど
【ポイント】
- アートロックフリーザーで付加価値の高い商品作りに成功
- 業者・消費者の両方への事業を持つことで外部要因の変化(コロナなど)に対応可能に
- 営業利益率が3%から9.8%にアップ
株式会社ふく成様は養殖と卸をメインにしていました。
アートロックフリーザーを導入したことで、既存の業者向け卸に加え消費者向けの商品の製造・販売も始めています。
アートロックフリーザーを活用し、高品質な急速冷凍の商品を作ることに成功しました。購入した顧客の満足度が非常に高く、日本最大のオンライン直売所「食べチョク」でも水産カテゴリーで2年連続1位を獲得しています。
利益率の高い消費者向けの商品をオンライン販売やテイクアウトなどで販売することで、営業利益率を3%から9.8%に伸ばすことに成功しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
水産加工業者が急速冷凍機を活用すると「商圏を広げる」、「安い時にまとめて仕入れる」、「付加価値をつけて販売する」など様々なメリットがあります。
実際に、非常に大きく利益を上げている企業様も多数出ています。
そのためには品質の高い冷凍ができ、コストパフォーマンスの良いアートロックフリーザーがおすすめです。
加えて、アートロックフリーザーの導入事例をご紹介した資料「特殊冷凍導入事例シリーズ〜水産養殖/加工編〜」もご用意がございます。
【この資料でわかること】
- 直販事業成功のポイント
- 高付加価値を生み出すための取り組み
- 急速冷凍機を導入する前後の変化
ぜひ、資料「特殊冷凍導入事例シリーズ〜水産養殖/加工編〜」で詳細をご確認ください。