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【美味しい冷凍食品】お弁当や夕食、おやつでの活用術

品質が良く美味しい冷凍食品がたくさん販売されています。使い勝手が良いので、利用されている方も多いのではないでしょうか。

特に、お弁当を作る際に冷凍食品は便利です。調理時間を短縮し、無駄なく使うことができるなどのメリットがあります。

また、冷凍食品はお弁当だけでなく夕食のおかずやおやつなど、幅広く使うことができます。

お勧めの冷凍食品や使う際のポイントをご紹介するとともに、美味しい冷凍食品を製造するうえで必要不可欠な急速冷凍技術をご紹介したいと思います。

お弁当に冷凍食品を活用するコツ

お弁当

冷凍食品を一番多く利用する場面は、なんと言ってもお弁当作りです。

冷凍食品を使うことで、調理時間を短縮することができる、多品種作ることができる、無駄なく使うことができる、などのメリットがあります。

冷凍食品を上手に使うことで、お弁当作りを楽にすることできます。冷凍食品を使ってお弁当を作る際のコツが3つあるので、ご紹介します。

コツ1、冷凍野菜を使って彩りを良くすること

お弁当作りで気をつけたいことは、彩りを良くすることです。

彩りを良くするにはカラフルな野菜を使うことですが、その際に生の野菜だけでなく、冷凍野菜を使うことをお勧めします。

例えば、冷凍ブロコッリーを解凍して1つ2つ入れるだけで格段にきれいになります。

また、冷凍インゲンや冷凍ほうれん草、冷凍コーンなどの和えものや、ミックスベジタブルをさっと炒めた簡単なおかずなどを入れると、見た目だけでなく栄養バランスも良くなります。

生の野菜は季節によって値段が変わり、高騰してしまうことがあります。しかし、冷凍野菜ならば1年を通して価格が変わらないので、お財布に優しく安心して使うことができます。

コツ2、冷凍食品を使って隙間を埋めること

お弁当を作るにあたって困ることは、隙間が空いてしまうことです。

基本的におかずをお弁当に詰める際には、メインのおかずや大きいおかずを詰めてから、小さいおかずを詰めていきます。

すると、どうしても隙間ができてしまうことがあります。

そんなときに便利なのが、弾力のある冷凍食品。肉団子やシューマイなどは、形が崩れずに使うことができるので、隙間が空いてしまった際に便利です。

コツ3、自然解凍できる冷凍食品を使うこと

自然解凍できる冷凍食品は、冷凍庫から出しお弁当箱に詰めるだけなので、手間や時間がかかりません。

加熱解凍させる冷凍食品に比べて、解凍する時間と冷ます時間を合わせて、約25分短縮することが可能

20℃くらいの室温で2時間30分~3時間で解凍されるので、朝に詰めるとお昼時に食べごろになります。

徹底した品質管理のもと製造されているので、衛生的な心配はありません。
から揚げ、カツ、シューマイ、ハンバーグ、白身フライなど様々な種類のものがあります。

幅広い用途に!お勧めの美味しい冷凍食品

お弁当のおかずだけでなく、夕食のおかずや食事、おやつなどに最適な冷凍食品が色々と販売されています。

その中でもお美味しいと定評がある、お勧めの商品を紹介したいと思います。

■白身魚タルタルソース【マルハニチロ】

白身魚の中にタルタルソースが入っているので、サクっとした食感のまま食べることができます。フライものですが、サッパリとしていて美味しいです。

■水なし油なし!餃子【味の素】

パラっとした食感で、焼き豚、卵、ネギなど具沢山の炒飯です。そのまま温めて、手軽な食事として使うことができます。

■ニッスイ 3種の和惣菜

自然解凍もOKの手軽さ。そのままお弁当に入れるだけ!一品入れるだけで彩りも良くなります。

■から揚げチキン【ニチレイ】

焦がし醤油味なので、ご飯によく合います。サクッとして美味しいから揚げです。

■3種の中華【ニッスイ】

「マーボーなす」・「チンジャオロウスー」・「ホイコーロー」など、中華のおかずが複数入ったバリエーション豊富な商品です。

■ごっつ旨いお好み焼き【テーブルマーク】

キャベツがたっぷり入ったふわふわの生地に、海鮮の具がたくさん入っています。お店のお好み焼きに匹敵する美味しさです。

■たらこといかスパゲッティ【日本製粉】

焼きたらこの風味が絶妙で、パスタの湯で加減もちょうど良いです。手軽に本格的なパスタを作ることができます。
 
冷凍食品とは思えないくらい美味しい商品が、数多く発売されています。
しかし、どれほど美味しい冷凍食品でも、きちんと取り扱わなければ味は落ちてしまいます。

冷凍食品を使うにあたり注意したい点が3つあるので、参考にしてみて下さい。

1、保存状態が良いものを選ぶ

基本的に冷凍食品の品質は、-18℃以下で保存することで守られます。霜が付いている商品は、溶けて凍ってを繰り返しているので、品質が劣化していることがあります。

2、購入してから、なるべく溶けないように持ち帰る

溶けると品質が落ちてしまうので、保冷剤などを利用することをお勧めします。
また、まとめて買うと保冷効果が高くなり、買い物袋の真ん中に入れると防熱になります。

3、使い切れない場合は、なるべく空気に触れないように冷凍保存する

袋に空気が入らないように輪ゴムなどでしっかりと閉じ、保存袋に入れることで品質を落とさずに使うことができます。

冷凍食品の美味しさの秘密、「急速冷凍」とは?

様々な冷凍食品が出回っていますが、冷凍食品を製造するうえでいくつか基準があることをご存知ですか?

■1、食材を下処理してあること
例えば、魚は切り身にさばいて揚げてある、もしくは揚げるだけという状態にする必要があります。

■2、きちんとした包装をしてあること
製造から流通までの過程で異物混入や、乾燥などを防ぐために重要なことです。

■3、-18℃以下を保持していること
基本的に-18℃以下であれば、食品の品質を守りながら1年間保存することができます。

■4、急速冷凍していること
通常の冷凍方法では品質が劣化してしまうので、急速冷凍する必要があります。
 
このように、冷凍食品は4つの条件を満たしています。

冷凍食品を製造するにあたり急速冷凍する必要がありますが、「急速冷凍」とはどのような冷凍方法なのでしょうか。

簡単に説明すると、食品の水分が凍る温度帯を素早く通過させ一気に冷やすこと。冷凍すると、食品の品質は落ちてしまいます。

その理由は、食品の水分が凍る際に氷の結晶が大きくなり、食品内の細胞が破壊されてしまうからです。

食品内の水分が凍る-5℃~-1℃の温度帯を素早く通過させることができれば、氷の結晶の成長を抑制し、細胞破壊を防ぐことができます。その結果、品質を落とさずに凍らすことができます。

解凍後のまぐろの比較

急速冷凍することで、安全性、美味しさ、栄養価を守ることができるので、具体的に例を挙げて解説したいと思います。

食品の安全性を守ることができる

例えば、冷凍おにぎりの製造において、炊いたご飯をおにぎりにし、30℃近くに冷ましてから急速冷凍します。

炊き立ての鮮度のまま冷凍保存することができ、中心温度が一気に-20℃近くになるので、細菌の増殖を防ぐことが可能。

品質だけでなく衛生面での心配がないので、保存料の使用も抑えることができます。

食品の美味しさを守ることができる

例えば、冷凍チャーハンにおいて、ご飯を冷凍するとデンプンが老化してしまうので、食感が悪くなってしまいます。

しかし、-20℃近くまで素早く冷却することで老化を防ぐことができ、美味しさを維持することができます。

また、冷凍カボチャは生のカボチャよりも美味しいと言われています。
カボチャは収穫後にデンプンが糖に変わり完熟するので、収穫したばかりよりも少しおいた方が甘くなります。

冷凍カボチャは、完熟した一番美味しい状態のものを急速冷凍しています。

栄養価を守ることができる

冷凍野菜は、旬の時期のものを収穫して急速冷凍しています。
栄養価の高い状態を維持することができるので、生の野菜に比べても遜色ありません。

例えば、枝豆はビタミンAとK以外の栄養価は冷凍野菜の方が高いです。

また、ほうれん草はカリウム、亜鉛、ビタミンK以外の栄養価は冷凍野菜の方が高いというデータが出ています。

まとめ

冷凍食品は美味しくて簡単に作ることができるので、お弁当や夕食のおかず、簡単な食事、おやつなど様々な用途で使われています。

そんな冷凍食品の美味しさを可能にしているのが、急速冷凍技術です。

急速冷凍することで、安心・安全で、美味しく、栄養価の高い冷凍食品を製造することができます。

今後も様々な冷凍食品が開発されていくので、ますます注目の技術と言えるでしょう。

>>【冷凍で長持ち】野菜の保存方法で気をつけるべき3つのポイント

>>【お肉の保存徹底ガイド】保存方法、賞味期限、解凍方法、急速冷凍活用法をご紹介!

>>【冷凍肉と魚の日持ちは?】気になる賞味期限と、賞味期限を延ばすコツ

この記事の監修者

木下 昌之

デイブレイク代表
木下 昌之

70年続く老舗冷凍機屋の3代目。2013年、特殊冷凍テクノロジー×ITを軸に国内唯一の特殊冷凍機の専門会社としてデイブレイクを創業。各種メディアや書籍「フードテック革命」にてフードテック企業の代表格として紹介されるなど、「急速冷凍」をコアに食品流通業界の根本改革に邁進中。

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