スープの冷凍方法を写真付きで紹介!保存期間と解凍方法、レシピ公開
「スープを大量に作って保存しておきたい!」
「スープを作りすぎてしまったので保存したい。」
こんな経験ありませんか?
美味しいスープを作ろうとすると色々な具材を長時間煮込んだりと手間がかかりますよね。そんな手間のかかるものは一度にたくさん作って保存しておきたいという方もいらっしゃると思います。
実は保存状態で保存期間が大きく変わります。常温で環境が悪いと半日で腐ってしまうことも…。そんな手間のかかるスープは上手く冷凍することで長期間保存することができます。
食品の冷凍に特化した当サイトがスープの冷凍方法を工程ごとに写真付きでご紹介します。
さらに、知っておくと便利な裏ワザテクニックやスープの解凍方法、保存期間もご紹介します。
スープの冷凍方法を知って美味しいスープを上手に活用していきましょう。
目次
スープを冷凍するメリット
煮込む時間や調理の手間を短縮することができる
自家製だしや具材の野菜などの煮込み時間や調理の手間を短縮できるので便利です。
ポタージュスープのように、具材を炒め・煮て・つぶすなど手順が多いスープや具材をたくさん入れるスープ(特に煮込み時間のかかる根菜など使うスープ)は作るのに時間がかかるため、すぐに食べることができる冷凍保存がオススメです。
使いたいときにすぐに食べることができる
スープは小分けにしてストックできるので、料理に使いたいときや子供の離乳食、朝食で1人分準備したいときなどに便利です。
後半では、簡単で手軽に小分けにストックする方法もご紹介します。
このようにスープを冷凍すると手間を短縮することができ、便利に使うことができます。では、どのように冷凍するといいのでしょうか。
ここからはスープの冷凍方法についてご紹介していきます。
冷凍方法
スープの冷凍方法では「タッパーに入れて冷凍する方法」と、「ジップロックなどの袋に入れて冷凍する方法」があります。
どちらでも構いませんが、解凍を手早く行いたい場合は袋での保存をオススメします。(冷凍時に薄く平らにできたり、小分けの線をつけたりできるのが便利)
1) スープの粗熱をとります。
2) 1回に使う分量ずつ保存容器にスープを入れます。できるだけ空気を抜いておきましょう。
※袋に入れる場合は口を逆側に折り曲げて立ててから注ぎ込むと作業しやすくなります。
※スープは冷凍すると少し膨張します(かさが増えます)。ですので保存容器には全体の8割くらいの量で入れておきましょう。
※冷凍後には具材やスープの色が見えづらくなるため、袋やタッパーにスープ名を書いておくことがオススメ。迷子にならずにすみます。
3) 袋に入れた場合はなるべく平らにして、金属トレイに重ならないように並べて冷凍庫に入れます。
タッパーに入れた場合も金属トレイにおいて冷凍庫に入れます。
【袋に入れた場合 小分けに取り出したいときの裏技】
離乳食に使いたいときなど小分けに使いたいときは、「半解凍になった時」に保存袋に菜箸や包丁乗せでスジを付けておくと、そのスジでぱきっと割って使いたい分だけ使うことができます。
また製氷皿に入れて冷凍しておいても小分けに使えて便利です。凍ったら製氷皿から外してジップロックなどの袋に移し替えておけば、ストックを増やすことができて便利です。
冷凍に向かないスープ
冷凍に向かないスープは、中に入っている具材とそれらの大きさにより決まります。以下で紹介する食材は代表的な「冷凍すると食感を損なう」食材になります。
・じゃがいも(つぶしていないもの)
・たけのこ
・豆腐(つぶしていないもの)
・こんにゃく
このような冷凍に向かない食材を具材として使っているスープは冷凍しないようにしてください。解凍後に食感が大きく変わってしまうのでせっかくのスープのおいしさを損なってしまいます。
解凍後の食感の例として、「じゃがいもの場合」は解凍後にボソボソとしたスポンジのような食感になってしまいますし、「こんにゃくの場合」は解凍後に固いゴムのような食感になってしまいます。
解凍方法と保存期間
スープの解凍方法
スープの解凍方法は以下の通りです。
1)食べる前日に冷蔵庫に移して半解凍しておきます。水を入れたボウルに浸して半解凍してもOK。
2)シャリシャリとした感じまで解凍できたら、崩しながら鍋に入れゆっくりと加熱するか、皿に入れてレンジで加熱して解凍します。
温めすぎると、具材がよりくたっとしてしまうので温めすぎないように注意しましょう。
スープの保存期間
スープの保存期間は約1か月です。冷凍保存することで長期保存できるようになりますが、ずっと保存できるわけではありません。ですので、1ヶ月以内に食べるようにしましょう。
冷凍できるスープレシピ
簡単シンプル とろとろオニオンスープ
出典:https://cookpad.com/recipe/2126426
とってもシンプルだけど玉ねぎがとろとろになっていて甘みが引き出され、手が込んでいる感じが出るスープです。シンプルだからこそ、アレンジがしやすいメニューですので自分風にぜひアレンジしてみてください。
☑材料 (2〜3人分)
玉ねぎ 2個
バター 20g
水 500ml
コンソメ 小さじ1
塩コショウ 少々
<作り方>
1)玉ねぎは繊維に対して垂直に薄く切っておきます。
2)1)を600wのレンジで5分加熱します。
3)熱した鍋にバターを入れ、さらに玉ねぎを入れたら弱火から中火で焦がさないように注意しながら10分程炒めます。玉ねぎの色があめ色になるまで炒めます。
4)3)に水とコンソメを入れ、沸騰したら火を弱め5分程煮込みます。
5)塩コショウで味を調えて完成
大人気☆白菜と肉団子のスープ鍋
出典:https://cookpad.com/recipe/2361583
お鍋のようなスープ。お腹がすいたときにもピッタリです。肉団子も冷凍できるので白菜がたくさんあるときにはストックメニューとして使えますよ。
☑材料 (たっぷり3人分)
■豚ひき肉 200g
■塩 小さじ1/4
■片栗粉 大さじ3
■ごま油 大さじ1
■おろしにんにく 少々
■おろししょうが 少々
■醤油 小さじ1/2
■水 大さじ2
■長葱 みじん切り 約5cm
白菜 1/4個
春雨 50g
鶏ガラスープの素 大さじ1強
酒 大さじ2
醤油 大さじ1
塩 適量
ごま油 大さじ1
千切りしょうが 1かけ
<作り方>
1)ボウルに■を入れてよくこね合わせます。白菜は食べやすいな大きさに切っておきます。
2)鍋に油を熱し、千切りしょうがを炒めます。香りがでたら、白菜の芯を入れて炒め、時間差で葉も入れて酒を振り入れ炒めます。
3)2)に水、鶏ガラスープの素を入れます。沸騰したら、肉団子の生地を適当な大きさに丸めて鍋に入れていきます。
4)具材に火が通ったら醤油、塩で味を調えます。仕上げに春雨を入れ、ごま油で風味をつけます。
5)春雨が柔らかくなったら完成(春雨は解凍時に入れたほうがおいしくいただけます)
かぼちゃスープ
出典:https://cookpad.com/recipe/2781718
醤油の隠し味が斬新♪かぼちゃの消費レシピです。作り方は意外と簡単だけど、食卓に出てきたら嬉しいスープですよね。
☑材料
かぼちゃ1/4個
玉ねぎ 半分
バター 20g
☆水 350ml
☆コンソメ 1個
☆砂糖 小さじ1
☆しょうゆ 小さじ1/2
牛乳 300〜350ml
<作り方>
冷凍ぶどうは皮ごと使用します。
1)かぼちゃは皮をむき、種とワタをとり適当な大きさ切っておきます。
2)熱した鍋にバターを溶かし、玉ねぎのスライスを入れしんなりするまで弱めの中火で炒めます。
3)2)に☆の調味料とかぼちゃも入れ、煮込んでいきます。かぼちゃに火が通りまで中火で煮ます。(10分から15分ほど)
4)火がっ通ったら、ブレンダーで滑らかになるまでよく混ぜます。ブレンダーがなければマッシャーやミキサーでもOKです。
5)4)に牛乳を加え、弱火にかけよく混ぜ合わせたら完成。
トマトと玉子の中華風スープ
出典:https://cookpad.com/recipe/2028762
トマトって意外と冷凍OKな食材なんです。色合いもきれいなスープでリコピン(トマトの栄養素)をしっかり摂っちゃいましょう。ゴマ油が香ばしく香る中華スープです。
☑材料 (2人分)
トマト1個
卵 1個
鶏がらスープの素 小さじ1
水 400cc
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
胡麻油 大さじ1
∇片栗粉 小さじ2
∇水50cc
<作り方>
1)卵は割りほぐしておきます。トマトはくし切りにしておきます。
2)∇を溶いて水溶き片栗粉を作っておきます。
3)鍋に水を入れ、鶏がらスープの素を入れて沸騰させます。そこにトマトを入れて2~3分ゆでます。
4)3)に水溶き片栗粉を入れ、塩コショウで味を調えます。
5)4)に溶き卵を回し入れます。卵に火が通ったら火を止め、胡麻油を回し入れ香りを立たせたら完成
簡単!ビシソワーズ(じゃがいもスープ)
出典:https://cookpad.com/recipe/3931944
夏にぴったり!冷たいビシソワーズ。じゃがいもは冷凍には向かない食材ですがしっかりとミキサーにかけることで冷凍可能なんです!解凍は温めてもそのまま食べてもOK、もちろん冷やしてから食べてもOKです。
☑材料 (4人分)
◆じゃがいも 2個
◆玉ねぎ 半分
◆バター 10g〜15g
◆塩コショウ 適量
白ワイン 大さじ1
コンソメ 1個
水 200cc
牛乳 300〜400cc
セロリ(お好みで) 1/2本
<作り方>
1)◆の材料を入れ、フタをして弱めの中火で約2分くらい加熱します。
2)フタを開け、お酒を入れて軽く炒めていきます。炒めたらコンソメと水を入れてフタをして中火にかけます。
3)じゃがいもが少し柔らかくなったら火を止め、そのまま少し冷まします。
4)3)をミキサーにかけます。牛乳を加えながらトロトロになったら鍋に戻します。
5)牛乳をお好みの量だけ入れます。濃さをお好みで調節してください。沸騰しないように中火でかき混ぜながら加熱します。
6)ふつふつと、軽く煮立ったら火を止め、塩コショウで味を調えたら完成。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スープは具材のみ気を付ければ、冷凍方法は手間もかからず簡単にすることができます。また、袋に入れて保存した場合凍った袋を立てて保存することができ冷凍庫で場所を取らずに保存できます。いろいろな味付けのスープが並んでいると面白いですね。
食材のうまみも栄養も溶け込んだスープを上手にストックして、健康管理や普段の食事の時短に役立ててみてください。