みかんや皮に含まれる栄養価から、健康・美容効果まで徹底解説

日本では、冬は「コタツにみかん」と言われているほど、メジャーな果物である「みかん」についてご紹介します。

みかんは、非常に身近な果物として考えている方が多いでしょう。
スーパーなどでも安価に売られているため、みかんを食す機会もよくあると思います。みかんは「ビタミンC」が豊富に含まれていることは、多くの方がご存知でしょう。

しかし、みかんは、それだけではない多くの栄養素が含まれている素敵な果物なのです。今回は、そんな身近なみかんの栄養価について深く掘り下げていきます。

みかんと皮に含まれる栄養とは?糖質・カロリーは?

多くの方が「みかん」と言われて想像するのは「温州みかん」と呼ばれる品種でしょう。温州みかんはご家庭に多く普及されております。

一般的に良く食される果物の100g中のビタミンCについてまとめたものが下記の表になります。

みかんのビタミンC

「日本食品標準成分表」では、キウイやいちごには劣りますが、みかんも多くのビタミンCが含まれていることがお分りいただけるかと思います。

みかんと同じくらい手軽なフルーツとして考えられるバナナのビタミンCを見てみると、みかんの約半分ほどしか含まれていないことが分ります。また、キウイやいちごは、スーパーで購入できる果物ですが値段は決して安くはなく、手軽とは言い難い果物と言えます。

このことから、「手軽にビタミンCを摂取できる果物はみかん」と言っても過言ではありません。

また、みかんを食べる時に多くの方は、みかんの皮を剥いて中の実だけを食べると思います。中には、実の周りについている「白い筋」も丁寧に取り除いてから食べたいという方も多いでしょう。

しかし、みかんの皮や白い筋にも多くの栄養素が含まれていることをご存知でしょうか?

みかんの皮の裏側についている白い筋は「アルベド」、実についている白い筋は「維管束」と呼ばれており、アルベドが剥がれて実にくっつくと維管束となります。

このアルベドには、「ビタミンP(ヘスペリジンとも呼ばれる)」という聞きなれないビタミンが多く含まれています。ビタミンPはビタミンCと一緒に働き、毛細血管の強化に努めてくれます。毛細血管が強くなると、自然と免疫力が上がり風邪をひきにくい身体にしてくれるでしょう。

また、ヘスペリジンはLDLコレステロールの減少や、血行を良くしてくれる働きもあるため「高血圧」「中性脂肪」で悩んでいる方におすすめです。

アルベドには、たくさんの食物繊維も含まれていることから、便通でお悩みの方も積極的に食べると良いですね。

しかし、ここまで栄養素に溢れているとたくさん食べたくなりますよね。「でも果物に含まれている果糖が気になる…」と感じている方もいるかもしれません。

果物に含まれている果糖は、血糖値の上昇が穏やかなので、一般的な砂糖と比べると非常に太りにくい糖分と言えるのです。ですので、ダイエット中の方でも、果物は積極的にとった方が良いでしょう。ただし、何に対しても言えることですが、食べ過ぎは良くないため、適量を食べるようにしましょう。

ここまで、みかんのビタミンCや皮に含まれる栄養素についてご紹介してきましたが、みかんには他にも多くの栄養素が含まれています。
次に、他の栄養素と、その栄養素がもたらす効果についてご説明していきます。

みかんの栄養価がもたらす効能

みかん

みかんには多くのビタミンCが含まれていることはお分りいただけたでしょう。ここからは、他の栄養素について効能も併せて見ていきましょう。

みかんに一番多く含まれている「ビタミンC」は、体内の白血球を助け、ウイルスを撃退する役割があります。そのため免疫力を高め、風邪予防などに効果的です。

みかんに含有されている「クエン酸」は、疲労回復効果も期待できます。運動や不摂生が続き体が疲れてくると、それは細胞が酸化されて回復できていない証拠なのです。

酸化してしまった細胞を修復させる時のエネルギーを作り出すのがクエン酸と言われています。クエン酸が少ないと、細胞を修復させるエネルギーを作り出せないため、疲労回復できません。

また、みかんには「カリウム」が豊富に含まれています。人間は塩分を摂り過ぎてしまうと、体内にナトリウムが溜まり、血圧が上昇してしまいます。その余分なナトリウムを体外へ排出してくれる働きがあるのがカリウムです。高血圧の方は、積極的にみかんを食べると良いですね。

これらが、みかんに含まれる主な栄養素でした。それぞれの効能が分かったところで、続いて、その栄養素が健康や美容にどう繋がるのかを詳しく解説していきます。

みかんの健康効果と美容効果

みかん

ここからは、上記でご紹介してきた栄養素が、私たちの「健康」「美容」にどう繋がるのかについてお話ししていきます。

健康効果

まず、多く含まれている「ビタミンC」は、先に述べた通り「風邪予防」の効果が期待できます。ビタミンCは白血球の働きを助けてくれたり、ビタミンC自体にもウイルスと戦う力があるからです。

また、ビタミンCはLDLコレステロールの減少にも期待できる栄養素です。LDLコレステロールは悪玉コレステロールとも呼ばれており、LDLコレステロールが体内で増えてしまうと脳梗塞・狭心症・心筋梗塞など、最悪の場合死に至る病気になってしまう可能性が高くなります。

その可能性を少しでも低くするために、日頃からビタミンCを摂取する習慣をつけることをおすすめします。

みかんには「βークリプトキサンチン」という、あまり聞いたことのない栄養素も含まれています。βークリプトキサンチンは、体内で必要に応じて「ビタミンA」に変換される栄養素です。ビタミンAは、視覚や皮膚・粘膜の正常化に役立つビタミンとされています。

またβークリプトキサンチンの血中濃度が高いほど、「骨粗鬆症」の発症リスクが低くなることが、農林水産省の研究結果で判明しています。骨密度が低い方は積極的にみかんを食べましょう。

美容効果

ここからは女性の皆様が気になる「美容効果」について見ていきましょう。

「ビタミンC」は、シミやそばかすの原因となるメラニン組織の沈着を防ぐ効果が期待できる栄養素です。日焼けする前や後に積極的にビタミンCを摂取することをおすすめします。

また、ビタミンCは、皮膚のハリの素になるコラーゲンの生成に必要な栄養素です。そのため、ビタミンCが不足しているとコラーゲンがうまく生成されず、肌にハリがなくなってしまいます。

健康効果でもご説明した「βークリプトキサンチン」は、保水成分であるヒアルロン酸を増やす役割もあります。さらに、保水機能を維持させる役割の「アクアポリン」の生成を助ける役割もあるため、美肌の秘訣である保湿が期待できるでしょう。

みかんを通販以外で手軽に食べる方法とは?

素敵な栄養素を多く含んでいるみかんを皆様はどのように調達していますか?

スーパーや八百屋以外でみかんを購入する方法は「通販」ですが、通販だと送料がかかったり、届くまでに鮮度が落ちてしまわないか不安に思う方も多いでしょう。

そのようなことから、みかんを食べる機会が減ってしまうことが考えられます。

これまでご説明してきましたみかんの栄養素を、日々の生活に取り入れることができれば、お手軽に健康な食生活を維持できます。

みかんを箱買いなどで割安に購入し、ぜひ冷凍して食べてください。

まとめ

今回は、冬の代表果物である「みかん」について、詳しくご紹介してきました。

「仕事中にフルーツ?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、鮮度の高い特殊冷凍された果物は疲れ切った頭をリフレッシュさせてくれたり、社員同士の会話のきっかけになったりと、さまざまな場面で良い影響をもたらせてくれます。

果物を食べる機会が減ってきている方は、ぜひ会社の総務の方や本社の方に相談してみてくださいね。

この記事の監修者

木下 昌之

デイブレイク代表
木下 昌之

70年続く老舗冷凍機屋の3代目。2013年、特殊冷凍テクノロジー×ITを軸に国内唯一の特殊冷凍機の専門会社としてデイブレイクを創業。各種メディアや書籍「フードテック革命」にてフードテック企業の代表格として紹介されるなど、「急速冷凍」をコアに食品流通業界の根本改革に邁進中。

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