味噌汁の冷凍方法・味噌玉の作り方を写真付きで解説【厳選レシピ】

味噌汁が冷凍保存出来ることを、ご存知ですか?

健康的な日本の食卓に欠かせない味噌汁ですが、余ってしまうことや作るのが面倒に感じてしまうことがあるかと思います。そんな方におすすめなのが、冷凍保存です。

余ってしまったものは、小分けにしてそのまま冷凍で長期保存が可能になります。作る手間を省きたい方には、味噌玉をまとめて作って冷凍保存をおすすめします。

一人暮らしの方や忙しい方・お弁当を手作りしている方などには、特に味噌玉が便利です。

余った味噌汁や味噌玉の冷凍保存方法だけでなく、作り方や冷凍する際の注意点も併せてご紹介します。

味噌汁を冷凍するメリット

美味しそうな味噌汁

すぐに食べられて便利

味噌汁を冷凍保存しておくと、すぐに食べられるので便利です。日本食の代表でもある味噌汁は、栄養があり健康のためにも毎日食べることをおすすめします。

出汁を取り、具材を切って煮て、味噌を溶くという作業を毎日朝晩やるのは、難しい方も多いのではないでしょうか。インスタントは味気ない・値段が高いと感じてしまい、手作りが良いという方は、味噌玉の冷凍保存がおすすめです。時間のある時にたくさん作って冷凍保存しておくことで、お湯を注ぐだけで手作りの味わいを感じることが出来ます。

冒頭でも述べましたが、手間をかけずにすぐに味噌汁を頂きたい方は、味噌玉の冷凍保存がおすすめです。一方作りすぎて余ってしまった場合のメリットについて、次の項で見ていきましょう。

解凍が簡単なので、手軽に使うことができる

余ってしまった味噌汁を冷凍すると、長期保存が可能になります。発酵食品である味噌は、水を加えることで、菌が繁殖しやすくなり、腐りやすくなってしまいます。具材や季節にもよりますが、常温での保存は望ましくありません。

手間がかかるのでまとめて作りがちですが、余ってしまうこともあるかと思います。作りすぎて余ってしまったものは、小分けにして冷凍保存がおすすめです。
 

冷凍保存のメリットには、作る手間が省けることと長期保存が出来るということの2つを上げさせていただきました。次に、便利な味噌玉と味噌汁について、それぞれ冷凍保存方法を写真付きでご紹介します。

冷凍方法

そのまま冷凍する方法

1)味噌汁が完全に冷めたら、1回に使う分量をタッパーかジップロックなどの密閉可能な容器に入れます。

保存するために冷ます

2)冷凍室で保存します。

蓋を閉めて冷凍する

冷凍した味噌汁

※解凍法
1)半日ほど前から冷蔵庫に移しておくか、常温で1時間程解凍させます。
2)鍋に移して温め直すか、耐熱容器に移してレンジで加熱します。

時間がない場合には、密閉容器に入れたまま湯煎することも可能です。

味噌玉を作って冷凍する方法

1)お好みの味噌玉を作ります。(4章にて、おすすめの味噌玉の作り方を紹介しています。)

味噌玉を保存する

2)空気が入らないように注意して、1食分ずつラップで包みます。

密封して冷凍する

3)タッパーかジップロックなどの密閉容器に入れて、冷凍庫で保存します。

密封して保存する

味噌玉

味噌は凍らないので、そのまま器に入れて熱湯をかけて頂いて下さい。具材の量が多い場合には、頂く少し前に常温に出しておくか、低温のレンジで温めて解凍してから、頂きましょう。

では、どのような味噌汁や味噌玉が冷凍に向いているのでしょうか?注意が必要な具材についても併せて、次の章でレシピをご紹介します。

冷凍に向いている味噌汁レシピ

冷凍で旨味がUP!シジミの味噌汁

シジミの味噌汁

出典:https://cookpad.com/recipe/4330971

☑〈材料3人分〉
・シジミ(砂抜き済みのもの) 100~200ℊ
・味噌 60ℊ
・わけぎ 適量
・水 600㎖

<作り方>
1)シジミと水を鍋に入れて、火にかけます。
2)シジミの口が開いたら火を止めて、味噌を溶きます。
3)味噌が溶けたら火をつけて、煮立つ直前で火を止めます。
4)お椀に盛り付けてから、小口切りにした分葱などの青物を乗せれば、出来上がりです。

冷凍する時には、分葱などの青物を入れる前に冷凍し、頂く時に乗せましょう。青物を一緒に冷凍したい場合には、味噌を溶く前に加えて火を通します。

※シジミは冷凍することで、旨味成分が吸収しやすくなり美味しくなります。また、オルニチンという栄養成分が冷凍することで8倍にも増加するので、シジミは冷凍保存がおすすめな食材です。

冷凍がおすすめ!きのこの味噌汁

きのこの味噌汁

出典:https://cookpad.com/recipe/2893790

☑〈材料〉
・きのこ 半パック
・昆布 1片
・味噌 お玉半分
・水 雪平鍋半分

<作り方>
1)きのこは風通しの良い場所に広げて、1時間程天日干しにします。
2)雪平鍋に水を半分程入れ、昆布を入れて1時間程水に浸しておきます。
3)昆布が十分水を吸い柔らかくなったら、細切りにして鍋に戻します。
  キッチンバサミを使うと便利です。
4)きのこは石づきを落とし、手で裂きながら鍋に入れます。
5)鍋を中火にかけて、沸騰したら弱火にして3分程煮ます。
6)具材に火が通ったら、火を止めて味噌を溶き、器に盛り付けたら出来上がりです。

お好みで山椒や七味を掛けたり、小口ネギを散らしても美味しく頂けます。

※きのこも上述したシジミと同様に冷凍保存で、細胞が壊れ旨味成分が引き出しやすくなる食材です。

冷凍保存することでしんなりとしますが、旨味が増して美味しくなるので、一度試してみて下さい。

次の項では、冷凍に向いている具材と向いていない具材について、注意点を含めてご紹介します。

冷凍保存する際の注意点

上記でご紹介したシジミなどの二枚貝やきのこ類は、冷凍することで細胞が壊れて旨味成分が引き出されます。他にも大根や人参などの根菜は、細胞が壊れることで柔らかくなり味が染みるので、冷凍保存に向いています。

逆に冷凍保存に向かない具材は、ジャガイモ・こんにゃく・卵です。
中がスカスカになってしまうので、ジャガイモを塊のまま冷凍保存するのは止めましょう。ジャガイモが入っているものを冷凍したい時には、潰すか取り除いてから冷凍保存して下さい。

冷凍したこんにゃくも、ゴムのような食感になってしまいます。こんにゃくが入ってしまっている時は、細かく切るか取り除いてから冷凍保存することをおすすめします。

卵については、白身だけが塊になっている状態だと冷凍保存に向いていません。溶き卵になっていれば、冷凍保存しても大丈夫です。

冷凍した豆腐は、好みが分かれます。スカスカになってしまいますが、高野豆腐に近い状態ですので、好きな方は試してみて下さい。

即席!味噌玉レシピ

味噌玉を作る際のポイントは、水分を少なくすることと調理したら速やかに冷凍保存することです。
具材は「3.3冷凍保存する際の注意点」を参考に、他の具材でもアレンジしてみて下さい。

これぞ定番!シンプル味噌玉

味噌玉

出典:https://cookpad.com/recipe/1403806

☑〈材料10個分〉
・味噌 150~180ℊ(1個分の目安は大さじ1弱です)
・長葱 1~2本
・油揚げ 1~2枚
・乾燥わかめ 15ℊ
・顆粒だし 大さじ3

<作り方>
1)ボールにわかめと味噌・顆粒だしを入れて、よく混ぜ合わせます。
2)1)にラップをして、わかめがしんなりするまで半日程置きます。 
3)耐熱皿の上にキッチンペーパーを敷いて、小口切りにした葱を広げてラップをせずにレンジで蒸気が出るまで温めます。
  焦げないように注意して下さい。
4)油揚げを食べやすい大きさに切ります。
5)ラップの上に2)を大さじ1程乗せ、その上に3)と4)を適量乗せて、空気が入らないように包み口を輪ゴムで留めたら、出来上がりです。
  生わかめを使ったり、葱を加熱せずに使うことも出来ますが、水分が多くなる分劣化が早くなるので早めに食べ切るようにして下さい。

一杯でごちそう!具だくさん味噌玉

具だくさん味噌玉

出典:https://cookpad.com/recipe/4587412

☑〈材料5個分〉
・大根 2~3cm程度
・人参 小1/2本
・ほうれん草 1束
・麩 小10個
・味噌 大さじ3と1/3
・顆粒だし 小さじ5

<作り方>
1)ボールに味噌と顆粒だしを入れて、よく混ぜ合わせます。
2)大根と人参は、1~2cm程度の角切りにし、ほうれん草と共に茹でて火を通しておきます。
  冷凍すると繊維が壊れて柔らかくなるので、硬めで大丈夫です。
3)ほうれん草は水にさらして良く絞り、1~2センチ幅に切ります。
4)広げたラップに5等分した1)と下処理した野菜・麩を乗せて、口を輪ゴムで留めます。
  麩は乾燥しており長期保存が可能ですので、頂く時に器に入れても大丈夫です。

まとめ

味噌汁の冷凍保存方法は、如何でしたか?

余りがちな味噌汁は傷みやすいので、1回分ずつタッパーやジプロックなどの密閉容器に入れて、冷凍保存が可能です。一人暮らしの方やお弁当用など、手軽に味噌汁を飲みたい方は、味噌玉の冷凍保存をおすすめします。

冷凍保存することによってメリットのある具材は、二枚貝・きのこ類・根菜です。ただし、ジャガイモ・こんにゃく・卵・豆腐の冷凍保存は、注意しましょう。

毎日の食卓に栄養豊富な温かい味噌汁が手軽に頂ける、冷凍保存方法を試してみて下さい。

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

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