ホテル・旅館で人手不足の課題を解決する急速冷凍機のメリットと事例

ホテル・旅館などの宿泊施設で急速冷凍機の導入が増えていることを知っていますか?

あまり知られていませんが、急速冷凍機を活用するとホテル・旅館など宿泊施設の最大の課題である「人手不足」を解消することができます。

人口がどんどん減っている日本の状況を考慮すると、人手不足という課題にどれだけ対応できるかが、今後の企業存続に大きく影響します。実際に、多くのホテル・旅館など宿泊施設の経営者から急速冷凍機の活用方法についての問い合わせが入っています。

また急速冷凍機の活用は人手不足以外にも「食材の仕入れコストの削減」、「売上アップ」といったメリットを受けることもできます。

この記事ではホテル・旅館が急速冷凍機で人手不足を解消する方法を徹底解説します。

その他の導入するメリット、ホテル・旅館におすすめの急速冷凍機や導入事例もご紹介していきます。

宿泊施設で急速冷凍機を導入するメリット

まずはホテル・旅館などの宿泊施設で急速冷凍機を導入するメリットをご紹介します。

ホテル・旅館にとっての特に大きなメリットは下記の4つです。

  • ①計画生産による働き方改革
  • ②食材の仕入れの見直し・最適化
  • ③廃棄ロスの削減
  • ④売上アップ

メリット①:計画生産による働き方改革・人手不足の解消

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急速冷凍機を使うことでホテル・旅館などの宿泊施設で1番の課題である「人手不足」を解消することができます。

急速冷凍技術の進化により、これまで冷凍できなかったあらゆる食材・半調理品・調理品の品質を落とさずに長期保存できるようになりました。

特に最新の急速冷凍機は熱々の調理品も冷まさず、そのまま凍結することで味が落ちません。

焼き物、揚げ物など焼きたて・揚げたての食材をすぐ急速冷凍することで、出来立ての美味しさをそのまま閉じ込め、簡単にかつ品質を損なわずに提供することができます。

そのため、事前に食材をまとめて仕込んで急速冷凍し、提供のタイミングに合わせて必要な分解凍する計画生産での対応が可能となり、「早朝・深夜の業務の削減」、「閑散期と繁忙期の作業の平準化」することができます。

ホテル・旅館で早朝・深夜に行っていた業務を昼の余裕のある時間に済ませてしまう、平日に土日の分もまとめて仕込んでしまうといった対応ができるため、より働きやすい業務や職場環境に変えつつ、少ない人数での対応が可能です。

こう言った働き方改革によって無駄な人件費の削減ができます。また、従業員の定着率が上がることによる、新規採用コスト・教育コストを抑える効果が出ている事例も多数存在します。

このように急速冷凍を使った計画生産の方式を取ることでホテル・旅館の大きな課題である人手不足の解消はもちろん、人件費の削減や労働環境の改善、採用・教育コストの削減などの効果が期待できます。

メリット②:食材の仕入れの見直し・最適化

ホテル・旅館が急速冷凍機を活用することで食材の仕入れを改善し、仕入れ原価の削減、食材の品質向上も狙うことができます。

急速冷凍は品質を変えずに長期保存できるため、「価格の安い時期・タイミングにまとめて仕入れて食材の原価を抑える」、「旬の質の高い食材を1年通して提供する」といったことが可能です。

ホテル・旅館の中には食材の品質向上や名産品を旬以外の時期でも提供できると言った付加価値を作ることで客単価を上げるような使い方をしている企業もあります。

メリット③:廃棄ロスの削減

急速冷凍した食材を必要な分だけ解凍する提供方法にすることで廃棄ロスを削減することにもつながります。

ホテル・旅館の仕入みで出る余分な食材を次の提供に回せたり、 仕入れた食材を使いきれないことがないため、廃棄ロスをほぼ出さないような運用も可能です。

メリット④:売上アップ

急速冷凍機を活用することで売上を上げる取り組みもできるようになります。

ここでは特に多く上げられる「機会損失をなくす」「客単価を上げる商品を作る」ことについてご紹介します。

【機会損失をなくす】

急速冷凍機で機会損失をなくすことで売上を上げる効果を出すことができます。

メリット①の部分でもお伝えした通り、最新の急速冷凍機は出来立て・作りたての品質をそのまま閉じ込めることができるため、品質を損なわずに簡単に素早く提供できます。

メニュー選びを工夫すれば、ルームサービスや飲食店部門でも提供も柔軟に対応でき、機会損失をなくし売上アップの効果が期待できます。

【客単価を上げる商品を作る】

急速冷凍機を使ったお土産品などの客単価を上げる商品を作ることで売上を伸ばしているケースもあります。

自社の名物料理などを急速冷凍で商品化することで、夕食で食べたあの商品がお土産で持って帰れるという失敗のない体験を作ることができます。

また、自社で作れば小規模からスタートできるため、リスクが非常に少ない形で販売を始めるのも魅力の1つです。

ここまでホテル・旅館などの宿泊施設が急速冷凍機を導入するメリットを4つご紹介してきました。このように大きなメリットが期待できるため、導入している企業が非常に増えています。

では実際に導入を検討するとなった場合どんな急速冷凍機を選べば良いのでしょうか?

次の章でホテル・旅館などの宿泊施設におすすめの急速冷凍機をご紹介します。

ホテル・旅館におすすめの急速冷凍機

ここからホテル・旅館などの宿泊施設におすすめの急速冷凍機をご紹介します。

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こちらで紹介するのはアートロックフリーザーという商品です。

特にアートロックフリーザーが選ばれている理由は「①裸で冷凍できる」「②あらゆる温度の食材が冷凍できる」です。

①裸で冷凍できる

アートロックフリーザーは食材を裸で冷凍しても乾燥を起こさず凍結ができます。

マイクロウインドシステムを搭載しており、庫内に微細な冷気を生み出し、食材に柔らかい風を当てることで食材が乾燥しません。また、熱交換の速度を速める特殊な気流となっているため、素早く冷凍することで食材の細胞劣化を防ぎ、高品質な冷凍ができます。

品質を劣化させずに裸で冷凍できるため、処理した食材を冷凍するのはもちろんのこと、小鉢などの容器に盛り付けまでした状態で急速冷凍が可能です。事前に容器に盛り付けした状態で冷凍することで提供当日の業務を大幅に削減することもできます。

②あらゆる温度の食材が冷凍できる

アートロックフリーザーはあらゆる温度の食材を急速冷凍することが可能です。

スマートフリーズというAIによる自動制御システムが搭載されており、庫内の食材や運転状況などに合わせ最適な設定に常に調整されます。

通常、高温の食材を冷凍すると機械に負担がかかってしまい故障リスクが上がってしまうため、適していません。アートロックフリーザーは食材の温度に合わせた設定に自動調整することで高温の食材も機械自体に負担をかけず凍結できます。そのため、あらゆる温度の食材の凍結を実現しています。

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この機能により従来通りの冷たい食材はもちろん、焼きたての焼き魚・ピザ、揚げたての揚げ物など熱々の状態をそのまま凍結し閉じ込めることで、出来立ての美味しさを再現することができます。

これら2つの特徴によりホテル・旅館などの宿泊施設で導入が多い急速冷凍機となっています。

ホテル・旅館の導入事例

ここからは実際に導入したホテル・旅館などの宿泊施設の事例をご紹介します。

シティホテル様

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業種:ホテル、飲食店(ホテルの1F)、ケータリング

凍結食材:調理品、仕込み食材

【ポイント】

  • 計画生産体制に変更し、商品の70%を事前に急速冷凍
  • 飲食店の仕込み要員を4人から2人に削減
  • スタッフの給与水準アップが可能になり、雇用の定着率アップ
  • レストラン部門の人件費率を60%から40%に削減
  • 週休1日から完全週休2日に改善

急速冷凍機を活用することで、計画生産体制に変更し、少ない人数で既存の業務をこなせるようになった事例です。

コストが大きく削減された分を従業員に給与アップという形で還元し、求人への応募人数が大幅に上がり、定着率アップにもつながりました。

ホテルの飲食部門、ケータリングなど様々なシーンに急速冷凍機を使っています。

某リゾートエリアの旅館

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業種:旅館

凍結食材:魚、調理品

【ポイント】

  • 食材を安く仕入れてまとめて急速冷凍することで原価を削減
  • 急速冷凍のお土産品開発で売上アップ
  • 会席料理を一部計画生産に切り替え仕込み時間軽減

リゾートエリアの旅館で急速冷凍機を導入した事例です。

時期によって食材の仕入れコストが大きく変わるため、安い時期にまとめて仕入れて凍結することで仕入れ原価を下げつつ、旬・地元の食材をメインとした料理を強みとして提供しています。

お土産品など既存の旅館業(宿泊・食事の提供)以外の売上を作ることにも成功しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ホテル・旅館などの宿泊施設で急速冷凍機を導入することで今1番深刻な課題である「人手不足」を解消することができます。

またそれ以外にも「食材の仕入れコストの削減」、「売上UP」など様々なメリットがあり、急速冷凍機は今後必須の設備と言われています。

ホテル・旅館などでの具体的な導入事例や急速冷凍機のご案内も可能ですのでご興味のある方は是非一度お問い合わせください。

この記事の監修者

木下 昌之

デイブレイク代表
木下 昌之

70年続く老舗冷凍機屋の3代目。2013年、特殊冷凍テクノロジー×ITを軸に国内唯一の特殊冷凍機の専門会社としてデイブレイクを創業。各種メディアや書籍「フードテック革命」にてフードテック企業の代表格として紹介されるなど、「急速冷凍」をコアに食品流通業界の根本改革に邁進中。

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