【生より栄養価が高い?】冷凍ブルーベリーの保存方法、レシピをご紹介

ブルーベリーを冷凍すれば、採れたての栄養をそのまま凍結できてしまうってご存知でしたか?

収穫されてから少しずつ栄養価が落ちてしまうブルーベリーは、冷凍すると生のままより栄養価が高くなる場合もあるのです。

ブルーベリーを冷凍するべき3つの理由、冷凍するときの3つのコツ、冷凍ブルーベリーを使った簡単レシピをご紹介します。

ブルーベリーを冷凍するべき3つの理由

ブルーベリーを冷凍する理由

採れたての栄養をそのまま凍結できる

生で売られているブルーベリーより、冷凍ブルーベリーの方が栄養価が高いことがあることを、みなさんご存知でしょうか。

ブルーベリーは収穫後、生のままだと時間が経つにつれて徐々に栄養価が落ちていってしまいます。スーパーや八百屋さんで売られているブルーベリーは収穫後何日か経ってしまっていることがあるので、その分栄養価が落ちてしまっています。

一方で、収穫後すぐに冷凍したブルーベリーは収穫後の栄養価がそのまま閉じ込められています。その結果生のブルーベリーより冷凍ブルーベリーの方が、栄養価が高くなることがあるのです。

実際にイギリスのチェスター大学とレザーヘッド食品研究所が行った調査でも、冷凍した野菜や果物が生のままのそれらより栄養価が高いことが証明されています。

調査によると、冷凍フルーツと生のフルーツの栄養価を比較した結果、3分の2の品種において冷凍の方がビタミンCや抗酸化物質の含有量が高いことが分かったそうです。

食品別に生と冷凍のどちらが栄養価が高いかを示した表

冷凍するとアントシアニンは増加する

フルーツによっては冷凍すると新鮮な時の栄養価を維持できるだけでなく、冷凍する前より栄養価が高くなるものがあります。

その代表がブルーベリーで、果実の中に含まれる,b>アントシアニンは冷凍前より冷凍した後の方が数値が高くなるという結果が出ています。

年間を通してブルーベリーを楽しむことができる

ブルーベリーは5月頃から出荷が増え、7月頃にピークを迎えます。

そのため新鮮な生のブルーベリーを食べることができるのは初夏から真夏にかけての数か月ですが、冷凍保存することで旬の味を1年中楽しむことができます。

ブルーベリーを冷凍するときの3つのコツ

なるべく収穫直後のブルーベリーを冷凍する

ブルーベリーは収穫した後時間が経つにつれ栄養価が下がっていってしまいます。そのためなるべく収穫直後の新鮮なブルーベリーを冷凍すると、豊富な栄養をそのまま閉じ込めることができます。

例えばスーパーで売られているものでも、夕方に売られているものよりも午前中に売られているものを買った方が、より新鮮な冷凍ブルーベリーを作れます。

しっかり水気をとってから冷凍する

ブルーベリーを冷凍する際は、洗ったブルーベリーを市販のフリーザーパックに入れてそのまま凍結できます。

冷凍する前に水で洗ってゴミなどを取り除きましょう。そして、洗った後はペーパータオルなどでしっかりと水気をふき取るのがポイントです。

水気を含んだまま冷凍すると、ブルーベリー同士がくっついてしまって調理のために取り出しにくくなってしまいます。

小分けにして冷凍すると使いやすい

冷凍するブルーベリーを何回かに分けて使う場合には、初めから小さめのフリーザーパックに小分けにして冷凍すると便利です。

使うときに必要な分だけ取り出して解凍すればよく、使わない部分を一緒に何回も冷解凍して品質が悪くなってしまうことを防げます。

解凍するときのコツと保存期間

ブルーベリー解凍

用途に合わせた解凍方法

解凍するときはブルーベリーの用途に合わせて解凍方法を選ぶとよいです。ブルーベリージャムなど加熱調理するときは、常温で30分ほど解凍してから使うと、加熱の時に手間がかかりません。

逆にブルーベリースムージーなどに使う場合は、凍ったまま使うことでシャリシャリとした食感を味わえます。

また、ケーキなどのトッピングに使うときは30分ほど冷蔵庫において解凍することで、食べるときにちょうど良い冷たさになります。

冷凍ブルーベリーの保存期間

ブルーベリーは冷凍することで基本的に賞味期限を気にせず保存することができます。ただし冷凍することで少しずつ乾燥していってしまうので、1年を目安に食べきりましょう。

そうして毎年旬の味を冷凍することで、毎年新鮮な味が楽しめます。

冷凍ブルーベリーを使った簡単レシピ5選

簡単ブルーベリージャム

ブルーベリージャム

☑材料
・冷凍ブルーベリー 300
・砂糖 100g
・水 80cc
・レモン搾り汁 大さじ2

<作り方>
1)室温で30分程度解凍したブルーベリー、砂糖、水を鍋に入れ、沸騰するまで煮る。
2)沸騰したら中火にして、アクを丁寧にとりながら10分程度煮る。
3)仕上げにレモン汁を入れ、煮立ったら出来上がり。

自然にブルーベリーが崩れていくので、軽く混ぜながら煮詰めれば大丈夫です。煮詰める時間によってブルーベリーの形の残り具合が変わるので、好みに合わせて調整するとよいです。ヨーグルトにのせる場合は形が少し残っているくらい、パンにつける場合はしっかりと煮詰めるとおいしくいただけます。

ノンバターで作る簡単マフィン

ブルーベリーマフィン

☑材料(16個分)
・卵 2つ
・砂糖 100g
・サラダ油 100cc
・牛乳 200cc
・冷凍ブルーベリー 200g
・ホットケーキミックス 400g
・トッピング用ブルーベリー 少々

<作り方>
1)オーブンを180℃に予熱する
2)卵と砂糖をボールに入れ、卵の白身と黄身がしっかりと混ざるまでよく混ぜる
3)サラダ油、牛乳、ブルーベリーを入れて混ぜる
4)ホットケーキミックスを入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜる
5)カップに生地を流し込み、お好みでブルーベリーをトッピングする
6)180℃で20分焼けば完成です

材料を混ぜて焼くだけなので簡単にできます!出来立てをそのまま食べても美味しいですし、粗熱をとってから冷蔵庫で一晩寝かすとしっとりとしてさらにおいしくなります!

カルピス入りのブルーベリースムージー

ブルーベリースムージー

☑材料(2人分)
・冷凍ブルーベリー 100g
・バナナ 1本
・「カルピス」 60ml
・牛乳 200ml

<作り方>
1)全ての材料をミキサーで混ざる
2)コップに注ぎお好みでブルーベリーやミントなどをトッピングして完成です

「カルピス」を使うことがポイントで、あまさとまろやかさがアップします!これからの暑い季節のおやつにぜひ!

フローズンブルーベリー入りヨーグルト

ブルーベリースムージー

☑材料
・プレーンヨーグルト 100g
・砂糖 小さじ2分の1
・冷凍ブルーベリー 20g

<作り方>
1)ヨーグルトに砂糖、冷凍ブルーベリーをトッピングすれば完成です。

簡単にできてしっかり栄養が取れるので、朝食としてもおすすめです。

クリームチーズのブルーベリースコーン

ブルーベリースコーン"

☑材料(二人分)
・ホットケーキミックス 200g
・クリームチーズ 100g
・牛乳 大さじ2
・冷凍ブルーベリー 大さじ3~4

<作り方>
1)ホットケーキミックスと牛乳、クリームチーズをよくなじむまで混ぜる。
2)冷凍ブルーベリーを入れて混ぜる
3)厚さ2センチの円板状に伸ばしたものを二つ作り、6等分にする
4)170℃に予熱したオーブンで13分焼いたら完成

ブルーベリースコーンにクリームチーズを加えると、また少し違った味が楽しめて美味しいです。
簡単に作れるのでおやつなどにおすすめです!

まとめ

いかがでしたでしょうか。冷凍したブルーベリーのほうが生のままより栄養価が高いって意外でしたよね。

みなさんもぜひ冷凍ブルーベリーの栄養を活用して、健康的な生活を送りましょう。

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

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