じゃがいもの冷凍保存方法と絶品時短レシピ!【ママさん必見!】
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カレーやシチューなどを冷凍保存した時に、じゃがいもがスカスカになり、美味しくなかったということありませんか?
一方、市販されている冷凍のフライドポテトは美味しくいただけますよね。
ポイントを押さえて冷凍すれば、家庭用の冷蔵庫でもじゃがいもは美味しく食べられるのです。
じゃがいもの冷凍方法に加えて、忙しい毎日の食事作りにゆとりができる、冷凍じゃがいもを使った、すぐ作れて美味しいレシピもご紹介します。
じゃがいもを冷凍するメリット
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じゃがいもを長期保存
じゃがいもは常温でも長期保存できる野菜ですが、調理したじゃがいもは、冷蔵庫で3~4日くらいしか保存ができません。
冷凍すれば一か月以上もつので、3日以上保存したいときは冷凍が便利です。
じゃがいもを時短調理
じゃがいもを下処理してから冷凍保存しておくと、毎日の食事作りがスムーズになります。
生のままでは食べられないじゃがいもは、皮をむいたり茹でる手間がかかったり、下処理が面倒だと感じることが多いと思います。
時間があるときに皮をむき、水にさらしてアクを抜き、茹でる、さらにマッシュポテトなどにしておくことで、毎日の食事作りの時短ができます。
じゃがいもの冷凍保存方法

フライドポテトやカレーなどに使いやすいようにじゃがいもを茹でてから冷凍保存する方法と、コロッケやポテトサラダなどに使いやすいようにじゃがいもをマッシュポテトにしてから冷凍保存する方法の2つをご紹介します。
じゃがいもを茹でてから冷凍保存する方法
1.じゃがいもをよく洗って、必要があれば皮をむき、芽を取りのぞきます。

新じゃがを使用した場合など、お好みで皮が付いたままでも大丈夫です。
2.じゃがいもをお好みの形に切ってから、水に10分ほど浸してアク抜きをします。
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どんな料理に使うのかによって、切り方を工夫すると使う時に便利です。
3.じゃがいもに火を通して食べられる状態にしてから、冷まします。
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水を入れた鍋で茹でても、電子レンジのゆで野菜機能を使っても、蒸し器やシリコンスチーマーで蒸しても、じゃがいもがすぐに食べられる状態になれば大丈夫です。
4.キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、重ならないようにジップロックなどに入れます。

水気が残っていたり、重なったりしていると、使う時にじゃがいも同士がくっついてしまうので、注意してください。
5.冷蔵庫の急速冷凍機能を使うか、冷凍庫の設定を強にするなどして、なるべく低温で早く冷凍します。
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この時に、金属バットの上にのせるかアルミホイルを敷くなどしてから、じゃがいもをなるべく平らにして乗せることが、美味しく冷凍保存するポイントです。
じゃがいもをマッシュポットにしてから冷凍保存する方法
1.じゃがいもは洗って皮をむき、芽を取り除いてから、抵当な大きさにカットします。

茹でてから潰すのでどんな形でも大丈夫ですが、あまり大きすぎると火を通すのに時間がかかってしまいます。
2.じゃがいもに火を通して食べられる状態にします。
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火の通し方はどんな方法でも大丈夫ですが、潰しやすいように柔らかくなるまで、よく火を通してください。
3.温かいうちにじゃがいもを潰して、塩コショウで下味をつけます。
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じゃがいもが冷めてしまうと潰しにくくなってしまうので、やけどに注意しながら温かいうちに潰してください。
塩コショウはお好みで大丈夫ですが、温かいうちに味を付けておいた方が、全体に馴染むので、使いやすくなります。
4.マッシュポテトが冷めたら、ジップロックなどに入れます。
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ジップロックなどに入れる前に1回分ずつラップで小分けにするか、ジップロックなどに入れてから菜箸で区切っておくと使いやすいです。
5.冷蔵庫の急速冷凍機能を使うか、冷凍庫の設定を強にするなどして、なるべく低温で早く冷凍します。
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この時に、金属バットの上にのせるかアルミホイルを敷くなどしてから、マッシュポテトをなるべく平らにして乗せることが、美味しく冷凍保存するポイントです。
冷凍じゃがいもの解凍方法と冷凍保存期間
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冷凍じゃがいもの解凍方法
冷凍したじゃがいもは凍ったまま料理に使いましょう。自然解凍をすると水分が出てまずくなってしまいます。
冷凍じゃがいもをフライドポテトにする時も、凍ったまま揚げた方が温度差でカリッと揚がります。
肉じゃがやカレーなど煮込み料理に使う時には、凍ったままの状態で、調理の最後の方に入れます。
冷凍したじゃがいもは、繊維が壊れて味が染みやすいので、煮くずれない程度に火を通してください。
マッシュポテトにしてからにしてから冷凍したじゃがいもは、レンジで加熱してから使って下さい。
サラダなどに使う場合にも、しっかりと温めてから冷まして使うことで舌触りがなめらかになります。
冷凍じゃがいもの保存期間
冷凍したじゃがいもの保存期間は、1~2か月程度です。
じゃがいもは常温でも長期保存ができる野菜ですが、冷凍すると芽が出てくることを防げます。
栄養士が解説!じゃがいもの栄養について
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じゃがいもの栄養
じゃがいもの主成分はでんぷんで、米や小麦と同様に主食として食べられている国もあります。
ビタミンCやカリウムを多く含んでいるため、高血圧予防の効果があると言われています。
また、じゃがいものビタミンCは加熱しても壊れにくい特徴があります。
じゃがいもには毒がある!?
じゃがいもの皮が緑色の部分や芽の部分にはポテトグリコアルカロイドという物質が含まれています。
ポテトグリコアルカロイドにはソラニンやチャコニンなどがあり、これらを摂取すると吐き気や下痢、嘔吐、頭痛、めまいなどの症状が出ます。
また、じゃがいもを日光に当てると、皮が緑色に変わったり、芽が出やすくなったりします。
じゃがいもは暗くて涼しい場所に保管しましょう。
新じゃがと完熟じゃがいもの違い
新じゃがとは3~6月に収穫されるじゃがいもで、皮がとても薄く、水分を多く含んでいます。
じゃがいもの皮にもビタミンCが多く含まれており、新じゃがは皮ごと調理することができるのでオススメです。
一方、完熟じゃがいもは皮が厚くなった状態で収穫されたものです。
新じゃがは水分が多く傷みやすいので長期保存ができないのですが、完熟じゃがいもは長期保管できるのが特徴です。
じゃがいもの見分け方
1.さわったときに硬いもの。収穫してから時間がたつとやわらかくなってきます。
2.表面に傷やしわがないもの。
3.芽が出ているや皮が緑色のものは有害物質が含まれているため避ける。

栄養士 るり
戸板女子短期大学で栄養士の資格を取得し、同大学を卒業。卒業後杏林大学で食品衛生管理者の資格も取得。現在はデイブレイク株式会社で食材の冷凍情報を発信しながら、様々な食材の冷凍実験を統括。趣味は旅行とフラダンス。
好きな野菜はブロッコリー。
冷凍じゃがいもを使った簡単絶品レシピ5選!
冷凍じゃがいもでサクッとポテトフライ
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☑材料(2人分)
・冷凍じゃがいも 2個分
・揚げ油 約500㏄
・塩 3振り
・小麦粉 大さじ3
<作り方>
1)冷凍じゃがいもをビニール袋に入れて小麦粉をまぶします。
2)180度に熱した揚げ油で、じゃがいもを揚げます。
3)きつね色になったら取り出して、塩をかけたら出来上がりです。
※お好みで、味付けをマジックソルトやカレーパウダー・青のり塩などにしても、美味しく頂けます。
お弁当にもおすすめ!じゃがべーチーズ
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☑材料(4人分)
・冷凍じゃがいも 大4個分
・ベーコン 3枚
・ピザ用チーズ50ℊ
・塩 大さじ1/2~1
<作り方>
1)耐熱皿に冷凍じゃがいもを入れてラップをし、レンジで加熱します。
2)じゃがいもがある程度温まったら、塩を振りかけて味を整えます。(お好みで塩加減を調節して下さい)
3)じゃがいもの上に、短冊切りにしたベーコンとチーズをのせます。
4)再び、レンジで温めて、チーズがとろけたら出来上がりです。
※お弁当用にシリコンカップを使っても良いですし、➃でレンジではなくオーブントースターでこんがり焼くのもおすすめですよ。
冷凍じゃがいもと卵で簡単!スパニッシュポテト
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出典:http://cookpad.com/recipe/1885597
☑材料(アルミカップ12個分)
・冷凍じゃがいも4個分
・卵 6個
・塩 小さじ1
・オリーブオイル40㏄
<作り方>
1)オリーブオイル40㏄を入れたフライパンに冷凍じゃがいもを入れて、軽く焼き色がつく程度、中火で加熱します。
2)ボウルに卵を溶きほぐし、塩とじゃがいもを加えて混ぜ合わせます。
3)フライパンにオリーブオイル大さじ1(分量外)をひき、➁を一気に流しいれ、中火で2分加熱します。
4)蓋をして、弱火でさらに4分加熱します。
5)卵の周りが固まってきたら、大きな皿で蓋をしてひっくり返します。
6)フライパンを強火で30秒熱してから、➄を滑り込ませるように戻して、中火で2分焼きます。
7)蓋をして火を止め、余熱で4分蒸らします。
8)お皿に移し、切り分ければ出来上がりです。
ミックスベジタブルで簡単♡キレイなポテトサラダ
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出典:http://cookpad.com/recipe/4116972
☑材料(2人分)
・冷凍マッシュポテト 100ℊ
・冷凍ミックスベジタブル 大さじ1強
・ウインナー 1本
・塩コショウ 少々
・しょう油 少々
・酢 小さじ1
・マヨネーズ 大さじ2
<作り方>
1)フライパンで、輪切りにしたウインナーとミックスベジタブルを炒め、塩コショウを振り、焼き目が付いたら醤油を入れて、軽く炒めます。
2)冷凍マッシュポテトを耐熱容器に入れて、温めます。しっかりと熱を入れないと、舌触りが悪くなってしまうので注意してください。
3)1と2を合わせてボールなどに入れ、粗熱を取ります。
4)お酢とマヨネーズを入れて和えたら、お皿に盛って出来上がりです。
トマトやレタス・パセリなどを添えても良いですね。
冷凍マッシュポテトで時短!かんたんコロッケ2種
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出典:http://cookpad.com/recipe/4184060
☑材料(10個人分)
・冷凍マッシュポテト 500ℊ
・玉ねぎ 1個
・パン粉 適量
・小麦粉 適量
・卵 1~2個
・揚げ油 適量
【具材1 焼き豚(ベーコンやウインナーでも可) 3㎝位・塩コショウ3~4振り】
【具材2 コーン缶 半分・コーンスープの素 1袋】
<作り方>
1)みじん切りにした玉ねぎを耐熱皿に入れ、600ワットのレンジで2分位温めます。
2)冷凍マッシュポテトもレンジで加熱してから、半分に分けてボールにうつします。
3)それぞれのボールに玉ねぎを半分ずつ入れて、片方には具材1、もう片方には具材2を入れて混ぜ合わせます。
4)具材を混ぜたマッシュポテトを小判型に丸めて、小麦粉→溶き卵→パン粉の順にまぶしていきます。
5)170度に熱した揚げ油で、両面こんがりと揚げたら出来上がりです。
具材は、チーズやトマトソース・カレー粉などいろいろと工夫してみて下さいね。
まとめ
じゃがいもの冷凍保存法と絶品時短レシピはいかがでしたか?
じゃがいもは、沢山冷凍しておいても、お子様にも人気のカレーやポテトフライなどいろいろな料理に使えますので、意外と早く使い切れます。
下処理しておけばすぐ使えるのでとっても便利です。
冷凍をうまく駆使することで忙しいお母さんもサクッと美味しいじゃがいも料理を作れるようになりますね。
今までじゃがいもの冷凍保存を試したことがない方も、時短につながる冷凍保存テクを試してみて下さい。
>>【冷凍食品の賞味期限とは?】美味しく食べるための見極めポイント
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