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【冷凍できるの?】ベーコンの冷凍保存方法と保存期間、レシピ5選!

ベーコンを冷凍保存すれば、開封後であっても1か月近く保存できることをご存知でしょうか。通常、スーパーなどで売っているベーコンは、真空パックに入っています。

それ故にある程度日持ちするのですが、一度開封して空気に触れてしまうと、ほんの数日でダメになってしまいます。

コストコなどでブロックのベーコンを買ってきても、うまく使いきれない人は多いのではないでしょうか。

今回は、そのような悩みを解決できる、ベーコンの冷凍保存方法についてお話します。

ここで紹介する冷凍方法を使えば、開封後のベーコンであっても1か月近くの保存が可能になりますし、その他のメリットも生まれます。

ほんの少しの作業で、長期間の保存が可能になりますので、ぜひ試してみてください。

ベーコンを冷凍するメリット

フライパンで熱したベーコン

まずは、ベーコンを冷凍するメリットについてお話していきます。

長期保存が可能になる

ベーコンは、冷凍することによって、より長期間保存することができるようになります。

本来、ベーコンは保存食ですので、伝統的な製法で作られていれば、冷凍などしなくても1か月(ものによってはそれ以上)は保存可能な食べ物です。

ですが、私たちが普段目にするベーコンの多くは、そういった伝統的な方法で作られていないため、賞味期限が1週間~10日程度しかありません。

ましてや、一度開封してしまうと、2~3日でダメになってしまうものもあります。

これらの問題を解決し、1か月近くの保存を可能にするのが、冷凍保存なのです。

調理の手間が省ける

ベーコンを冷凍する際、料理の用途に合わせて、あらかじめ様々な形にカットしてから保存します。

ベーコンポテトに使うのであれば厚切りに、サラダに入れるのであれば薄切りに、といった具合に、解凍後の料理に合わせた形で冷凍することができるのです。

こうすることで、実際に調理をするときに、ベーコンを切る/まな板を洗う/包丁を洗う、このような手間と時間を省略することができます。

ベーコンの冷凍保存方法

こちらでは、ベーコンの具体的な冷凍方法について説明していきます。

ブロックのベーコンを冷凍する場合は、1・2・3番の方法を参考にしてください。

スライスされたベーコンを冷凍する場合は、2・3番の方法を参考にしてください。

1.厚切りにして冷凍する場合

1)厚さ1~2cmに切ります(用途に合わせて厚さを決めてください)。

カットされたベーコン

2)1枚ずつラップにくるんで、フリーザーバッグに入れて冷凍します(写真では、ベーコン同士がくっつかないよう互い違いに包んでいます)。

ラップをしたベーコン

★ベーコンが濡れている場合は、ペーパータオル等で水分をふき取ってからラップで包んでください。

2.薄切りにして冷凍する場合

1)厚さ3~5mmに切ります(用途に合わせて厚さを決めてください)。

薄切りにしたベーコン

2)1枚ずつラップにくるんで、フリーザーバッグに入れて冷凍します。

小分けにラップをしたベーコン

3.細切りにして冷凍する場合

1)薄切りにしたベーコンを、幅1cmに切ります(用途に合わせて幅を決めてください)。

細切りにしたベーコン

2)使いやすい分量毎にラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。

小分けにラップをした細切りのベーコン

ベーコンの解凍方法と保存期間

続いて、冷凍したベーコンの解凍方法と、その保存期間についてお話していきます。

ベーコンの解凍方法

冷凍したベーコンを解凍する場合は、2つの方法があります。

1つ目の方法は、冷蔵庫解凍です。

こちらは、厚切りにして冷凍したベーコンを解凍するのに適しています

厚切りで冷凍した場合、火を通す時間が短い炒め料理などでは、芯まで火が通らない場合があります。

ですので、例えばベーコンポテトを作る場合などは、あらかじめ冷蔵庫で解凍してから使用することをお勧めします。

ここで注意してほしいのが、常温解凍です。

冷凍したベーコンを常温解凍しますと、急激に温度変化が起こり、ドリップ(液漏れ)が発生します。

ドリップが起きると、味や風味を損なうだけでなく、夏場などの場合には、細菌の発生原因にも繋がるのです。

ですので、ベーコンを解凍する場合には、冷蔵庫で解凍するようにしてください。

冷凍したベーコンを使用するもう1つの方法は、凍ったまま調理することです。

先述ような、厚切りベーコンを炒める場合などを除けば、薄切りでも細切りでも、どんな冷凍方法であっても、凍ったまま調理していただいて大丈夫です。

また、スープなど煮込み料理であれば、火を通す時間は十分にありますので、厚切りベーコンを凍ったまま使用しても大丈夫です。

簡単に整理しますと、厚切り冷凍=冷蔵庫解凍それ以外の冷凍=凍ったまま調理、という形です。

ベーコンの保存期間

ベーコンの保存期間は3~4週間です。

この期間は、厚切り/薄切り/細切りなど、どの方法で冷凍した場合も同じです。

冷凍してからおよそ1か月程度、と捉えておくと覚えやすいです。

もちろん、こちらの保存期間は目安であり、冷凍保存の仕方や、冷凍する前のベーコンの状態によっても左右されますので、最終的には自分の目と鼻で判断するようにしてください。

ベーコンを使った簡単レシピ5選

ベーコンとポテトのチーズ焼き

☑材料(1人分)
・ベーコン 50g
・じゃがいも 1個
・スライスチーズ 2枚
・サラダ油 少々
・塩コショウ 少々

<作り方>
1)冷凍したベーコンを冷蔵庫で解凍し、薄くスライスして幅1㎝程の細切りにします。じゃがいもは5㎜程の細切りにします。
2)チーズは、細かく裂いておきます。
3)フライパンにサラダ油をひき、ベーコンとじゃがいもを炒めます。
4)ベーコン、じゃがいもに火が通ったらチーズを加え、溶けて全体に絡まったら、塩コショウをしたら完成です。

★好みでブラックペッパーやパセリを振りかけてもおいしいです。
★ベーコンをあらかじめ切ってから冷凍している場合は、解凍せずに凍ったまま調理できます。
★また、薄くスライスだけでなく、厚めに切ってもおいしく召し上がれます。

アスパラのベーコン巻き

☑材料(2人分)
・アスパラ 2本
・ベーコン 適量
・ブラックペッパー 好みで

<作り方>
1)冷凍したベーコンを冷蔵庫で解凍し、アスパラガスを巻ける大きさになるようスライスしておきます。
2)アスパラガスをベーコンに合わせて切ります。
3)アスパラガスをベーコンで巻き、爪楊枝で串刺しにします(爪楊枝1本で、アスパラガス2本程度)。
4)フライパンに油をひかずに(4)を並べ、ブラックペッパーを振りかけて、両面に焼き色を付けたら完成です。

★アスパラガス以外にも、トマトやきのこ、にんじん、さやいんげんなどを巻くこともできます。
★ベーコンは、あらかじめスライスした状態で冷凍しておけば、解凍せずに凍ったまま使用することができます。

ほうれん草とベーコンのバター炒め

☑材料(2人分)
・ほうれん草 適量
・ベーコン 適量
・バター 10g
・塩コショウ 少々

<作り方>
1)冷凍したベーコンを冷蔵庫で解凍し、薄くスライスしたのち幅1㎝程の細切りにします。ほうれん草は軽くゆでておきます。
2)フライパンを中火で温めたらバター入れ、溶けきる前にベーコンを加えて強火で炒めます。
3)ベーコンに軽く焼き色がついたら、ほうれん草を加えさらに炒めます。最後に塩コショウで味を調えたら完成です。

★あらかじめベーコンを細切りの状態で冷凍している場合は、解凍せずに凍ったまま炒めることができます。

ベーコンとえのきの炒め物

☑材料(2人分)
・えのき 2袋
・ベーコン 70g
・バター 大さじ2
・和風顆粒だし 小さじ1
・醤油 小さじ1
・小口ネギ 適量

<作り方>
1)厚切りで冷凍したベーコンを幅1㎝程に切ります(冷凍のままでも、包丁が通れば解凍不要です)。えのきは半分程度の長さに切っておきます。
2)フライパン熱してバターを加え、油がいきわたったらべーこんを炒めます。
3)ベーコンに軽く火が通ったら、えのきを加えます。
4)えのきがしんなりしてきたら、顆粒だしと醤油を加えて、全体にいきわたらせます。
5)お皿に盛りつけ、小口ネギを散らしたら完成です。

ベーコンエッグ

☑材料(2人分)
・ベーコン 50g
・卵 2個
・塩 少々
・サラダ油 大さじ1
・ケチャップ 好みで

<作り方>
1)冷凍したベーコンを冷蔵庫で解凍し、薄くスライスしたら一口大に切ります。
2)フライパンを熱しサラダ油を加えたら、両面に焼き色がつくまでベーコンを炒めます。
3)卵、塩を陽気で混ぜ合わせて置き、フライパンに加え、スクランブルエッグの要領で混ぜていきます。
4)卵が少しやわらかいくらいで混ぜるのをやめ、お皿に盛り付けます。
5)最後にケチャップをかけたら完成です。

★あらかじめスライスした冷凍ベーコンであれば、解凍せずに、凍ったまま調理することもできます。

まとめ

さて、ベーコンの冷凍保存方法はいかがでしたでしょうか。

厚切りの場合、薄切りの場合、細切りの場合と紹介しましたが、結局のところ、適当な大きさに切って、ラップに包むだけで済んでしまいます。

今回の方法を使っていただければ、例えば、ベーコンをブロックで買ってきた場合でも、賞味期限にせかされず、計画的に献立を立てることができます。

ベーコンは幅広い料理に使える食材ですから、今回ご紹介した方法を活用して、普段の生活に役立たせてください。

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

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