【写真付きで解説!】コロッケの冷凍方法、揚げ方、厳選レシピ5選
こどもや家族が好きな定番メニューであるコロッケ。じゃがいもがたくさん手に入った時、1番に思いつくメニューではないでしょうか?
また野菜嫌いなお子さんのために野菜を小さくみじん切りして入れて作ってあげてもいいですね。
そんなコロッケを、上手に冷凍保存して便利に使っていただける方法を紹介します。
コロッケを冷凍するメリット
長期保存ができる
コロッケは常温では保存がきかず、冷蔵でも1~2日しか保存できません。
冷凍保存することで、保存がきかないコロッケを約1か月間ほど保存することができます。
必要な時に必要なだけ使える
作りすぎて余ってしまったコロッケを必要な時に必要な分だけ解凍して食べることができます。
お弁当の1品、食卓にあと1品足したいときなど大変重宝します。
大量消費メニューとして使える
ジャガイモをたくさんいただいた時や安くなっているときにたくさん購入した時などに「大量消費メニュー」が必要になります。
ジャガイモを多く使えるメニューとしては、ポテトサラダやジャーマンポテトなどが挙げられます。しかし、他の野菜と比べてもジャガイモのメニューは多いわけではありません。
そんな時は冷凍保存ができるコロッケの出番です。芽が出てしまう前に調理してあげましょう。
コロッケの冷凍方法
冷凍方法を【あげてから冷凍する方法】と【あげる前に冷凍する方法】の2通りに分けて説明します。
まだコロッケを揚げていないのであれば【あげる前に冷凍する方法】をして、食べるときにあげることをおすすめします。
しかしコロッケを揚げすぎてしまった後に保存したい場合や自分が冷凍したコロッケが必要になるシチュエーションなどを考えて、ご自分に合うよい方法をさがしてみてください。
あげてから冷凍する方法
1)あげたてのコロッケは、しっかり冷ましてから1つずつラップにくるみます。
2)1つ1つのコロッケが重ならないよう金属トレイに乗せて、冷凍庫に入れ、冷凍します。
3)しっかり凍ったら、コロッケをフリーザーパックに入れて空気を抜きながら保存します。
(保存期間は2~4週間)
2)の作業は面倒な場合、時間のない場合は省いてもかまいません。2)では熱伝導性の高い金属トレイに平らにくつっかないようにコロッケを並べることで、コロッケをなるべく早く冷凍することができる行程です。(なので使う金属トレイは、あらかじめ冷凍庫で冷やしておくことでさらに早く冷凍できます)
急速に冷凍することができるので、コロッケの細胞の破壊を最小限に抑えられ、おいしさを逃しにくくなります。
時間のある時などは、ぜひ2)の行程を省かないことがが望ましいでしょう。
おいしく食べるためのポイント
・もう一度あげ直す。
この方法が1番おいしく仕上がります。しかし、もう一度揚げるのは手間がかかるので手軽においしく食べることができる方法を紹介します。
1)くるんだラップをはがして、キッチンぺーパーに乗せて電子レンジで加熱、解凍します。
2)オーブントースターにくしゃくしゃにしたアルミホイルをひき表面をカリッと焼きます。プライパンなどで油をひかずに表面を焼く方法もあります。
あげる前に冷凍する方法
市販の冷凍コロッケと同じように、あげる前の状態(小麦粉、たまご、パン粉までつけた状態)で冷凍します。
1)あげる前の状態のコロッケを1つずつラップにくるみます。
2)以降 【あげた後に冷凍する方法】と同じです。
冷凍する前に粗熱を取ったりする手間がないのでスムーズに作業できます。
市販品のコロッケが少し苦手だという方も、この方法で冷凍コロッケをストックしておくことでお弁当などで使いやすくなります。
冷凍コロッケのじゃがいもをスカスカにしないためのポイント
揚げてから冷凍する方法、揚げる前に冷凍する方法どちらも共通で注意していただきたいことがあります。
それはジャガイモのマッシュについてです。ジャガイモのマッシュがしっかりされておらず、つぶし切れていない部分は冷凍して解凍した場合にスカスカになってしまいます。
コロッケを冷凍保存する予定があるなら、コロッケを作るときにしっかりめにマッシュしておくことがおいしい冷凍コロッケを作るポイントになります。
冷凍コロッケの調理方法
油であげるときのポイント
揚げ方は2種類紹介します。
■凍ったまま油で揚げる方法
■電子レンジで半解凍して油で揚げる方法
凍ったまま油で揚げる方法
凍ったまま油で揚げる方法は失敗も手間も少なくおススメです。
凍ったまま油で揚げる方法ではどうしても、うまくあげることができない(どうしても揚げ中に破裂してしまう)など悩まれた場合、電子レンジで半解凍して油で揚げる方法もお試しいただけると思います。
ご自分で合う方法を探してみてください。
電子レンジで半解凍して油で揚げる方法
冷凍コロッケの破裂の原因として内側と外側の温度の差が大きいということが挙げられます。
この温度の差を少なくするために半解凍が役に立ちます。解凍しすぎも表面が柔らかくなりすぎて破裂を引き起こします。
程よく柔らかくなりすぎない程度に解凍してください。
揚げ方のポイント
「油の量」「油の温度」「取り出すとき以外触らない」の3点を注意して冷凍コロッケを揚げてください。
・油の量
少ないとひっくり返す際にコロッケが破裂したり、温度管理がうまくいかず中身があふれてしまうことがあります。コロッケがしっかりと浸るくらいの量が望ましいです。
・油の温度
温度は約180℃(~190℃)にします。これ以下、以上でもうまく揚がりません。冷凍のコロッケは1度に2~3個を目安に鍋に入れます。
これ以上の数を入れてしまうと鍋の油の温度がいきなり下がってしまうことになります。そのためベタッとしたコロッケにあがってしまうので、焦らずゆっくり調理してください。
・取り出すとき以外つつかない
最初の1分はコロッケに触れないでください。その後もきつね色になり浮いてきて揚げ終わるまでは極力はしでは触れないことが失敗をしないポイントになります。
冷凍コロッケは崩れやすいので注意してください。
トースターで揚げずに調理
揚げてから冷凍したものと同じように、揚げていないものもトースターで調理できます。
トースターで調理するとヘルシーであっさりした仕上がりになります。また、
後片付けの手間も減るので、調理する側には嬉しいメリットになります。
最近では見ることの増えたスチーム機能がついたオーブンレンジでも調理可能です。説明書などを確認してみてください。
>>【お弁当がラクチン!】冷凍おかずを上手に使うテクニックとレシピ
お手軽・節約コロッケレシピ5選
挽き肉入りのかぼちゃコロッケ
☑材料(大きいサイズ6個分)
かぼちゃ1/4個(皮、種付きで450g)
玉ねぎ1/4個
合い挽き肉100g
(調味料)
ケチャップ大さじ1
醤油小さじ2
砂糖小さじ1
小麦粉適量
溶き卵1個分
パン粉 適量
サラダ油適量
<作り方>
1)玉ねぎをみじん切りにします。 かぼちゃは1㎝幅に切り、レンジで加熱し火が通ったらマッシュしておきます。
2)フライパンで合いびき肉を炒め、火が通ったら1の玉ねぎを加え炒めます。
3)2)に火が通ったら調味料を入れ煮詰めます
4)1)のかぼちゃに3を加わえ混ぜ合わせ、コロッケを成形します。
5)冷蔵庫で30分以上冷やします。
6)あげたら完成
リメイク!お手軽 肉じゃがコロッケ
リメイクメニューの定番!本当にお手軽なのでおすすめです。
☑材料
肉じゃが残り分
じゃがいも適量
小麦粉・卵・パン粉適量
<作り方>
1)残り物の肉じゃがの具材を刻みます。じゃがいもが足りないと感じる場合はマッシュして足してもいいです。
2)1)の水分が多くて成形しづらい場合は、鍋で煮るかレンジで加熱して水分を飛ばします。
3)成形して小麦粉、卵、小麦粉の順につける
4)あげたら完成
昔懐かしい さつまいもコロッケ
かぼちゃだけではないんです。甘みのあるゴマの香るコロッケはいかがですか?
☑材料(6~8個分)
さつまいも皮付き300g程度(中1本)
塩ひとつまみ
バター10g
小麦粉適宜
水溶き卵適宜
ごま(白でも黒でも)適宜
パン粉 ごまと同量(ごま50ccならパン粉も50cc)
<作り方>
1)さつまいもを加熱してつぶします。電子レンジ、炊飯器、鍋などお好みの方法でいいです。
2)さつまいものぼそぼそ感を減らすため、バター、塩を加える。それでもまとまらない場合は湯を加える。
3)成形して、小麦粉、卵、ごまとパン粉を混ぜたものにつける
4)あげたら完成
里芋のコロッケ
里芋のコロッケは加熱も早く、つなぎも不要で簡単においしくできちゃいます。
☑材料(小丸12~13個分)
里芋6~7個(550g)位
玉ねぎ大1個位
豚小間肉(ひき肉ok)100g位
塩麹大さじ1杯
塩コショウ少々
水溶き天ぷら粉適宜
パン粉 適宜
揚げ油 適宜
<作り方>
1)玉ねぎをみじん切りにして炒める。
2)里芋の皮をむき、レンジで加熱するなどして火を通す。
3)豚こま切れ肉に塩こうじをもみ込んだものを包丁やフードプロセッサーなどでミンチ肉にする。1と炒め合わせる。
4)2)の里芋をマッシュして3と合わせる。塩コショウで味を調える。
5) 粗熱を取ったら成形し、粘度を高くした水溶き天ぷら粉、パン粉をつける。
6)あげたら完成
カレーを簡単リメイク!カレーコロッケ
カレーの水分で、卵も小麦粉も不要!残り物のカレーで簡単カレーコロッケが出来ちゃいます。
☑材料(2~3人分)
カレーお玉3~4杯
☆小麦粉or薄力粉お玉1杯くらい
☆塩コショウ少々
パン粉 適量
とろけるチーズ適量(無くてもOK)
<作り方>
1)ボールにカレー(冷蔵庫で冷やしておいたほうが使いやすい)と☆を入れて混ぜます。
2)チーズをお好きな量手に取り、混ぜて成形します。
3)パン粉をつける
4)あげたら完成
まとめ
いかがでしょうか?
定番メニューのコロッケですが、少しコツを知っておくだけでおいしく長期保存(冷凍)ができます。
食卓が寂しいとき、お弁当の1品に足したいとき、市販の冷凍食品に頼りたくない時などおいしくすぐ用意できるコロッケが活躍してくれること間違いなしです!
じゃがいもの大量消費でもう悩むことが減るかもしれませんね。
コロッケメニューでは通常のコロッケよりもさらに簡単に作れて、節約にもなりそうなメニューを紹介しています。