【食品ロスの現状と対策】削減への取り組みと急速冷凍とは!?

あなたは食品ロスについて日本の現状をご存知ですか。

 

日本は他国に比べ食品ロスの量がとても多く、食料廃棄率は世界一。その量は年間で約600万トンと言われており、お金に換算すると10兆を超えるとも言われています。

食品ロスは環境汚染などにも繋がるため削減していくことが必要です。また、食品ロスは減らせば減らすほどお金が浮くなど自分自身へのメリットもあります。

食品ロスを減らしていくためにも現状やそれに対する対策を把握し、日常から意識することが重要です。

当ページでは、日本の食品ロスの現状や対策、世界や企業の取り組みについてご紹介。さらに、食品ロスを大幅に減らす新しい技術についてもお伝えします。是非最後までご覧いただき、日本の食品ロスを無くしましょう。

食品ロス(フードロス)とは

フードロスの問題
出典:https://limo.media/articles/-/5798

 

ここから食品ロスについて解説していきます。

食品ロスとは簡単に言うと食べれるのに捨てられてしまう食品のこと。最近聞くことが増えているであろうフードロスという言葉も同じ意味です。

食品ロスの具体的な内容は飲食店や小売店などの店舗の売れ残り、賞味期限が切れてしまい販売できなくなったものから、飲食店での食べ残しなど。家庭で言えば食材のあまりや食べ残しなど全て食品ロスとなります。

日本の現状

日本の現状

現在日本では食品ロスが年間約600万トン以上出ていると言われています。これを金額に直すと10兆円分とも言われ、食料廃棄率は世界一です。

食品ロスの量と日本の人口から考えると日本国民全員が1日にご飯茶碗1杯分捨てているということになります。

食品ロスは事業系(小売店、食品メーカー、飲食店などから出るもの)と言われるものと家庭系(一般家庭から出るもの)と言われるもの2種類に分かれます。

現在、世界全体で実際に発展途上国などに援助されている量が約320万トン。日本の食品ロスはこの2倍の量です。この数字からも日本の食品ロスの量がとても多いことがわかります。

途上国の飢餓に苦しむ人がいる一方で先進国で多くの食品が捨てられている現状や食品ロスをゴミとして処理していることでCO2が大量に排出されている現状が問題視されています。

ここまで食品ロスとその現状についてご紹介しました。日本は中でも食品ロスが多く、問題も多いというのがわかったのではないでしょうか。

こう言った状況を改善する方法は無いのかと気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は家庭からでも食品ロスは削減することができます。ここからご家庭でできる食品ロスを削減する方法について説明していきます。

家庭で削減するための対策

家庭で削減するための対策
出典:https://googirl.jp/lifestyle/1212ryouri_tie482/

食品ロスをなくすためにできることはないのでしょうか。

食品ロスの約半分は家庭系と言われる家庭から出るものです。そのため政府は食品ロスの対策として家庭で食品ロスがなくすためのを減らすための情報発信などを盛んに行っています。

政府が呼びかけているのは次の4つ。簡単に説明して行きます。

食材を「買いすぎず」「使い切る」「食べ切る」

食品が安かったとしても結局食べられなければ損をしてしまいます。しっかり食べられる量だけ買い、すべて使い切り、作ったものは残さず食べ切ることが大切です。

そのためにも冷蔵庫の中を把握し、賞味期限なども考慮して購入しましょう。

残った食材は別の料理に活用

作った料理の食べ残しが出ないよう食べられる分だけ作り、残ってしまっても保存して食べられるようにしましょう。

アレンジレシピなど活用することで残った料理も美味しく食べ切ることができます。

「消費期限」と「賞味期限」の違いを理解

消費期限は食べても安全な期限のこと。品質の劣化が比較的早い食品につけられます。消費期限については期限が切れた時点で食べないようにします。

賞味期限は美味しく食べることができる期間のこと。そのため、賞味期限が切れたからと行ってすぐ食べられないという訳ではありません。見た目や匂いなどで判断し、食べられるものは食べるようにしましょう。

「消費期限」と「賞味期限」の違いを理解し、自分で食べられるものを判断することで食品ロスを大きく減らすことができます。

外食で食べ残しを防ぐ

外食で思った以上にボリュームが多く食べ切れなかったと言う経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

外食するときにも小盛りのメニューがあればそれを選んだり、注文の際に量を少なめにできるかお願いしましょう。

政府が家庭向けに発信している内容をご覧いただきました。こんなのわかっていると感じた方もいらっしゃると思います。

このように政府が発信している情報は特別な内容ではありません。1人1人が意識して食品ロスを無くしていくということが重要です。

ここからは日本以外の世界の食品ロス削減に向けての取り組みをご覧ください。

世界での取り組み

海外でも問題となっている食品ロスですが、他国はすでに地域の団体や行政などにより食品ロス削減のための対策が取られています。

今回はその一部をご紹介します。

【アメリカ】  ドギーバック

世界のフードロス対策の取り組み
出典:http://lifevancouver.jp/2013/02/knowledge/2929.html

アメリカで外食した際に残った食品を持ち帰る際に使うのが「ドギーバッグ」です。アメリカは残った食品を持ち帰ることを推奨しており、当たり前の光景になっています。

ドギーバッグはほとんどの場合、お店側が準備してくれるようです。

【フランス】  食品廃棄禁止法

フランスには2016年から「食品廃棄禁止法」という法律があります。

これは大型のスーパーマーケットが食品を廃棄することを禁止する法律。食品を廃棄した量に応じて罰金が徴収される仕組みです。

店舗で消費されなかった食品はボランティア団体へ寄付することが義務となっています。

【デンマーク】  賞味期限切れ食品スーパー

世界の取り組み
出典:https://tabi-labo.com/247689/wefood

デンマークには賞味期限切れの食品を中心に扱う「WeFood」というスーパーがあります。

通常30〜40%の価格で商品を購入することができ、場合によっては元の金額の半額程度の料金で商品を買うことも可能。賞味期限切れ他にも形が悪くなったものや賞味期限が近いものなども販売しているようです。

非営利の団体が運営しているのも特徴的です。

【スペイン】  連携冷蔵庫

スペインでは地域ごとに「連携冷蔵庫」と呼ばれる、共有型の冷蔵庫を設置しています。料理や食材など使い切れないものを連隊冷蔵庫に入れることができ誰でも自由にとって使うことができます。

生の肉、魚、卵以外であればなんでも入れることができ運営している人が定期的に管理。約1年で200~300キロの食べ物が食品ロスにならずに済んでいます。

世界にはこのように食品ロスへの対策として多くの団体や企業が動きはじめています。様々な取り組みがなされている中、日本ではされていないのか気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は日本にもそのような企業はいくつもあります。

アプリや通販を通して食品ロスに取り組む日本の企業

日本でも食品ロスを削減するための取り組みを行っている企業はたくさんあります。
今回はその中でも代表的な2つのサービスそご紹介します。

TABETE

企業がアプリで取り組む
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000017141.html

TABETEは飲食店や小売店で出た残り物とそれを食べたいユーザーをマッチングするプラットフォームです。

店舗が任意の価格と取引期間を設定し、TABETE上に掲載。ユーザーは掲載されているものの中から選択し、WEB決済を済ませ、引き取り期限までに店舗に言って直接食事を受け取ります。

メディアなどに多数取り上げられている注目のサービスです。

KURADASHI

KURADASHIは販売が終了した商品や季節の商品など賞味期限が間近な商品など、これまで廃棄されていた商品を特別価格で販売するネット通販サービスです。

100社以上のメーカーの商品が掲載されており、最大90%割引で購入することができます。

2つのサービスについてご紹介しました。2つともとても魅力的なサービスです。ですがそれ以外であまり知られていない食品ロスをなくす画期的な方法があります。

それが急速冷凍です。

急速冷凍と聞いて冷凍なら知ってると思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。急速冷凍は普通の冷凍とは異なる、食品ロスを大幅に減らす革新的な技術です。

最後に急速冷凍についてご紹介していきます。

食品ロスを削減する急速冷凍とは

急速冷凍とは食品を短時間で冷凍することで冷凍前と変わらない品質戻すにことができる特殊な冷凍技術です。

削減するための方法

これまでの冷凍は食品の水分が凍る際に同時に細胞の膜を傷つけてしまうため旨味成分であるドリップなどが出てしまい品質が劣化してしまっていました。食材を急速冷凍することで食材の細胞を傷つけないため、解凍後でも冷凍前と変わらない品質を維持することができます。

食品の品質はそのままで長期保存が可能です。

それによりこれまでであれば賞味期限や品質の劣化などで食品ロスになってしまっていた食品を美味しい状態で提供することができるようになります。

実際に急速冷凍機を使用することで、毎年200キロでていた牡蠣の食品ロスがゼロになった方、日持ちしない十割そばの食品ロスがゼロになった方、飲食店で出していたトラフグの食品ロスがゼロになった方など多くの方が急速冷凍機を導入して食品ロスを削減しています。

>>急速冷凍を活用した事例を知りたい方はこちら

まとめ

いかがでしたか。

食品ロスの現状や家庭でできる対策、世界や日本企業の取り組みなどご紹介しました。

今の日本の食品ロスは非常に多くこれは大きな問題です。

また、食品ロスを大幅に削減する急速冷凍についてもご紹介しました。急速冷凍はさまざまなシーンでの食品ロスを削減することができます。

食品ロスは各自の意識が強まれば削減することができます。それは企業はもちろん家庭でも同じです。

皆が意識して食品ロスを削減できるように行動していきましょう。

>>急速冷凍について詳しく知りたい方はこちら

>>急速冷凍を活用した事例を知りたい方はこちら

この記事の監修者

木下 昌之

デイブレイク代表
木下 昌之

70年続く老舗冷凍機屋の3代目。2013年、特殊冷凍テクノロジー×ITを軸に国内唯一の特殊冷凍機の専門会社としてデイブレイクを創業。各種メディアや書籍「フードテック革命」にてフードテック企業の代表格として紹介されるなど、「急速冷凍」をコアに食品流通業界の根本改革に邁進中。

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