冷凍技術の歴史

冷凍食品の市場規模は、歴史的に見ても近年著しく発展し、この20年で倍にもなりつつあります。

その中で最も貢献しているものが冷凍技術の進歩であり、最新の冷凍技術が「急速冷凍と呼ばれるものです。

特に、日本では世界で最も冷凍技術の歴史が古く、発展しており、昨今の食を支える冷凍技術として、急速冷凍は欠かせません。

冷凍とは、-18度以下に保つことを指しますが、急速冷凍とはその名の通り、急速に冷凍することを差し、冷凍物を不味くさせる原因である「氷結晶が細胞膜を破る」ことを防ぐために、最大氷結晶生成温度帯と呼ばれる-1度~-5度を速やかに通過させます。

通常の冷凍(緩慢凍結)だと、この温度帯をゆっくり通過することになるため、氷結晶が大きくなってしまい、細胞膜を破ってしまいます。

最大氷結晶温度帯

※引用 一般社団法人日本冷凍食品協会

 
 

鮮度を長期期間キープする最新の冷凍技術

冷凍技術の歴史上、従来の冷凍技術だと数ヶ月が消費期限の限界で、鮮度が徐々に低下していきます。

しかし、最新の冷凍技術では、それが数年から数十年レベルでの長期保存ができ、鮮度も生と変わらない状態をキープできます。

一般の方にはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、この技術はすでに国内でも広く使われており、この技術で冷凍させた食品は日常的に皆さんの食生活に浸透しているのです。

本サイトで紹介しています急速冷凍機は、国内で多くの導入実績があり、大手飲食チェーン、大型スーパー、大手卸売企業など、大企業にほとんど導入されています。

例えば、大手焼肉店では、高級肉を店舗で急速冷凍させて保存し、いつでも安定的にお客に提供できるようにしています。 肉からドリップや”アク”が出ないのは、”生”の肉だからではなく、この急速冷凍技術を使っているからなのです。

導入事例

ただ、これらの冷凍技術はあまり表に出ることはなく、一般的に知られてはいません。

導入企業は、この技術で食品を扱っているものの、冷凍に関するイメージもあり、公言はしていません。

しかし、生と変わらない鮮度を保つことができるので、皆さんも確実にこの技術を使った食品を口にしているにも関わらず、それが冷凍物だとは全く気付かないです。

まさに、日本の食文化を支える黒子の技術と呼ぶことができるでしょう。

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