まいたけの冷凍保存方法から栄養価、レシピを解説!【写真で解説!】

まいたけは冷凍すると美味しくなるというのを知っていますか?

冷凍は味が落ちると思われている方もいらっしゃいますが、まいたけは冷凍することでよりうま味が強くなる相性のいい食材です。また冷凍すると保存期間も長くなるため、美味しく長期保存できるため一石二鳥の方法です。

まいたけの冷凍について知らないと、美味しく食べる機会を逃すどころか食べきれず捨ててしまわなければならないということにもなりかねません。

そこで食品の冷凍に特化した当サイトがまいたけの冷凍方法についてご紹介。更に、冷凍したまいたけを使ったレシピや栄養士が解説する栄養コメントをご紹介いたしますので、捨てることがなくなり、家族に美味しい食事を食べてもらえます。

ですので、是非最後までご覧いただき、まいたけを無駄なく美味しく食べられるようになりましょう。

まいたけを冷凍するメリット

金属バットに並べられたまいたけ

冒頭でもご紹介しましたが、まいたけは冷凍を相性の良い食材です。実際にどんないいことがあるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。

まずは、まいたけを冷凍するとどんなメリットがあるのかを説明していきます。

冷凍するとうま味が増す

まいたけは冷凍することによって、食材の本来持っている「うま味」や「風味」をアップさせることができます。

これは、まいたけだけでなくきのこ類全般に言える事なのですが、冷凍することにより、食材中の細胞が破壊され、より深い味わいが染み出してくるためです。つまり、冷蔵保存しているものを使うよりも、いったん冷凍してしまった方が、よりまいたけの風味を味わう事が出来ます。

賞味期限の悩みから解放される

「このまいたけ、3日前に買ってきたけどまだ食べられるかなぁ…」
「ちょっとかさの部分が黒ずんできたけど、腐ってないよね…?」

誰もが一度は考えたことがあると思います。通常の冷蔵庫保存していると、「いつまで食べられるのか」「どうなると食べちゃまずいのか」が判断しづらいです。

冷凍保存をすれば、少なくとも腐らせる心配はなくなるので、「食べたらおなか壊すかなぁ」という不安を抱くことも無くなります。また、保存期間に関しても「○日以内」という目安が存在するので、「これまだ食べられるかなぁ」という時の判断が非常に楽になります。

このようにまいたけを冷凍することでさらにおいしいまいたけを長期間保存できるようになります。では、早速まいたけの冷凍方法を写真付きで解説していきます。

冷凍保存方法

まいたけは生のままで冷凍する方法と調理して冷凍する方法、2つあります。それぞれ解説していきます。

生のまま保存する場合

1)まいたけを手で裂き、小房に分けます。石づきがついていれば、包丁で切り落とします。

まいたけを切って保存する

★この時のポイントは、水洗いをしないこと(きのこは菌糸類のため、水に当たると食感が変化するためです)。水気や汚れのある場合は、キッチンペーパーなどで軽くふき取ると良いです。

2)ラップに包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍します。

まいたけを密封して冷凍し保存する

★他のきのこ類と併せて、自家製きのこミックスを作るのもオススメです。

調理して保存する場合

1)まいたけを手で裂き、食べやすい大きさに分けます。

まいたけを切って冷凍する

2)油を引いたフライパンで、軽く焼き色がつくまで炒めます。この時に、料理の用途に合わせて味付けしてください。

舞茸を調理して保存する

3)火が通ったら、粗熱を取ってからラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。

調理した舞茸を密封して冷凍し保存する

解凍方法と保存期間

舞茸の解凍方法と保存期間

ここまで見ていただいた通りまいたけは2種類の冷凍方法があります。解凍した際にどのように使いたいかに合わせてどちらかを選んで冷凍しましょう。

まいたけを冷凍すると美味しく長持ちさせることができるということはわかっていただけたと思います。ここからは冷凍したまいたけはどのように解凍すればいいのか、どのくらいの期間たべることができるのかについてご紹介していきます。

まいたけの解凍方法

冷凍保存したまいたけは、冷凍のまま調理に使用することができます(好みで自然解凍も可能です)。

炒め物やスープに入れる場合は、そのまま使用できますし、サラダに入れる場合などは、冷凍したものをサッとゆでてから使うと良いです。

まいたけの保存期間

冷凍したまいたけの保存期間は1ヶ月(約30日)です。

冷蔵保存が3~4日程度だとすると、その10倍近い期間保存することができます。

フリーザーバッグに、冷凍した日付を記入しておくと、使用期限が分かりやすいのでオススメです。

>>【冷凍で長持ち】野菜の保存方法で気をつけるべき3つのポイント


栄養士が解説!栄養について

舞茸には、カリウムや亜鉛、ビタミンB2、ナイアシン、食物繊維など多くの栄養素が含まれています。

中でも注目は抗がん作用のあるβ―グルカンです。Β―グルカンは、きのこ類に含まれていますが、特に舞茸から抽出したものはMD-フラクションと呼ばれ、この効果が高いと注目されています。

まいたけの選び方
1.カサの部分が厚くてツヤがあるもの
2.色が濃く触るとパリッと折れそうなもの
3.大株で軸が白く、弾力があるもの

効果的な食べ方
舞茸は生食できない食品なので、必ず火を通してから食べます。また、香りが強いため、調理の際はほかの食材にあわせて分量を調節してください。

煮汁が十分にしみわたる炊き込みご飯との相性は特筆すべきものでしょう☝

茹でると流れでた色素によって煮汁が黒くなるため、それを防ぎたい場合はあらかじめ湯通ししておくとよいでしょう。

食べ合わせ
舞茸にはたんぱく質を分解する酵素であるマイタケプロテアーゼが含まれているため、肉料理との相性が良いでしょう。
 

栄養を効率的にとれる食べ合わせ

β―グルカンは悪玉コレステロールを減少させ中性脂肪を分解する働きがあり、たんぱく質はしなやかな血管を作ります。

栄養士
栄養士 るり

戸板女子短期大学で栄養士の資格を取得し、同大学を卒業。卒業後杏林大学で食品衛生管理者の資格も取得。現在はデイブレイク株式会社で食材の冷凍情報を発信しながら、様々な食材の冷凍実験を統括。趣味は旅行とフラダンス。好きな野菜はブロッコリー。


まいたけを使った簡単レシピ5選

ここまでまいたけの冷凍方法や解凍方法などご紹介してきました。今までの内容を実際に冷凍したまいたけでどのような料理ができるのか気になりますよね。

実際に厳選したレシピを5つ使ってご紹介します。

まいたけとベーコンのバター炒め

まいたけとベーコンのバター炒め

出典:http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1220003975/

☑材料(4人分)
・舞茸 100g(冷凍したものをそのまま調理)
・ベーコン 2枚
・バター 20g
・塩こしょう 少々

<作り方>
1)まいたけは1つ1つバラバラに、ベーコンは3cm幅に切ります。
★まいたけは、生のまま冷凍したもの、炒めて冷凍したもの、どちらでも可です

2)熱したフライパンでバターを溶かし、まいたけ、ベーコンの順に炒めます。

3)塩こしょうで味を調えたら完成です。

まいたけを使ったピザトースト

簡単レシピピザのトースト

☑材料(1人分)
・食パン 1枚
・オリーブオイル 小さじ1
・ピザソース 大さじ1
・まいたけ 5~6切れ(生で冷凍したものをそのまま使用)
・ウィンナー 1本
・プチトマト 2個
・とろけるチーズ 少々
・ブラックペッパー 少々

<作り方>
1)まいたけは1つ1つバラバラにしておき、ウィンナーは輪切り、プチトマトは半分に切っておきます。

2)食パンにオリーブオイル、ピザソースを塗ります。

3)食パンの上に、(1)を乗せ、チーズ、ブラックペッパーを振りかけます。

4)(3)をトースターで焼いたら完成です(チーズが蕩ける程度)。

まいたけの炊き込みご飯

簡単レシピの炊き込みご飯

☑材料(2~3人分)
・お米 2合
・まいたけ 1株(生で冷凍したものを凍ったまま使用)
・にんじん 1/3本
・めんつゆ 大さじ2
・みりん 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・だし汁 450㏄

<作り方>
1)まいたけは1切れずつバラバラに、にんじんは千切りにします。

2)フライパンにまいたけ、にんじん、めんつゆ、みりん、砂糖、だし汁100㏄を入れて3分程度煮ます。

3)炊飯器に予め研いだお米をセットし、(2)と残りのだし汁350㏄を加えます。この時、液体が2合分に満たなければ、水を加えてください。

4)炊飯器のスイッチを入れたら完了です。

まいたけと溶き卵のスープ

まいたけと溶き卵のスープ

出典:https://cookpad.com/recipe/4175775

☑材料(2人分)
・まいたけ 50g程度(生で冷凍したものをそのまま使用)
・卵 2個
・長ねぎ 10cm程度
・水 500㏄
・鶏がらスープ 小さじ2
・しょうゆ 小さじ2
・塩こしょう 少々

<作り方>
1)まいたけは1切れずつバラバラにしておき、長ねぎは輪切りにしておきます。

2)鍋に水と鶏がらスープ入れ、沸騰したら(1)を入れて再度沸かします。

3)卵を溶いたものを入れてしばらく放置、少し経ったらかき混ぜます。

4)最後にしょうゆ、塩こしょうで味を調えたら完成です。

まいたけと卵の炒め物

まいたけと卵の炒め物

出典:https://cookpad.com/recipe/4245696

☑材料(2人分)
・豚肉 150g
・舞茸 100g(生or炒めて冷凍、どちらでも可)
・キャベツ 1/6玉
・卵 2個
・鶏がらスープ 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・塩こしょう 少々
・ごま油 適量

<作り方>
1)まいたけは生のまま冷凍したものでも、炒めて冷凍したものでもどちらでもOK。解凍方法も問いません。1つ1つバラバラにします。

2)豚肉、キャベツは食べやすい大きさに切ります。

3)熱したフライパンに豚肉を入れ、焼き色が付いたらキャベツ、まいたけを加えて炒めます。

4)野菜がしんなりしてきたら、鶏がらスープとしょうゆを加えます。

5)フライパンの空いたスペースに、溶いた卵を流し入れ、半熟程度で他の具と併せながら軽く炒めます。

6)最後に塩こしょうで味を調えて、好みでごま油を振りかけたら完成です。

まとめ

まいたけの冷凍方法から保存期間、冷凍まいたけを使った厳選レシピをご紹介しましたがいかがでしたか。

冷凍方法を知らないと食べきれず捨てられてしまうこともありますが、冷凍することでさらに美味しく長期間保存することができます。

まいたけの冷凍を活用して無駄なく美味しく食べましょう。

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

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