【大量生産を可能にする!】トンネルフリーザーの価格とメリット

トンネルフリーザー

急速冷凍することで安全で質の良い食品を提供することができますが、生産したい食品の量が多くなると、規模に見合う設備が必要となります。

トンネルフリーザーは安全性を守りながら、いかに効率よく大量の冷凍をこなしていくかを目的に、開発された急速冷凍機です。

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大量生産するための構造

トンネルフリーザー
出典:http://www.u-fm.jp/soldout/itm-08024/

 トンネルフリーザーは、名前の通りコンベアをトンネルのように覆い、その中で食品を連続冷却・冷凍することができる構造になっています。

内部で循環している冷気が出入り口から吹き出すことがないよう設計されているので、無駄なく効率的に食品を冷やすことができます。庫内を通過中の食品に、コンベアの上下に設置されたノズルから冷気を吹き付ける機械や、上下・左右方向から冷気を吹き付ける機械があります。

大量生産を目的としたコンベアタイプなので、広いスペースが必要。主に食品加工の工場などで導入されています。機械の大きさや使用する食品にもよりますが、時間あたり200~1000kgの生産能力があります。水産加工場では、1日に200トン生産している工場もあります。

基本的に同じ食品を冷凍させるために使用するので、違う食品の冷凍に使う場合はその都度洗浄する必要があります。粉ものや油を使った食品などは手洗いでは完全に落とすことができないので、泡洗浄や蒸気滅菌できる、洗浄能力に優れた機械を使うことで衛生的な使用をすることができます。
 

価格以上の成果を上げるメリット

 機械自体が大きく、設置に工事が必要な場合が多いので、一般的な急速冷凍機に比べると設備費がかかります。数千万円以上、大規模な食品加工場では億単位の費用がかかります。大型のため運転能力が大きく、大がかりな霜取りの作業が必要となるので、ランニングコストやメンテナンス費も高くなります。

トンネルフリーザーの導入には高額な費用がかかりますが、それ以上の成果を上げることができます。食品の賞味期限を延長することができるので、廃棄処分を削減することができ収益を向上させることができます。工場の生産ラインの稼働率を上げて作業を効率化し、ライン全体の消費電力量を削減することが可能

また、一度に大量の生産ができるので、工場から店舗への配送回数を減らすことができます。

大型のバッチ式の急速冷凍機においても大量生産はできますが、トンネル式にすることのメリットは何でしょうか?

機械を自動化することができるので、コストの削減と徹底した衛生管理を行うことができる点です。コンベアの入り口部分に食品をのせ、出口で冷凍された食品を回収するだけなので、食品を陳列する必要がありません。食品同士がくっ付かずに冷凍できる、IQF(個別急速冷凍方式)によって一つ一つ冷凍することができるので、人件費の削減ができます。

また、人の手が関与する工程を極力減らすことができ、食中毒や異物混入などの危険を防ぐことができます。

安心・安全な食品を生産するために、食品を扱う際には厳しい衛生管理が求められています。そのため、国際的に認められているHACCPという衛生管理システムを導入する動きが高まっています。

HACCP

HACCPとは原料の仕入れから出荷までの全工程で、細菌の汚染や混入物などの危険を防止するため、特に重要な管理が必要となる地点を継続的に監視・記録する工程管理システム。異常が発見された際は迅速な解決策をたてることができ、不良製品の出荷を未然に防ぐことができます。

HACCP認定を受けることは難しく、様々な審査を受けて認められなければ取得できません。業務のマニュアル化、記録したデータの管理など、施設の設備だけでなく運営面でのシステム化が必要となります。トンネル式の導入によって工程を自動化し、機械によって作業を管理することができるので、認定を受けやすくなります。

認定されると、衛生水準が向上するので食品事故を防ぐことができ、万が一製品トラブルが起こったときに、原因究明や改善が容易にできます。衛生面のメリットだけではなく、外部からの客観的な評価なので社会的信用を得ることができ、衛生管理の取り組みを消費者にアピールすることができます。
 

トンネルフリーザーの導入で可能となることとは?

トンネルフリーザー
出典:http://www.oks-delica.jp/traceability/page/37/

 トンネルフリーザーは、液体状・粒状の製品、袋物・裸物の製品などに対応することができるので、様々な食品加工場で導入されています。シューマイ、餃子、ハンバーグなどの加熱調理品、肉類や魚介類、フライや麺類などの粉製品、飼料、野菜類など、幅広い食品の冷凍に使われています。

例えば、水産加工場では、サンマを一枚一枚冷凍するために使われています。内臓や小骨を取り除いた魚をベルトコンベアの上に並べて冷却。-48℃に設定して約7分間で凍結させることができます。

魚介類は収穫時期があるので、数ヶ月という限られた期間しか漁獲できません。一年間の総販売量を短い期間で補うために、大量生産する必要があります。

鶏肉加工場では、カットした鶏肉をベルトコンベアに運び-35℃に設定して約10分で凍結させ、バラ肉の冷凍食品を作ることができます。ロスが少なく食品の旨味を保持することができ、1時間に平均300kgの生産ができます。

餃子の加工販売工場では、トンネルフリーザーと自動包装機を導入して、ライン工程を自動化しています。細菌の繁殖、異物混入を防ぐことができるので、HACCP対応型工場として食品の衛生管理に力を入れています。

他の機械と連結させて工場内のラインに組み込ませることもできます。
このように、トンネル式にすることで衛生的で効率良い作業を可能にし、また工程を自動化して生産性を上げることができます。

より高品質な冷凍能力を備えている3Dフリーザーやプロトン凍結機においても、トンネル式に対応しています。

3Dフリーザーは予冷の必要がないので、高温の食品をそのまま冷凍することが可能。霜が付きにくいので、霜取りの回数が少なく作業効率が改善されます。また、全方向から包み込むように冷風を当てるので、食品を飛び散らかすことがなく冷凍前と変わらない状態を保つことができます。

プロトン凍結機は、食品に冷風を当てるだけでなく、磁石と電磁波を融合させて凍結させます。食品内の水分が凍る際、氷結晶の成長を抑制し細胞組織を壊さずに凍結します。冷凍のダメージを最大限に防ぐことができるので、鮮度維持が難しい生鮮品においても、生と変わらない品質を保つことができます。

また、液体凍結方式の、リ・ジョイスフリーザーもトンネル式に対応しています。液体凍結は、空気凍結に比べて圧倒的な速さで食品を凍らすことができるので、凍結時間をより短縮することができます。

まとめ

トンネル式にすることで、効率よく冷凍することができ、長時間の稼働ができるので生産性が向上します。

また、安心で安全な食品作りを可能にし、食品の鮮度を維持できるので消味期限を伸ばして、販売チャンスの拡大という付加価値向上につなげることができます。

大量生産を考えている方は、機械の性能を吟味し、トンネル式を導入してみてはいかがでしょうか。

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