【冷凍すべき!?】食パンの冷凍方法と解凍方法、厳選レシピ5選!
すぐには食べない食パンを保存するのに一番適しているのは、実は冷凍保存だったということを知っていますか?
水分が多く乾燥しやすかったり、カビが生えやすい食パンは、常温保存では2~3日程度しか日持ちがしません。
食パンを冷蔵保存してしまうと、デンプンが劣化して硬くなり、美味しくなくなってしまうのです。
上手に冷凍保存することで、美味しさを保ちながら長期保存が可能になります。
パンを無駄にしてしまったことがある方や、安売りの時に沢山買いだめしておきたいという方に、おすすめの食パンの冷凍方法と冷凍焼けを防ぐ保存方法をご紹介します。
目次
食パンを冷凍するメリット
美味しさを保てる
常温や冷蔵よりも、冷凍保存の方が長く食パンの美味しさを保つことが出来ます。
湿気に弱い食パンは、常温保存ではいつの間にかカビが生えてきて、美味しくなくなってしまいます。
食パンに含まれているデンプンは、0℃に近いほど劣化が進みます。
3~5℃に保たれている冷蔵庫内は、デンプンの劣化を早めてしまうので、食パンの保存には適していません。
冷蔵庫に入れると、固くなってしまうのはデンプンが劣化しているからなのです。
デンプンの劣化を抑えるためには、水分を飛ばして乾燥させるか、マイナス20℃以下に一気に温度を下げるしかありません。
ふんわりとした食パンの食感を保つためには、マイナス18℃に設定されている冷凍庫で、なるべく早く低温で保存するのが適しているのです。
カリカリの食感が楽しめる
食パンを冷凍保存すると、表面の水分が適度に蒸発し、トーストにした時にカリカリとした食感が楽しめます。
ピザトーストなどにしたい場合にも、凍ったまま具をのせて焼くだけで、カリッとした食感になります。
しっとりとした食感のパンがお好きな方は、霧吹きや水分を含ませたキッチンペーパーで、表面に少し水分を含ませて下さい。
焼くときに工夫すれば、カリカリ派の方も、しっとり派の方も納得の美味しさです。
正しい食パンの冷凍方法
正しい冷凍方法の手順
1) 食パンを食べやすい大きさに切り分けます。
パン粉を作る用や、小さく切ってから焼くことの多い方など、使う時のことを考えて調節して下さい。
2) 1枚ずつ空気に触れないように、ピッタリとアルミホイルかラップで包みます。
小さく切り分けた場合でも、一回に取り出す分量ごとに包んでおくことで、冷凍焼けを防ぐことが出来ます。
3) 一度に使う分量ごとに、別のフリージングバックなどに入れて、適度に空気を抜きます。
なるべく空気を抜いて、空気に触れさせないで冷凍すると、冷凍焼けを防ぐことが出来ます。
一方、空気を抜きすぎると、食パン本来のフワフワとした食感が楽しめなくなるので、注意が必要です。
4) 金属トレイの上に乗せ、冷凍庫の設定を強にするなどして、なるべく低温で冷凍します。
金属トレイがない場合には、アルミホイルでも代用可能です。
冷凍焼けせずに冷凍するためのポイント
熱伝導率の良いアルミホイルに包めば、低温で早く冷凍することが可能です。
一方、ラップに包むと乾燥や臭い移りを防ぐことが出来ます。
フリージングバックに入れるので、どちらで包んでも乾燥や臭い移りを防ぐことが出来ますが、長期保存をお考えの方はラップの方がおすすめです。
冷凍庫内にスペースが少なく、潰れてしまう心配がある方は、食パン専用の冷凍保存容器を使って下さい。
長期間冷凍保存して、乾燥してしまった場合には、凍ったままおろし金ですり下ろし、パン粉にして活用出来ます。
冷凍焼けを防ぐためには、空気を抜いて急速冷凍したフリージングバックの中身は1回分にし、一度に使い切ることがポイントです。
冷凍庫の温度を一定に保つために、開け閉めの少ない場所に入れ、冷蔵庫の開け閉めの回数や時間に注意することも大切です。
冷凍食パンの解凍方法と保存期間
冷凍食パンの解凍方法
冷凍食パンは、凍ったまま焼くことが出来ます。
8枚切り程度の厚さなら、いつもと同じようにトーストして頂くことが出来ます。
厚めに切っているなら、ラップに包んで(冷凍した時にラップに包んであるものはそのままでOK)600Wのレンジで30秒ほど温めてからトーストします。
しっとりとした食感を味わいたい方は、一度ラップやアルミホイルを外して霧吹きなどで水を付けてから、調理して下さい。
カリッとした食感を楽しみたい方は、凍ったまま調理するのがおすすめです。
トーストの色をあまり付けたくない方は、アルミホイルに包んで(冷凍した時にアルミホイルで包んでいるものはそのままでOK)、焼いて下さい。
美味しく調理したい場合には、食パンの表面を湿らせてから、アルミホイルで包みます。
アルミホイルに包んだまま5分程加熱します。
庫内が温まったら、アルミホイルを外して2分程加熱して、こんがりと焼き上げます。
冷凍食パンの保存期間
冷凍食パンの保存期間は、2週間~1ヶ月です。
一度開けたフリージングバックの封をして、残りをもう一度冷凍庫に戻している場合には、保存期間は2週間程度です。
冷凍庫の開け閉めの回数が多い場合や夏の暑い時期には、冷凍庫内の温度が変動しやすいので、早めに食べるようにして下さい。
冷凍庫内の温度変化が少なく、適切に冷凍保存出来ていれば、1ヶ月は美味しく頂けます。
食パンは、臭いを吸収しやすいので、近くに入れる物にも注意が必要です。
気になる場合には、サランラップなど臭いが防げるラップの種類も選んで下さい。
>>【冷凍で長持ち】野菜の保存方法で気をつけるべき3つのポイント
冷凍食パンを使った簡単レシピ5選
冷凍食パンで作りやすい!憧れのラピュタパン
☑〈材料〉
・冷凍食パン 1枚
・卵(Mサイズ) 1個
・ベーコン 1/2枚
・とろけるチーズ 適量
・マヨネーズ 適量
・塩コショウ 適量
・マーガリン 適量
〈作り方〉
1) 冷凍食パンをアルミホイルに乗せて、マーガリンを塗ります。
2) マヨネーズで食パンの縁に土手を作ります。
3) 卵を白身と黄身に分け、白身の半量を土手の中に流します。
4) 中央に卵黄をのせます。
5) ベーコン・チーズとお好みで野菜などの具を乗せて、塩コショウを振ります。
6) アルミホイルに乗せたまま、オーブントースターで、5~6分焼いたら出来上がりです。
卵がとろっと半熟がおすすめですが、焼き加減はお好みで調節して下さい。
冷凍食パンで簡単おやつ!レンジDEココアラスク
出典:https://cookpad.com/recipe/4300352
☑〈材料〉
・冷凍食パン 1枚
・調整ココア 小さじ1
〈作り方〉
1)食パンは凍ったまま、食べやすい大きさにカットして、調整ココアをかけて絡ませます。
2)耐熱皿に並べたら、ラップをかけずにレンジで1分加熱します。
3)一度取り出し、パンの位置や向きを変えながら、水分が飛ぶように30秒位優しく混ぜます。
4)レンジで30秒加熱したら、取り出して混ぜ合わせます。
5)4)をもう一度繰り返して、一部カリッとして来たら、少し水分が残っている位でOKです。
6)全体が冷めるまで、そのまま置き、水分が飛んでサクサクになれば、出来上がりです。
ココアの代わりに、抹茶パウダーや粉砂糖・粉チーズなども試してみて下さい。
冷凍食パンで時短!ふわとろフレンチトースト
☑〈材料〉
・冷凍食パン 1枚
・卵 1個
・牛乳 120㏄
・砂糖 小さじ半分
・バター 小さじ1
・メープルシロップ お好みで
〈作り方〉
1) 冷凍食パンを16等分に切り分けます。
2) 卵と砂糖と牛乳をしっかりと混ぜ合わせて、卵液を作ります。
3) 卵液に、パンの耳の方から順番にパンを浸していき、卵液を浸み込ませます。
4) 熱したフライパンにバターを入れて溶かしたら、パンの耳の方からパンを乗せていきます。
5) 余った卵液も加えて、パンに焼き目がつくまで焼き、ひっくり返して、きつね色になるまで焼きます。
6) お皿に盛り付け、メープルシロップをかけたら出来上がりです。
フルーツやホイップクリーム・チョコソースなどをトッピングしても良いですね。
冷凍食パンでボリュームアップ!カリカリクルトン
☑〈材料1回分〉
・冷凍食パン 1枚
〈作り方〉
1) 厚さ1㎝の冷凍食パンを1.5センチ角に切ります。
2) キッチンペーパーを敷いた耐熱皿に、カットしたパンを重ならないように並べます。
3) 600Wのレンジで30秒加熱したら、かき混ぜます。
4) もう一度重ならないように広げて、3)の工程を全部で3回繰り返します。
5) オーブントースターにクッキングシートを敷き、1分焼きます。
6) かき混ぜて、再度オーブントースターで1分焼いたら出来上がりです。
そのまま、砂糖や塩をまぶしておやつにしても良いですし、サラダやスープのボリュームアップにも活躍しますね。
型抜きなどを使って、星やハートの形に作るのもおすすめです。
パン粉DE一品!冷凍食パンの変身チーズ焼き
出典:https://cookpad.com/recipe/3302182
☑〈材料〉
・冷凍食パン 60~70ℊ位
・卵 1個
・マヨネーズ 大さじ1
・粉チーズ 大さじ1
・牛乳 40㏄
・お好きな野菜 適量
・とろけるチーズ 適量
・塩コショウ 少々
〈作り方〉
1)お好きな野菜を粗みじん切りにして、フライパンでしんなりするまで炒めて、塩コショウで味を整えます。
2)冷凍食パンをおろし金ですり下ろすか、フードプロセッサーを使って、パン粉にします。
3)パン粉・溶き卵・マヨネーズ・粉チーズ・牛乳と1)を混ぜ合わせて、食べやすい大きさに丸めます。
4)油を引いたフライパンを熱し、弱火から中火で焼き色が付くまで、焼きます。
5)ひっくり返して蓋をし、2~3分蒸し焼きにします。
6)耐熱皿に並べて、とろけるチーズとパン粉(大さじ1~2)を乗せて、トースターで4~5分、こんがりと焼いたら、出来上がりです。
まとめ
食パンの冷凍方法と5つのレシピは如何でしたか?
袋を開けてしまった食パンは、乾燥やカビの発生など劣化が進みやすいので、早めの冷凍保存がおすすめです。
冷凍焼けを起こさないためには、一回分ずつ小分けにして、ラップやホイルに包んでフリーザーバックに入れましょう。
面倒でもなるべく小分けにして、空気に触れさせないこと、一度取り出したものは使い切ることも大切です。
万が一冷凍焼けを起こしてしまった場合にも、部分的に取り除いてパン粉にして活用出来ます。
美味しさを長持ちさせる食パンの冷凍保存を試してみて下さいね。
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