とうもろこしの冷凍保存方法とレシピをご紹介【写真付きで解説!】

とうもろこしを買いすぎて、余らせてしまったことはないでしょうか?

そんな時はとうもろこしの冷凍保存に挑戦してみませんか?長く保存できるだけでなく、冷凍しておけば時短料理や様々なお料理の飾りつけに大活躍します。

時間をかけずに美味しくて、見栄えもよいお料理が作りたい!そんな願望を叶えてくれる、とうもろこしの冷凍保存についてご紹介します。

とうもろこしの冷凍保存方法

とうもろこしの冷凍

とうもろこしの冷凍保存方法は、

・時間がない時でもできる生のまま冷凍する方法
・丸ごと1本でも美味しく冷凍できるレンジを使う方法
・時間があるなら本格的な火を使ってから冷凍する方法

の3種類があります。それぞれご紹介しましょう。

もっとも簡単な生のまま冷凍する場合

冷凍とうもろこし

まず、もっとも簡単な生のまま冷凍にする方法を2つご紹介します。

1つめは、とうもろこしの皮やひげを取り除き、丸ごと1本または、いくつかに切ってからラップに包みます。そして、フリーザーバックに入れて密封し、冷凍庫に入れます。

2つめは、とうもろこしの皮やひげを取り除き、さらに実の部分を手でむしり取ります。そしてラップに包み、フリーザーバックに入れて、冷凍庫に入れます。

上手に冷凍するコツは、フリーザーバッグの空気をよく抜くことです。余分な空気が入っていると劣化のスピードが速まります。

電子レンジを使ってから冷凍する方法

子レンジを使ってからトウモロコシを冷凍

次に、レンジで加熱してから冷凍にする方法をご紹介します。とうもろこしの皮やひげを取り除き、丸ごと1本をラップに包んでレンジに入れます。

大きさにもよりますが、加熱時間の目安は500~600Wで5分程度です。粗熱がとれてからラップを外し、切り分けたり、実をほぐしたりします。

新しいラップで包みなおして、フリーザーバッグに入れて、冷凍庫に入れます。

上手に冷凍するコツは、レンジで加熱後、すぐにラップを外さないことです。すぐに外すと実がシワシワになってしまいます。必ず粗熱をとってから外します。

本格的に火を使ってから冷凍する方法

火を使ってからトウモロコシを冷凍

最後に、お鍋で茹でてから冷凍にする方法をご紹介します。

とうもろこしの皮やひげを取り除き、丸ごとの状態で沸騰した鍋で茹でます。本数にもよりますが、ゆで時間の目安は中火で5分程度です。

茹であがったらすぐにラップを巻き、その状態で粗熱を取ります。粗熱が取れたらラップを外し、切り分けたり、実をほぐしたりします。

新しいラップで包みなおして、フリーザーバッグに入れ、最後に冷凍庫に入れます。

上手に冷凍するコツは、実がシワシワにならないように固めに茹でることです。

解凍方法と冷凍保存期間

トウモロコシの解凍

冷凍とうもろこし解凍方法

冷凍した時のフリーザーバッグからとうもろこしを出し、ラップの状態にしてレンジで加熱します。

加熱してから冷凍したものは、トースターで軽く焼いて食べてもよいです。

実をほぐして冷凍したものは凍ったままでもお料理に使うことができます

冷凍とうもろこし保存期間

冷凍したとうもろこしの保存期間は、目安として1か月間です。

冷凍の仕方によっても変わってきますが、生のまま冷凍したものは、レンジで冷凍したものや火を使って冷凍したものと比べると、加熱処理していない分、劣化が速いです。

また、1か月以上になると、乾燥したり栄養分が損なわれたりするので、目安期間内に食べきるようにしましょう。


栄養士が解説!とうもろこしの栄養について

コーンの栄養素のグラフ

とうもろこしは、野菜の中では高カロリーで、糖質やたんぱく質を含んでいるので、エネルギーの補給源にぴったりです。
さらに、疲労回復効果のあるアスパラギン酸や、脳の機能を活性化させるグルタミン酸、免疫機能を向上させるアラニンなどのアミノ酸も含んでいます。
2種類の茹で方
① 熱湯に投入して5分ほど茹でる➙果肉がシャキッとする
② 水につけたとうもろこしを加熱し、5分ほど沸騰させる➙ジューシーな味わい

どちらも茹で上がった際に10分ほど濃い塩水につけておくと、塩分が果肉にしみこみ、冷めてもハリのある状態が保てる

とうもろこしの選び方
1.皮付きのものを選ぶ場合は、色が鮮やかなもの
2.ヒゲが茶色くフサフサしているもの➙完熟
3.粒がびっしり詰まっていて、大きさがそろっているもの

また、収穫してから時間が経つにつれどんどん栄養が失われていくと言われています。
すぐに食べない場合は、茹でるなど下ごしらえをして、冷蔵・冷凍保存をしましょう。

*冷凍する場合は、固めに茹でて実を外して小分けにしておきましょう☝

るりさん
栄養士るり

戸板女子短期大学で栄養士の資格を取得し、同大学を卒業。卒業後杏林大学で食品衛生管理者の資格も取得。現在はデイブレイク株式会社で食材の冷凍情報を発信しながら、様々な食材の冷凍実験を統括。趣味は旅行とフラダンス。好きな野菜はブロッコリー。


>>【冷凍で長持ち】野菜の保存方法で気をつけるべき3つのポイント

冷凍とうもろこしを使った簡単レシピ5選

とうもろこしを使ったお料理は意外に簡単なものが多いです。

おやつから、もう1品欲しい時まで、時短で作れるレシピを5つご紹介しましょう。

とうもろこしの炊きご飯

とうもろこしの炊きご飯

☑材料
・冷凍とうもろこし 1本分
・ご飯 3合
・薄口醬油 大さじ1

<作り方>
1)お米を研ぎ、炊飯器にいれて水を3合の目盛りまで加えてしょうゆ加える。

2)冷凍のとうもろこしをカットして炊飯器のお米の上に並べて炊く。

3)炊きあがったらとうもろこしを取り出し、芯から粒をそぎ落とす。

4)そぎ落としたとうもろこしをご飯に戻して混ぜ合わせたら完成です。

コーンスープのレシピ(ミキサーなし編)

コーンスープ

☑材料(2人分)
・冷凍とうもろこし(丸ごと1本またはカットして冷凍したもの) 40g
・牛乳 400cc
・コンソメ 2個
・塩 少々
・こしょう 少々

<作り方>
1)冷凍とうもろこしにラップをかけて、レンジで加熱して解凍します。これをおろし器でおろします。

2)鍋におろしたとうもろこし、牛乳、コンソメを入れて、弱火で5分程度加熱します。

3)塩とこしょうで味を整えて、出来上がりです。

上手に作るコツは、おろし器でおろす時に、芯ぎりぎりまでおろすことです。栄養分と旨味を取り込むことができます。

バターコーンのレシピ(フライパン編)

バターコーン

☑材料(2人分)
・冷凍とうもろこし(実をほぐして冷凍したもの) 40g
・バター 5g
・塩 少々

<作り方>
1)フライパンに冷凍とうもろこし、水、バターを入れて火をつけます。

2)水分が少し残っている状態で火を止めます。

3)お皿に盛りつけて、残りのバターを乗せて、出来上がりです。

上手に作るコツは、水分を多少残して火を止めることです。余熱でとうもろこしがふんわりと仕上がります。

コーンサラダのレシピ(レンジ編)

コーンサラダ

☑材料(2人分)
・冷凍とうもろこし(実をほぐして冷凍したもの) 40g
・好みの具(野菜、ハム、ツナ缶など) 適量
・マヨネーズ 適量

<作り方>
1)冷凍とうもろこしをレンジで加熱して解凍します。

2)ボールに入れて、その他の好みの具も入れます。

3)マヨネーズで和えて、出来上がりです。

上手に作るコツは、とうもろこしだけでもよいですが、できれば好みの具を工夫するとよいでしょう。美味しさだけでなく、彩など見栄えの良さも考えましょう。

カイワレ大根や、にんじん、ブロッコリー、パプリカなども素敵です。

コーンポタージュのレシピ(ミキサー編)

コーンポタージュ

☑材料(2人分)
・冷凍とうもろこし(実をほぐして冷凍したもの) 40g
・牛乳 400cc
・生クリーム 50ml
・コンソメ 2個
・塩 少々
・こしょう 少々

<作り方>

1)冷凍とうもろこしをレンジで加熱して解凍します。

2)少量のとうもろこしを残して、ミキサーに入れ、牛乳も加えてミキシングします。

3)これを鍋に入れて、生クリームとコンソメを加えて火にかけます。

4)最後に残しておいたとうもろこしを加えます。塩とこしょうで味を整えて、出来上がりです。

上手に作るコツは、全部のとうもろこしをミキシングするのでなく、飾り用に少量を残しておくことです。最後に乗せると、見栄えもよく、触感もよくなります。

まとめ

いかがでしたか? 

とうもろこしを冷凍保存にしておくと、お料理に大活躍してくれます。冷凍とうもろこしは冷凍庫からさっと取り出して、そのまま使うこともできる便利アイテムです。

色が綺麗なので、お料理を華やかにしたい場合に重宝することも。思い立ったらすぐにできるので、ぜひとうもろこしの冷凍保存に挑戦してみて下さい。

この記事の監修者

富山 知樹

ARTLOCKラボ マネージャー/管理栄養士/調理師
富山 知樹

フランス料理に魅了され、料理の世界へ。渡欧し二つ星レストランで修行。帰国後も日本のレストラン、会員制ホテルにて前菜・メイン・パン・デザートなどの部門を担当しつつ研鑽を積む。食による社会貢献や課題解決のため管理栄養士の資格をとり、現在はデイブレイクにて食×冷凍の研究を行うラボチームマネージャーを担当。

完全予約制凍結比較テスト

国内で唯一!凍結比較テスト

\ お申し込みはこちら!/

ご予約フォーム

お電話でもご予約を承っております。

03-6433-2855

(受付時間:平日9:30~18:00)

Related 関連記事

弊社は急速冷凍のスペシャリスト! まずはお気軽にご相談ください。

03-6433-2855

(受付時間:平日9:30~18:00)

『結局、どの機種がいいの?』と
お悩みの方にオススメ !

急速冷凍機診断