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ホテルの人手不足の現状と求人や労働の課題を解決した事例を紹介

長年の深刻な人手不足に悩まされてきた宿泊業界ですが、今後さらに人手不足が深刻化することを知っていますか?

時代の移り変わりとともに人手不足の状況も変化しており、さらに今後2025年問題と呼ばれる日本の超少子高齢化による影響で、新たな人材獲得がますます困難な社会になるだろうとも言われています。

また、人手不足による労働環境の悪化とサービス品質の低下は、結果的にホテルの顧客満足度の低下と売上の減少を招くなどの負の連鎖に陥るため、大きな問題となっています。

一方で、新たな取り組みによって就業希望者が後を絶たないほど、人手不足の状況を改善できたホテル・旅館の事例もあります。

この記事では、宿泊業界の人手不足の現状とその原因をお伝えすると共に、深刻化が進む人手不足への具体的な対策、そして待ち受ける2025年問題に向けた新たな施策も成功事例と併せて紹介して行きます。

人手不足の現状

ホテル・旅館などの宿泊業界は万年人手不足の業界と呼ばれ、企業の約8割が深刻な人手不足に陥っていると言われています。

厚生労働省の調査「令和3年雇用動向調査結果の概況」では、ホテル・旅館業界の離職率は25.6%、全職種でトップとなっています。

宿泊業界が慢性的な人手不足に陥っているのは、人手不足による労働環境の悪化が原因と言われていますが、具体的な原因とその影響で起こる問題を挙げながら、それぞれの改善策を詳しく解説していきます。

人手不足になる原因

ホテルが人手不足になる原因には、対面での業務量の多さと労働環境の悪さが挙げられ、離職率が高い傾向があります。その具体的な原因とはどのようなものなのか、理由についても考えてみましょう。

離職率の高さ

離職する人が多いと、欠員をカバーする人の業務量や労働時間の増加に繋がってしまいます。従業員一人あたりの負担がどんどん増えて行くことで、さらなる離職を引き起こす原因になりやすいということです。

業務量に見合わない低賃金

国税庁が発表した「令和3年分 民間給与実態統計調査 」によると、民間企業に勤務する従業員の平均給与は443万円であるのに対し、ホテル業界の従業員の平均給与はわずか260万円にとどまっています。この数値は、コロナ禍以前からほぼ変化していません。低賃金・重労働はやがて離職や他業種に人が流れる原因になります。

長時間労働

ホテルや旅館業界は、基本的に年中無休の24時間営業です。

ホスピタリティの向上を追求する中で業務量は増加し、その結果、時間外労働や休日出勤といった労働環境悪化の要因となっている可能性が考えられます。

休みが取りにくい

労働者1人あたりの平均年次有給休暇取得率も全業界平均が58.3%に対し、宿泊業界は44.3%と著しく低くなっています。これはホテル業界が全職種の中でも休暇を取りづらい状況にあることを示しており、休めない状況は離職率や人材獲得が困難な事とも密接な関わりがあります。

ホテル開業ラッシュ

コロナ収束後にホテルや旅行需要は回復しつつあるのに対し、一度離職した従業員が転職などの理由で戻ってきていないのが現状です。

そんな状況の中で、東京オリンピックや大阪万博の開催が決まり、インバウンドをターゲットにしたホテルの新設が相次いでいることも、さらなる人手不足を引き起こす原因となっているのです。

これらの原因によって人手不足が深刻化していると言われています。

では、人手不足が進むとどのような影響が出るのでしょうか?

人手不足の影響で起きる問題

人手不足を解決する糸口を見出すためにも、先に述べた人手不足の原因が、実際にホテル経営にどのような影響を与えているのかということも考える必要があります。

ホテル経営業務改善無悪循環

従業員の労働環境の悪化

ただでさえ業務量が多く長時間労働の宿泊業は、従業員が一人やめると人が抜けた分の業務を他の従業員がやらなければなりません。そうすると従業員たちの負担が大きくなっていき、まとまった休みが取りづらい、早朝や深夜の時間帯のシフトに入らなければならないといった理由で、新たな離職を生む原因を作ってしまうことを繰り返すようになります。

顧客満足度低下

清掃や料理提供、おもてなしなど人の手が不可欠なサービスは、ホテルの品質に直結するものが多く、人手不足によってその質が低下すると顧客満足度やホテル評価が下がり、新規顧客やリピーターの獲得が難しくなります。

売上の減少

人件費をはじめ経費を削減することはサービス品質の低下につながりやすく、結果的には宿泊者数が減少して売上が落ちることにつながってしまいます。

このように、人手不足が発端となり次々に引き起こされる労働環境や経営の負の連鎖を食い止めなければホテルの存続自体が危ぶまれます。しかも新たに待ち受ける2025年問題も見据えた施策が早急に求められるでしょう。

2025年問題

2025年問題とは

日本が超高齢社会を迎えることによる「2025年問題」は、雇用や医療、福祉といったさまざまな分野へ多大な影響を及ぼすことが予想されています。その影響で、今後のホテル業界では介護施設が併設されたホテルが増えるのではないかと言われており、要介護者の人口が増えるのに対し、介助者となる若い労働力は減少傾向です。

つまり超少子高齢化の影響が今後のホテル業界の人手不足に追い打ちをかけるとも言われており、問題への早急な対策が必要です。

人手不足への対策

長年の人手不足の問題に対して、どの宿泊施設も労働環境の改善によって離職を抑制することが従来の課題とされてきました。今までの課題とこれから新たにやるべきことを見据えながら具体策を紹介します。

労働環境の改善

従来の改善策としては、業務量、労働時間、シフトの見直し、賃金の引き上げなどが検討されてきました。また、育児世帯への待遇や、バックオフィス業務のリモートワーク推進、また福利厚生の内容を見直すことで従業員の負担を軽減させながら、施設で働くメリットを感じてもらえるような職場環境にしていくことが重要視されてきました。

しかし、新たな人材獲得を目指しても、そもそも働き手となる若い世代の人口が減少していることが人手不足の大きな原因とも言えます。仮に新たな人材を増やせたとしても、人材育成にかかる時間と労力を考えると、それだけで労働環境や経営全体が良くなる保証はありません。


では、労働環境を改善するために本当にやるべき事とは一体何なのでしょう。

人手不足を解決する真の課題

そもそもホテルの人手不足が深刻化する背景には、人手不足→労働環境の悪化→離職→サービス品質低下→顧客離れ→売上減少→採用予算不足→人手不足…という経営の悪循環が根本にあります。

その経営体制を好循環化することがホテルの人手不足を根本的に解決する事になります。

そう考えた時、まず着手すべきは「効率化」です。

効率化を図ることで、利益が残る→労働環境を改善→採用しやすくなり人手不足改善→サービス品質向…というような好循環に繋がり、結果として人手不足の解決に向かうことができます。

ここからは好循環を生むためのホテルの業務効率化に繋がる施策についてご紹介します。

ホテル業務効率化への施策

人手不足を解決できたホテルの事例

求人や新規雇用には、広告費や時間がかかる割になかなか希望通りの人材獲得ができない場合も多いです。だからこそ現状のスタッフ数で業務を効率化していくことが、今のホテル業界にとって最も重要となります。

そこで特に注目されるのは、ホテル業務へのデジタル技術と冷凍技術の活用です。少ないスタッフで膨大なホテル業務に対応できるようにしていくための施策として、下記のような例を紹介します。

業務のDX化

業務のDX化とは、ホテル業務にAIやIT技術といったデジタルツールを導入することです。

無人チェックイン・チャットボットによる問合せ対応・スマートロックシステム・デジタルサイネージ(案内版)・ロボット掃除機など、有人業務をできる限り無人化し、業務効率を上げる施策が、特にインバウンドターゲットの格安ホテルで目立っています。

急速冷凍機の導入

食事や客室の雰囲気を楽しむ目的のリゾートホテルでは、特に提供する料理の質を落とすわけにはいきません。また、2025年に向けてホテルに介護施設が併設されるようになれば、食事提供の品質と生産効率がますます求められるようになるでしょう。

そのための施策として急速冷凍機の導入がおすすめです。

冷凍技術の活用によって、食材の在庫管理や厨房の調理オペレーション改善など、人件費を抑えながら調理場の業務効率化サービス品質の向上を実現できます。

次の章では急速冷凍機の導入による具体的なメリットと、実際に冷凍機を導入したことで大幅な労働環境の改善に成功し、人手不足を解決できたホテルの事例もご紹介します。

人手不足の課題を急速冷凍機で解決

ホテルサービスの中でも、「美味しい食事の提供」と言うのは、顧客満足度を決める上で最も重要視されるポイントの一つです。

そこでも人手不足の問題は多く、専門技術を持った職人が不足しているために、美味しい料理というサービスの質を維持するのが困難だというホテルが多いです。ホテルの食事は一度に大勢へ提供しなければならないため、少ない調理人や配膳スタッフでも、質の高い料理を素早く提供する必要があります。

そこで人手不足と食事提供面の課題を同時に解決できる施策として、急速冷凍機「アートロックフリーザー」の導入をおすすめします。

急速冷凍機とは?施設の食事提供業務の効率化を実現

急速冷凍機とは食品を短時間に凍結させることで、品質を落とさずに長期間の保存を可能にする設備です。

特に急速冷凍機の中でも、アートロックフリーザーは、これまで難しいと言われていた精肉や鮮魚、フルーツなどの食材はもちろん、お寿司・おむすびなど白米を使った食品まで、素材の品質を落とさずに冷凍することを可能にした急速冷凍機です。

また調理された食品は、時間をかけて冷めていくときに風味が失われますが、アートロックフリーザーは、熱々の料理も短時間で凍結できるため、出来立ての味や風味を損なわずに冷凍保存が可能となります。

調理された食品の中で難しいとされていた炒め物や揚げ物などの冷凍も、一流レストランのシェフが認めるほど、質の高い味や香りを保存・再現することができます。

急速冷凍機アートロックフリーザーでできること

急速冷凍機は食材を高品質に保存し在庫を長期に確保できるようになるだけではありません。冷凍技術を活用することで、どのように業務を効率化し、人手不足を改善できるのかを具体的に解説します。

調理オペレーションの改善

手間のかかる料理などを事前に仕込んで急速冷凍し、必要なタイミングで解凍することで忙しい時間に行う作業を手の空きやすい時間に先に済ませてしまうことができます。

人手不足に悩むホテルの調理場でも少ないスタッフで多くの食事提供に対応できるようになり、食事の品質を落とさずに人件費を削減することができます。

調理の仕込みにかかる労働時間の短縮や従業員の休日の確保など、労働環境の改善新規の採用がしやすくなることにも繋がります。

専門技術を持たない人がプロの味を提供できるようになる

アートロックフリーザーは、出来立て熱々の料理をそのまま冷凍することも可能です。

あらかじめプロの職人が調理した肉や魚、技ありのデザートなどを出来立ての状態で冷凍しておけば、それを温めたり自然解凍するだけでアルバイトやパートのスタッフでもプロのシェフが作った質の料理を提供することができます。

職人不足や人件費の問題を解消しつつ高品質の料理を提供できるので、顧客満足度UPとリピーター獲得にも繋がります。

仕入れる食材のコスト削減・品質アップ

仕入れた食材をアートロックフリーザーで急速冷凍すれば、品質を維持したまま長期保存が可能です。

安い時期や旬の時期に仕入れて急速冷凍し必要な時に必要な分だけ解凍して使用すれば、仕入れコストの削減や質の高い食材を使うことができます。また、食材の廃棄を削減することにも繋がります。

冷凍業界でも課題が多い、精肉や鮮魚のドリップや白米の白蝋化も防げるため、品質劣化を防ぎながら長期保存し、解凍後に新鮮な食材としてお使いいただけます。

販路や商圏の拡大

ホテルで人気のメニューやデザートなどがあれば、それを冷凍商品として計画生産し、人手不要の通販や自動販売機、テイクアウト専門店など人件費やランニングコストを抑えながら商圏を拡大できます。

ホテルのブランド認知にもつながるため、人手不足に悩まず売上を伸ばすことが可能になります。

ホテル経営業務効率化後

急速冷凍機の導入で労働環境の改善に成功した事例

F社様 ホテル事業/レストラン事業

慢性的な人手不足に悩んでいたホテルが、アートロックフリーザーの導入と冷凍技術の活用により、ホテルの調理オペレーションを改善。労働環境の改善と人手不足の課題解決を同時に実現した事例を紹介します。

急速冷凍機の導入の成功事例

ホテルを運営しているF社様。冷凍機を導入し、ホテル内のレストランで「3か月分の在庫を計画生産できる体制」を構築しました。

地元の名産かつ特殊冷凍と相性が良い「ブランド和牛」を使ったメニューに絞り、見事に少人数体制で高品質な商品提供を実現。その結果、従業員の給与水準、働き方を改善し、応募が止まらない状態になるとともに、営業利益が出なかった事業モデルを10%の営業利益率まで引き上げることに成功しました。

冷凍技術による調理オペレーションの改善点

職人が仕込み、焼き色をつけた状態の牛肉・ハンバーグ・時間のかかるソース類などをアートロックフリーザーで冷凍し、短期冷凍保管庫へ保管。1週間以内に使わないものは長期保管庫へ。3ヶ月分の在庫を計画生産し冷凍保管を可能にしました。

料理提供前日に冷蔵庫で解凍し、提供直前にスチコンで温めるのみという簡易オペレーションを構築。アルバイトスタッフなど誰が提供しても料理の品質がぶれず、結果として顧客のクチコミや評価が上昇しました。

冷凍技術

急速冷凍機導入で改善した点

急速冷凍機導入で改善した点

急速冷凍機アートロックフリーザーの導入で、レストランの調理オペレーション改善と計画生産体制の構築と労働環境の改善を実現しました。今までは仕込みを社員一人とアルバイト3人体制で行っていたものが、社員一人で同じ生産性かそれ以上を実現し、勤務時間も大幅に短縮。完全週休2日で休みが取れるようにまで改善しました。

改善後の労働条件で求人を出したところ、応募が全くなかった状態から半月で5~6件の応募が止まらない状況になり、新たな人材獲得にまで成功。ホテルサービス品質向上と労働環境の改善の両方を実現できた結果、人件費や廃棄ロスを削減しつつホテル全体の売上増加に成功という、まさに経営体制を負の連鎖から好転させることができました。

まとめ

宿泊業界は以前から慢性的な人手不足に悩まされており、コロナ禍を経てさらに状況が悪化しています。それに対し、従来の対策では、十分な人員を獲得するために賃金増加や労働環境の改善などの方法が考えられてきました。

そんな中、新たに出てくる2025年問題を見据えた上で、人手不足の根本的な解決と、少人数体制での業務効率化を図る「急速冷凍機」の活用事例を紹介しました。

高品質に冷凍した食材や料理を活用することで、少ない人手でもサービス品質を向上できるだけではなく、計画生産体制の構築によって、従業員の働く環境を改善できる可能性が大きく広がります。

それは顧客の高評価やリピーター獲得はもちろん、従業員が働きやすい職場を実現することで、結果的に新たな人材を獲得しやすくなり、ホテルの人手不足解決と経営の循環を好転させることに繋がっていくということです。

以上の理由から、急速冷凍機の導入や冷凍ビジネスは、宿泊業界の人手不足と2025年問題にも大きな変化をもたらす可能性を秘めていると言っても過言ではありません。

今回ご紹介したアートロックフリーザーの機能性や高品質冷凍の仕組みをもっと詳しく知りたい方、ホテルの人手不足解決策として急速冷凍機導入をご検討の方は、今すぐデイブレイクにご相談ください。

この記事の監修者

木下 昌之

デイブレイク代表
木下 昌之

70年続く老舗冷凍機屋の3代目。2013年、特殊冷凍テクノロジー×ITを軸に国内唯一の特殊冷凍機の専門会社としてデイブレイクを創業。各種メディアや書籍「フードテック革命」にてフードテック企業の代表格として紹介されるなど、「急速冷凍」をコアに食品流通業界の根本改革に邁進中。

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